2016/02/06
Nijiko
2016/02/14 更新
春になるとたけのこが食べたくなりますね!たけのこの天ぷらや木の芽和え。下処理さえしっかりしていれば、アクも抜けとても美味しくたべれます!たけのこの下処理方法をわかりやすく一覧にしてみました!今年こそチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
春になるとたけのこが食べたくなりますよね。
でも家で調理しようと思うと、手間になるのがやっぱり下処理。
この下処理をさぼるとアクが強すぎてなかなか美味しくなくなってしまいますよね。
今年は時間がある時にゆっくり下処理から調理してみるのはいかがでしょうか?
ここでは「米ぬか」を使ったたけのこの下処理方法をご紹介いたしますが、その前にそもそも米ぬかって何のために下処理に使うかご存知ですか?
頭の片隅に置いておくと、下処理さえ楽しくなりますよ!
まず“たけのこ”のえぐみは「ショウ酸」と呼ばれる成分が原因です。
米ぬかに含まれるカルシウムがこのショウ酸に作用しえぐみを感じなくしてくれるのです。
えぐみを抜くのではなく、感じにくくするという方が正しいかもしれませんね。
次に米ぬかに含まれる脂肪分やアミノ酸が“たけのこ”の繊維を柔らかくし、旨味を引き出す力があります。
ショウ酸は水にさらすと流れ出すのですが、それと同時に“たけのこ”の旨味成分も流れ出てしまいます。
そのため、この旨味成分を残しつつ、えぐみを感じさせない為に下処理に米ぬかを使うのですね。
米ぬかがない場合の“たけのこ”の下処理は、“米のとぎ汁”を代用します。
今や科学的に証明されていますが、この“たけのこ”の下処理方法を考えた先人たちは凄いと思いますね。
“たけのこ”の下処理は思っているよりも簡単です!
用意するものは「たけのこが入る大きな鍋」と「たっぷりの水」
そして「米ぬか(カップ1杯程度)」「鷹の爪(2、3本)」です。
ちなみに鷹の爪はえぐみを殺すためと言われています。
①“たけのこ”をタワシでキレイに洗います。
②画像のように先端を斜めに切り落とします。
(たけのこの先端を切り落とすのは、この部分が一番アクが多いからです。)
③先端を切り落としたら、縦方向に深く切り込みを入れます。切り込む方向は1/3から半分程度です。
④“たけのこ”を大きめの鍋に入れ、水を張ります。
米ぬかと鷹の爪も一緒に入れます。
⑤鍋を火にかけたら沸騰するまで強火、沸騰したら弱火で1時間茹でます。
竹串をさして中まですーっとささったら、茹で上がりです。
火から鍋をおろし、ゆで汁を貼ったまま一晩置きます。
⑥“たけのこ”を鍋から取り出し、付着したぬかを取り除きながら水洗いしながら皮をむきます。
※茹で上げた時白い粉がでてきますが、これはチロシンでアミノ酸の一種なので、食しても問題はありません。
⑦根元にあるポツポツした部分は削ぐようにして切り落とします。
この⑥と⑦の下処理作業が一番大変かもしれませんね。
私はこの下処理中によく手がかゆーくなってきます。
その程度であく抜きの下処理加減を調べたりしますが、アレルギー持ちの人は無理しないでくださいね。
⑧下処理をした“たけのこ”を容器に入れ、キレイな水をはり、冷蔵庫で保存します。
水を毎日取り替えれば一種間ほど美味しい“たけのこ”が食べれますよ。
いかがでしたでしょうか?
確かに時間はかかる“たけのこ”の下処理ですが、鍋に入れて目を離していても米ぬかのおかげで、ふきこぼしの心配がありません。
一度“たけのこ”の下処理をしておくと、意外に長く持つので、いろいろな“たけのこ料理”を市販の“たけのこ”ではなく“新鮮で美味しいたけのこ”で楽しむことができるのです!
下処理の香りまでもが美味しく感じてきますね。
“たけのこ”の下処理終わったら早速調理してみましょう!
頑張って下処理をしたおかげで、とっても美味しくなっているはず!
これであなたも下処理マスターです!
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