2016/07/26
nacherin
牛すじは居酒屋やおでんでは定番になっていて、好きな方も多い食材ですが、下ごしらえの仕方などレシピがあまり知られていないので、家庭で料理に使ったことがある方は少ないかもしれません。今回は時間をかけても食べたくなる牛すじレシピをご紹介します!
おでんや居酒屋ではメジャーな食材となった「牛すじ」ですが、家庭で普段使いするという方は少ないかもしれません。脂やアク、臭みが多く、食べられるまで柔らかくするには時間がかかるので、煮込みだけでも手間がかかってしまうからでしょう。
牛すじとは、アキレス腱のあたりの脂身が少なく、コラーゲンたっぷりの部位、あるいは下処理でそぎ落とした筋ばった部位のことです。
欠点は筋が固いだけで、おでんに使われるのも長時間煮込んでも崩れず、ダシがたっぷり出るからですので、実は味については申し分ないわけです。
それでいて他の部位より安く手に入るので、料理に凝る人に人気があります。
今回は牛すじの様々なレシピをご紹介して、レシピの可能性を探りたいと思います!
牛すじ肉 200g
大根 1/2本(1~2㎝厚さの半月切り)
こんにゃく 1枚
しょうが ひとかけ
(調味料)
●味噌 大さじ3
●砂糖 大さじ2
●みりん 大さじ2
●醤油 大さじ1
●酒 大さじ2
●だし汁 1.5カップ
牛すじ肉は下ゆでして、アクや脂を取る。
別に、こんにゃくも下ゆでしておく。
そのあと、牛すじ肉とこんにゃくは一口大に切る。
1.牛すじ肉、こんにゃく、切った大根、スライスしたしょうが、調味料全てを圧力なべに入れ、加圧して20分煮込む。
2.圧が下がったら、フタを取って煮汁が半分くらいになるまで煮詰める。
3.盛り付けてお好みでネギや七味(分量外)を振りかけて完成。
牛すじ肉煮込みの定番「どて焼き」を圧力鍋で作る時短レシピです。牛すじの強い個性が、味噌と組み合わさるとうまく落ち着きます。
「ぼっかけ」とは、牛すじとこんにゃくを醤油味で煮込んだ料理です。神戸のあたりで親しまれており、焼そばに乗せた「ぼっかけ焼きそば」は人気急上昇のご当地B級グルメです。
牛すじ肉 約300g
板こんにゃく 1枚
★水 400cc
★醤油 大さじ4
★酒 大さじ4
★砂糖 大さじ4
1.牛すじは切らずに圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかけ、加圧時間10分で火を止めて、フタが取れるまで待つ。
2.牛すじをザルにあけてよく洗い、一口大に切ってひたひたの水と酒50ccを入れて火にかけ、加圧時間10分。
3.こんにゃくはさいの目に切り、湯通ししてアク抜きする。
1.下ごしらえした牛すじ、こんにゃく、★の調味料を圧力鍋に入れ火にかける。
2.ピンが振れたら弱火にし、加圧時間5~7分で火を止め、フタが開くようになったら煮汁が少し減るまで15分ほど煮込んでできあがり。
下ごしらえから圧力鍋をフル活用されたレシピです!きちんと下処理で牛すじのアクや臭みを取りながら、柔らかくとろけるような食感と、こんにゃくのプリッとした食感のハーモニーが絶品のレシピです。
牛すじ 300g
じゃがいも 4個
玉ねぎ 2個
人参 1/2個
だし汁 2カップ
酒 大さじ3
砂糖 大さじ3
醤油 大さじ2
みりん 大さじ1
1.牛すじは圧力鍋で10分ほど加圧する。
2.じゃがいもは四つ切、にんじんは乱切り、玉ねぎはくし形に切る。
1.適当な大きさに切った牛すじ・じゃがいも・にんじん・玉ねぎを軽く炒める。
2.1にだし汁、酒、砂糖を入れて、10分ほどアクを取りながら煮込む。
3.みりんとしょう油を入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮込んだらできあがり。
牛すじの旨みを他の食材に吸わせるレシピなので、一緒に入れる材料は応用がききそうですね!野菜が美味しく食べられるので、たっぷり摂れるレシピです。
下茹でした牛すじ 400g
玉ねぎ 中3個
ミックスビーンズ缶(小) 2個
トマトソース 300g
顆粒コンソメ 大さじ2
だし醤油 大さじ1
ケチャップ 50g
チリパウダー 大さじ3~6
クミンシード 小さじ1/2
塩 少々
胡椒 少々
バター 30g
1.玉ねぎは2㎝角、牛すじは3㎝角の大きさに切る。
2.鍋にバターを溶かして玉ねぎを炒める。しんなりしたら、牛すじを加え炒める。
3.トマトソース、コンソメ、だし醤油、ケチャップ、チリパウダー、クミンシードを加えて沸騰させ、アクを取り、フタをして弱火で20分煮て火を止める。
4.30分置いたらミックスビーンズを加えて5分ほど煮て、塩胡椒で味を調えてできあがり。
牛すじとスパイシーな風味も相性が良いです。チリパウダーには匂い消しの効果もありますから、牛すじに使うこのレシピも効果的な利用法ですね。
牛すじ 500g
じゃがいも (小)8個
ニンジン 1本
生姜(スライス) 5枚
玉ねぎ 1玉
赤ワイン 400ml
トマト缶 1缶
デミグラスソース 2缶
水 2,000ml
コンソメキューブ 3個
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1
ウスターソース 大さじ1
温泉卵 4個
乾燥パセリ 少々
じゃがいも、乱切りにしたニンジンをゆでる。ゆで汁は取っておく。
別に、牛すじは沸騰したお湯で一煮立ちさせて、アクと脂を取る。
鍋に油をひいて、スライスした玉ねぎを飴色になるまで炒める。
2の鍋に牛すじを加え1~2分炒める。
赤ワイン、トマト缶、生姜を加えて、赤ワインが半量になるくらいまで煮詰める。
コンソメ、デミグラス缶、1のゆで汁、水2リットルを加えてとろみが出るまで煮込み、塩、砂糖、ウスターソースで味を調える。
器に盛り、1の野菜を盛り付け、温泉卵を乗せパセリを散らしてできあがり。
普通のビーフシチューで使う牛肉よりも、旨みが濃いので濃厚になるのが牛すじの良さです。食感もとろっとするまで煮込んでしまえば、一体感も格段にアップします。
冒頭で書いた通り、牛すじは料理好きな人には人気のある部位で、居酒屋などでも需要がありますから、スーパーでいつも見かけるわけではないかもしれません。
だからこそ、見つけた時にはぜひ買ってみて、一度挑戦してみてください!
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