種類がとっても豊富!色々な食材を作った、簡単佃煮レシピ5選!
2015/10/12
もこここ
夏から秋が旬の新生姜。ひね生姜と比べると辛みが少なく軟らかで食べやすいですね。佃煮を作るには一年中出回っているひね生姜でも作れますが新生姜で作れば比較的薄味で食感が軟らかい佃煮を炊くことができます。今回は冷え予防に効果がある新生姜の佃煮の作り方を紹介します。
生姜は古くから食用、薬用として用いられてきました。日本に伝わったのは3世紀ごろ。中国から伝わったといわれ、江戸時代ごろから一般的な食用として広まったといわれています。
生姜は、植物学的にはショウガ目ショウガ科ショウガ属、茗荷やウコンも同じ種目です。
一般に新生姜と呼ばれるものには2通りあり、一つは秋に収穫される根生姜で通年出回っていますが旬(9月~10月)には色白の新生姜。そしてもう一つが赤い茎の部分が印象的な夏のうちに収穫される新生姜(6月~8月)です。
生姜には、新生姜とひね生姜があり、収穫したての新生姜は、色が白く、繊維が柔らかで辛みは爽やかです。ひね生姜は、収穫後、2ヶ月以上保管されてから出荷され、繊維質がしっかりとしていて、色も濃く辛味が強くなっています。
新生姜(生姜)は冷え対策の食材として知られています。生姜は血流を促し、カラダを温め、免疫力を高める効果があるといわれています。
生姜に含まれる辛味成分のジンゲロール、ショウガオールは油状物質で、体を温める効果があるといわれています。
ジンゲロールは、加熱前の生姜に含まれる成分でカラダの内部の熱を末端に送り、カラダの末端を温め、免疫力を強める効果が強いので、風邪予防やひき始めに効果があり、ショウガオールは加熱した生姜や乾燥した生姜に含まれる成分でカラダの中から温める効果があります。冷え予防にはショウガオールを摂取するのが効果的だといわれています。
佃煮は江戸時代に佃島で製造されてことからつけられた名前で、魚介または海苔などを醤油、みりん、砂糖で煮しめた食品(広辞苑)です。
佃煮と煮物の調味料の違いはほとんどありませんが、佃煮の方が水分量を少なくなるまで煮詰めてあり、保存食として利用できます。
佃煮には長い歴史があり江戸時代の始まりに徳川家康を救った逸話を経て、調理食品として根強く日本の食卓に息づいています。
また、佃煮は日本全国いたるところで、伝統的な日本特有な食べ物として親しまれていますが、佃煮の故郷は江戸(東京)といわれています。
その昔、中国から伝来したと言われる調理食品の佃煮。日本の伝統食として、これからも作り続けてほしいお惣菜ですね。
新生姜 200g
醤油 大さじ3
酒 大さじ3
砂糖 大さじ1と1/2
みりん 大さじ2(30ml)
炒りごま 大さじ1
かつお削り節 2パック
1.新生姜をよく洗い、赤い部分をカット。皮に大切な栄養素が多くあるので、固そうなところをスプーンで軽く取り除く。薄くスライスしてから、2mm幅くらいの千切りにする。水にさらしエグミを取り除きざるにあげておく。
2.鍋に調味料(醤油、酒、砂糖、みりん)を入れ、熱を加え沸いたら、水気をきった1.の新生姜を鍋に入れ煮る。しばらくすると新生姜から水分がでてきて、ひたひたの状態になるので、水を入れなくても大丈夫。
3.新生姜と調味料の水分が少なくなったら、鰹節を入れ混ぜる。鰹節をいれると、急に水分が少なくなるので、火を弱火にして、炒りゴマを入れ、水分が少量残るくらいまで煮詰めたら、器に盛り、佃煮完成。
新生姜がない季節にはひね生姜でも佃煮を作ることが出来ます。新生姜よりも繊維がしっかりして噛みごたえがある佃煮になります。辛みも新生姜より強いですが、その辛みが食欲をそそります。
材料
新生姜 150g
黒糖 100g
水 100ml
唐辛子 1本
作り方
1.新生姜をよく洗い、皮の汚れが気になる部分をスプーンでとりのぞき、皮ごとスライサーでうす切りにしておく。
2.鍋に1.の新生姜と黒糖と水、種をとった唐辛子を入れ火にかける。
3.沸騰したら弱火にして20分ほど煮る。
4.ざるでこして、瓶などに移す。
シロップはミルクティーに入れて、シナモンやクローブをたしてチャイ風ミルクティーにしたり、炭酸で割って手作りジンジャーエールにしたりできます。
赤ワインにジンジャーシロップを少々と柑橘類のジュースを少量加えるとサングリアになります。冬には温めてホットワインのサングリアもいけますよ。
黒糖がなければ、きび糖などでも作れます。作ったら冷蔵庫で保存してください。
材料
ざるでこしたしょうが 全部
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ4
鰹節 1パック
金ごま 適量
作り方
1.鍋に全部の材料を入れ、汁気がほんの少しになるまで炊く。
2.鰹節と金ごまをまわしかけて器に盛り完成。
この佃煮は鰹節がなくても作れます。シロップ用の甘みが残っているので、甘い佃煮になります。また、茹でることで辛みが少なくなっていますが、穏やかな辛味は残っています。
材料
ごはん 1膳分
寿司酢 適量
キュウリ 1/2本
厚焼き玉子 卵3個分
カニかまぼこ 3~4本
新生姜の佃煮 80g程度
板海苔 2枚
作り方
1.ご飯が温かいうちに寿司酢を混ぜて冷ます。
2.キュウリ、や卵焼き、かまぼこを巻きやすい形に切る。
3.まきすに板海苔をのせ、その上に1.を広げ新生姜の佃煮と2.をのせ巻く。
4.食べやすい太さに切り、皿に盛り完成。
新生姜の佃煮の辛みが食欲をそそる1品です。
材料
新生姜の佃煮 大さじ2ほど
米 2合
鮭(甘塩鮭) 2切れ
酒 大さじ1/2
マイタケ 1パック
エノキ 1/2袋
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
だし汁 400ml
大葉 (せん切り)適量
作り方
1.ご飯の釜に大葉以外の材料を全部入れ、だし汁を普段通りに入れ炊く。
2.むらしてからよく混ぜ、茶碗に盛って大葉を飾り完成。
新生姜の佃煮と鮭の塩加減によって醤油の量は少なくしてください。お米と炊き方の種類によって出汁の量も調節してください。
鮭を入れずに新生姜の佃煮だけでも、炊き込みご飯を作れます。その場合は普段の白ご飯の炊き方に昆布5cmほどと新生姜の佃煮大さじ2を入れて炊いてください。
いかがでしたでしょうか?夏から秋が旬の新生姜は、ひね生姜と比べると辛みが少なく軟らかく食べやすい佃煮が作れますね。もちろん一年中出回っているひね生姜でも作れますが新生姜なら繊維質の柔らかな佃煮を炊くことができます。
生姜は体を温めて、免疫力を強くする効果が期待される食材です。一日1かけ15gを目安に毎日摂取して、体を冷やさずに健康に過ごしてくださいね。
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