2016/02/06
Nijiko
たけのこの天ぷらはサクサクほっくりとした歯ごたえと、ふんわりとした香りがたまらないですね。天ぷらにしたたけのこはコクも出て、大人も子どもも大好きな味です。たけのこを食べるとストレスに強くなり、集中力もつきます。たけのこの天ぷらのおいしい作り方をご紹介します。
今ではたけのこの水煮も出回っているので、一年中たけのこの天ぷらを食べることはできます。しかしたけのこの天ぷらは、水煮ではなく生のたけのこのほうが断然おいしいのです。
春になると竹林のあちこちから頭をのぞかせるたけのこは、収穫の時期が短いため、春のお楽しみです。野菜売り場で黒い外皮に覆われた生のたけのこを見かけるのもこの時期です。
もしも生のたけのこが手に入ったら、天ぷらに限らず何をおいてもまずはたけのこをゆでてください。
収穫後のたけのこは時間がたつにしたがってどんどんえぐみが増して、おいしく食べることが難しくなってきますから、とにかく早くゆでることが大事です。
そして最近注目されているのが、たけのこにはストレスに強くなり、集中力を高める効果のあるチロシンという物質が含まれていることです。
たけのこを切ったときについている白い粉がチロシンで、水煮のたけのこを切ったときは節の間にかたまっています。洗い流さずにそのまま天ぷらにしてください。
たけのこの天ぷらには手に入れば、もちろん採れたてのものがよいのですが、今回は一般にスーパーに出回っている生のたけのこのアク抜き方法を紹介します。
まず、たけのこの可食部分を切り落とさないように、先端1/5程度を皮ごと斜めに切り落とします。 次に、切り取った部分に垂直に切れ目を入れます。ここでもたけのこの可食部分まで到達しない程度に包丁を入れることが大切です(※これらの作業は、たけのこのアクを抜きやすく、水周りをよくするためです)
大きな鍋にたけのこを入れ、米ぬかと唐辛子を入れます(※唐辛子は種を取る必要はありません)。 そこにたけのこが十分かぶるくらいの水を入れて、水から火にかけてたけのこをゆではじめます。
たけのこのあく抜きは、たけのこ中サイズ2~3本に対して、米ぬか1カップ、唐辛子1~2本、たっぷりの水を目安として、本数が増えればそれぞれの材料を増やしてください。
たけのこと米ぬか … 2~3本に対して、ぬか1カップほど
※ゆでる水に対して1割弱くらいあればOK
唐辛子 … 1~2本
ゆで汁が沸騰したら火を弱めて、たけのこが浮いてこないように落し蓋をします。たけのこのあく抜きの時間は、1本500~750gくらいのサイズであれば沸騰してから2時間程度。 ずっしりと重たい1本1kg以上のものであれば3時間程度かかります。
たけのこのあく抜きのその他の注意点とすれば、『火加減は弱めの中火くらいで鍋肌がグツグツ沸いている状態を保つこと』 『長い時間ゆでると途中でゆで汁が少なくなるので、必ず足し水をしながらゆでること』です。
※たけのこはゆですぎて食感がやわらかくなってしまうものではありません。長めにゆでても大丈夫です。
火を止める前に、たけのこが柔らかくなっているかを竹串など刺して一応確認しておくとよいです。 ゆで上がったらすぐにたけのこを鍋から出すのではなく、ゆで汁に浸かった状態で冷まし、保存するときもこのゆで汁を使います。 保存するときは、冷めてから大きなタッパーなどの容器にゆで汁ごと移し、冷蔵庫に入れておきます。そうすれば3日は日持ちします。
①姫皮・・・薄く輪切りにして、お味噌汁の種(姫皮の味噌汁のレシピ)や、ちょっとした和え物に。(一番先は少し固くて食べられませんが)
②穂先・・・一番おいしいところなので、煮物に、吸い物に、天ぷらに、たけのこが主役の料理に、何でも使えます。
③根元・・・すこし固めですが、煮物や炒め物、天ぷら、たけのこご飯など、再度火が入るものでもおいしく使えます。
≪材料≫
新たけのこ (ゆでたもの) 200g
めんつゆ 市販のもの100㏄
卵 1/2コ
木の芽 適宜
天ぷら衣
・塩 小さじ1/2
・酒 大さじ3
・小麦粉 カップ1/2
天ぷら油 適量
≪作り方≫
1.たけのこは一口大に切り、めんつゆと一緒に鍋に入れ、数分煮て味をつける。
2. ボウルに卵をときほぐし、塩小さじ1/2、酒大さじ3、小麦粉カップ1/2を加えて混ぜ、天ぷら衣をつくる。
3.天ぷら油を170℃に熱し、たけのこに衣をたっぷりつけて入れる。カラッと揚げて天ぷらにする。器に盛り、粗く刻んだ木の芽を散らす。好みでレモンを添えてもよい。
☆POINT☆
煮もので残ったたけのこを天ぷらにすると再利用にも役立ちます。めんつゆの濃さは好みでどうぞ。
≪材料≫
細竹の子正味200g
☆天ぷら粉50g
☆水30cc~
☆塩コショウ5振り位
天ぷら油適宜
1.細竹の子は先端を斜めに切り落とし縦に一本切り目を入れると皮が剥きやすいです。
2.☆を混ぜ細竹の子に衣を付けます。
3.180度の揚げ油で天ぷらにします。
☆POINT☆
細たけのこ(ネマガリダケ)を使った天ぷらです。細たけのこはあく抜きをしなくても天ぷらで食べられます。
たけのこは味も香りもほのかで繊細ですが、天ぷらにすると天ぷら衣の中で蒸し焼き状態になるため、食べたときに味と香りがふんわりと立ち上ってきて、とてもおいしい食べ方です。
新鮮なたけのこが手に入ったら、ぜひたけのこの天ぷらをお試しください。
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