今日の晩ご飯に！鶏肉をさっぱり煮で頂くレシピを紹介します！

こってり手羽先やさっぱり煮物などさまざまな料理で大活躍の鶏肉は栄養素もたっぷり。
レシピを紹介していく前に、鶏肉の栄養について紹介していきます。

鶏肉は、牛肉、豚肉に比べて、かなり脂質が少ないく、 皮付きの鶏肉ですと、脂質量は 10％を超えますが、皮なしの場合には数％以下です。 特に、むね肉は脂質含量が２％以下ですから低脂肪の食肉と言えます。かつ、理想の脂肪酸組成に近いのが鶏肉の脂肪であると言えます。

また、鶏肉で特徴的な栄養成分の１つとしてビタミンＡがです。 ビタミンＡは、皮膚や粘膜を健康に保ったり、薄暗いところで視力を保つ,さらに抗がん作用があるとされています。 特にむね肉に多く含まれます。

鶏肉は、ブロイラーは大体７〜８週くらいで出荷するため、非常に軟らかいのが特徴です。地鶏
や銘柄鶏と呼ばれるものは 80日以上育てるので、組織が硬くなって歯ごたえが出てきま
す。このように鶏肉によっても、歯ごたえが異なります。
また、うま味成分であるイノシン酸はむね肉に多く、アミノ酸はもも肉に多いです。

たんぱく質が豊富に含まれるため、それが消化されて作られるペプチドに病気の予防効果があります。これは、特定保健用食品（トクホ）として厚生労働省に認可されているイワシ由来のペプ
チドや発酵乳由来のペプチドと遜色ない効果が期待できることがわかっています。

鶏肉にはカルノシン、アンセリンというジペプチドが多いことも特徴です。 豚、馬、カモ、魚類のものと比べてもはるかに多いのです。機能として、たんぱく質の酸化分解を抑制する抗酸化作用が
知られています。それ以外に、緩衝作用があり、特に抗疲労効果があるということで最近話題になっています。あるいは交感神経の抑制で、血圧を下げるような効果もある。あるいは尿酸値を下げる効果もあります。
さらに、カルノシン、アンセリンの抗酸化作用で細胞のがん化を予防するので今後の高齢化社会の日本に大きく貢献します。

材料(2人分)
鶏もも肉2枚
塩コショウ少々
小麦粉大さじ1
新玉ネギ1個
ニンニク(みじん切り)1片
シメジ1パック
グリーンアスパラ1束
ベーコン2～3枚
塩コショウ少々
オリーブ油大さじ2
バター20g
<煮込み用調味料>
ケチャップ大さじ4
水煮トマト(缶)1缶(1缶400g入り)
赤ワイン100ml
水50ml
固形スープの素1個
ローリエ2枚

・鶏もも肉は1枚を4つに切り、塩コショウをして小麦粉を薄くまぶす。
・新玉ネギは縦半分に切り、4つのクシ切りにする。
・シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。
・グリーンアスパラは茎の固い部分を少し切り落とし、固い外皮をピーラー等で削ぎ、分量外の塩を入れた熱湯でゆでて水に取り、粗熱が取れたら、長さ2cmに切る。
・ベーコンは幅1cmに切る。

フライパンにオリーブ油とバター10gを中火で熱し、鶏もも肉の両面にこんがりと焼き色をつける。

煮込み鍋にバター10gとニンニクを入れて中火で炒め、香りが立ってきたら新玉ネギを加え、しんなりするまで炒める。ベーコン、シメジを加えてさらに炒め合わせる。

＜煮込み用調味料＞を加え、煮立ったら(1)の鶏もも肉を加え、再び煮立ったら弱火にし、蓋をして時々混ぜながら20～25分煮る。最後に塩コショウで味を調える。器に盛り分け、グリーンアスパラを散らす。

材料(2人分)

とり手羽中…６本
チンゲンサイ…大１株
煮汁
　・酢…1/2カップ
　・酒、しょうゆ…各大さじ２強
　・砂糖…大さじ１　1/2
　・塩…少々
　・水…1/2カップ
　・にんにく…１片
　・しょうが…１かけ

手羽中は熱湯に入れ、表面の色が変わって再び沸騰してきたらざるに上げて湯をきる。鍋をさっと洗って煮汁の材料を入れて煮立て、手羽中を戻してアルミホイルなどで落としぶたをし、約15分煮る。

チンゲンサイは根元から四つ割りにし、根元と葉先を交互に重ねてラップに包み、電子レンジで約１分加熱する。水にとり、水を絞る。

器に２のチンゲンサイを敷き、１の手羽中を盛りつける。

うちの鶏手羽元さっぱり煮　材 料（４～５人分）
鶏手羽元12本くらい
卵４～５個
ブロッコリー１房
水200cc
酒30cc
めんつゆ50cc
しょうゆ50cc
酢50cc
砂糖大さじ3
しょうが1かけ

ゆで卵を作り、殻をむいておく。黄身のかたさはお好みで。
ブロッコリーは一口大に切り分け、下茹でしておく。

鍋に水、酒、めんつゆ、砂糖、酢、しょうゆを入れ、中火にかける。

沸騰したら鶏手羽元を入れ、フタをして中火のまま5分程度煮込む。その後木べらなどで上下を入れ替えるように混ぜ、弱火にして10分程度煮込む。

しょうがを千切りにして鍋に入れる。
フタをして5分程度煮込む。
(ゆで卵を半熟にしない場合はここで一緒に入れる)

肉が柔らかくなったら、下茹でしたブロッコリーを入れて火を止める。(ゆで卵が半熟の場合はここで入れる)
綺麗な緑色を出したいときは盛り付ける直前に煮汁に潜らせる程度にする。

今回はこってり竜田揚げ、チキンナゲットなど、おいしい定番の鶏肉料理ではなく、さっぱり煮物で食事がどんどん進む料理を紹介しました。
鶏肉料理って、気づいたら定番の料理になっていることが多い時やアレンジしたい時、これからの季節さっぱり煮で頂きたい時など、ぜひ参考にしてみてください。