離乳食に鶏ひき肉はいつから与えてもいいの？調理方法とレシピ

肉は体を作る大事な食材ですが、タンパク質の分解酵素が作られるのはまだ月齢が低い赤ちゃんでは無理なのです。また、肉の中の脂肪分は特に赤ちゃんには分解しづらい物。お肉を選ぶなら脂肪分の少ない鶏肉、それもさらに油の少ないササミなどからはじめるのが良いでしょう。

ササミをフードプロセッサーでミンチにしたり、市販の鶏ひき肉を利用する時はササミをひき肉にしてもらったり、挽いてあるものは白い部分が少ない物を選んで購入するようにしましょう。

フードプロセッサーも無い、鶏ひき肉の脂肪の少ない物が売っていない時は、新鮮なササミを買ってきてすぐ冷凍、固くなったらおろし金でおろしてミンチにするという方法もあります。

噛んで口の中で味わう食べる楽しみを覚えてもらうための大事な時期です。歯茎でもつぶせるくらいやわらかい食材を少しずつあげましょう。鶏ひき肉は水から湯がいた物を更にすりつぶし、だし汁で伸ばして少しずつ与えていきます。いきなりたくさんは消化がまだ完全ではないのでNGですよ。

離乳食中期の鶏ひき肉は、やわらかく、ふわっとした物に仕上げる事がコツです。味付けは薄めに、片栗粉で少しだけトロミをつけるとツルンと食べられるので、赤ちゃんも食べやすいようです。

タンパク質を分解できる酵素も出来てくる頃ですが、まだまだ大人と同じというわけにはいきません。豚肉や牛肉のひき肉も使う事も出来ますが、まだまだ鶏ひき肉で進めて良いでしょう。慣れるまで脂肪分は少しずつ様子を見てあげていきます。

お肉は湯がいて使用するのでそのままだとパサパサとして食べにくいようです。ミンチを更に包丁で刻んだ鶏ひき肉を、薄味のそぼろあんに仕立てて湯で野菜などにかけてあげるようにするのが良いでしょう。

離乳食完了期は脂肪を分解する事も出来るようになった頃ですので、もう鶏ひき肉であれば脂肪分は気にせずに良いでしょう。大人からのとりわけも出来るようになります。目安は、「やわらかな固形物」美味しくやわらかく仕立てた鶏ひき肉料理を作ってあげましょう。

鶏ひき肉のミートボールと野菜を煮込んだスープなど大人からの取り分けも出来るようになります。大人用の献立も時々赤ちゃんの取り分けメニューを考慮した物にしていくと、離乳食作りの手間が減り楽になってきますね。

小さくカットして茹でたカボチャと茹で鶏ひき肉を更にすりつぶした物をだし汁で伸ばして作ります。多めに作って一回分ずつ小分け冷凍しておくと便利です。

人参と長ネギと鶏ひき肉を細かくみじん切りにした物をワンタンの皮で包みます。味付けは軽く塩のみ、片栗粉を少し入れてつなぎにします。赤ちゃんにはワンタンだけで手づかみで。ママにはワンタンスープに仕立てて召し上がれ。

取り分けできるようになる離乳食後期後半では、煮物やパスタ、味噌汁など活用できるレシピもたくさん。もう鶏ひき肉にこだわる必要も無いのでお肉も豚や牛など色んな味を赤ちゃんにも味わってもらいましょう。

鶏ひき肉ですすめるお肉の離乳食のまとめいかかでしたでしょうか。後期からは豚や牛のミンチも使えますが、仕上げ方の目安として鶏ひき肉料理でご紹介しました。参考にしていただけれぱ幸いです。