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離乳食初期にお薦めの野菜と調理法。不向きな野菜ってあるの?

赤ちゃんにとってもママにとっても離乳食初期は初めて尽くし。赤ちゃんにとって安心で食べやすい野菜と調理法をご紹介します。また、離乳食初期には不向きな野菜もあります。避けた方が良い野菜や、調理の際の注意点もあげていきましょう。

離乳食初期について

母乳やミルクだけから栄養を摂っていた赤ちゃんも、成長するにつれ、それだけでは栄養が足りなくなります。赤ちゃんにとって初めて口にするお食事は、とても重要です。

離乳食初期は、口の中に、液体以外のものが入ってきたり、もぐもぐしたり、飲み込んだり、赤ちゃんにとって初めて尽くしのことであると同時に、ママにとっても初めての離乳食作りへの挑戦となります。

離乳食初期は、赤ちゃんの今後の成長に重要なポイントとなります。離乳食初期の貴重な期間を赤ちゃんと一緒にママも楽しみたいものですね。

離乳食初期の期間

離乳食初期とは、生後およそ5カ月~7カ月頃の期間を言います。初めての離乳食は日本では、アレルギーの心配がなく食べやすい、10倍粥から始めるのが一般的です。お粥に慣れたら単品の野菜へと進めていきます。

離乳食を始める時のポイント

・お子さまの機嫌や健康状態のよい時に始めましょう。
・初めて与える食品は1日1品1さじから始めましょう。
・与えるのは午前中の授乳前が適しています。
・なめらかにすりつぶした状態のものから始めます。つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜なども試してみます。慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚などを試してみましょう。
・食べ物を口から出してしまう時は、少量を下唇の上にのせるようにしてみましょう。

出典:http://community.wakodo.co.jp

離乳食初期の最初の1カ月は、一日一食からはじめます。食品の種類は一回に一種類ずつ始めていきましょう。離乳食初期は、「慣らす」「試す」といったとても重要な期間になります。

調理の状態は?

離乳食初期の赤ちゃんにとっては、噛むことも、飲み込むことも初めての経験で難しいことです。食材には必ず火を通し、なめらかにすりつぶした状態で与えます。ヨーグルト状だということを頭において調理をすると良いでしょう。

離乳食初期に食べられる野菜は?

離乳食初期の赤ちゃんに適した野菜と、離乳食初期ならではの野菜の調理法をご紹介します。離乳食初期は食べやすくするため、野菜をすりつぶしたり裏ごししたり、多少の手間がかかります。

離乳食初期は、あくの少ない野菜からはじめましょう!調理も面倒でなく苦味もありませんから最適ですよ。
あくの少ない野菜といえば、にんじん、かぼちゃ、カブ、大根などです。 葉野菜では、モロヘイヤや小松菜なども使いやすいです。

出典:http://ママのきもち.com

にんじん

栄養価だけでなく、色味も鮮やかで食事がたのしくなるにんじんは、皮近くに多く栄養分が含まれるためピーラーなどで薄く皮をむき、水から茹でていきます。
柔らかくなるまで茹で、熱いうちにすりつぶし裏ごしします。

出典:http://ママのきもち.com

かぼちゃ

すりつぶしやすく、甘くて食べやすいので赤ちゃんも大好きなかぼちゃもこれまた栄養たっぷり。ぶつ切りにして一度冷凍させたものが茹でた時にすぐ柔らかくなります。
加熱してから皮をとり、すりつぶします。ミルクやお湯でのばしてあげましょう。

出典:http://ママのきもち.com

カブ・大根

淡白な味で、離乳食には取り入れやすいカブと大根。厚めに皮をむき、細かく切り、水から茹でていきます。あくもとっていきましょう。 熱いうちにすりつぶしお湯などでのばします。

出典:http://ママのきもち.com

モロヘイヤ

繊維が豊富で、トロトロになるので非常に使いやすいモロヘイヤ。葉だけを摘み取り、柔らかく茹でたら水にさらし、あくを抜きます。
みじん切りにしてからすりつぶし、裏ごしして、お湯でのばしていきます。

出典:http://ママのきもち.com

栄養豊富な野菜ですが、普段食べる機会が少ないという方も多いのではないでしょうか?離乳食初期の赤ちゃんに食べさせると同時にママも摂り入れることをお薦めします。

小松菜

ほうれん草はシュウ酸やあくが少し強めなので、同じく鉄分豊富な小松菜が彩りもきれいで使えます。
離乳食初期のころは、葉を柔らかく茹で、水にさらしてからみじん切りにしてすりつぶし、裏ごしします。
野菜スープなどでものばしてみましょう

出典:http://ママのきもち.com

小松菜は産後や授乳中のママに不足しがちな鉄分を豊富に含む野菜です。離乳食初期の赤ちゃんと一緒に小松菜スープを味わうと良いでしょう。

かぼちゃ、きゅうり、トマト、ピーマンなどの一般的な野菜を、離乳食ではいつからどのようにして赤ちゃんに食べさせることができるのかを調べてまとめました。

出典:http://rinyu-recipe.com

注意が必要な野菜

野菜なら何でも良いわけではありません。離乳食初期には不向きな野菜もあるので注意しましょう。

(離乳食初期は避けた方がよい野菜)
・きのこ類/ゴボウやレンコン…繊維質が多い
・ナス/ズッキーニ…アクが強い
・おくら/もやし…潰しにくい
・ピーマン/パプリカ…苦味がある
・山芋/里芋…かゆみがでやすい

出典:http://moomii.jp

初めての食事を摂る赤ちゃんに負担となるお野菜は離乳食初期の段階では控えましょう。

お薦めメニュー

離乳食初期の赤ちゃんにぴったりで、作りやすい野菜のメニューをご紹介します。

かぼちゃのお粥

【作り方】
1 ひと口大のかぼちゃを、洋風だしを使って煮ます。かぼちゃは柔らかくなりやすいよう、小さく、または薄くスライスしてください。

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2 鍋にかぶるくらいのお水を入れてかぼちゃを焚きます。柔らかくなったら裏ごしします。

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3 10倍粥を作って、ペーストにしたかぼちゃを混ぜれば出来上がりです。

出典:http://mamasup.me

甘味がある野菜なので離乳食初期の赤ちゃんにも好まれやすい野菜です。

かぼちゃは、離乳食初期の野菜の代表ともいえます。上手に取り入れていきましょう。

野菜のくたくた煮

【作り方】
1 野菜類を適度な大きさに切り、茹でて完全に火を通します。

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2 フードプロセッサーにかけてペースト状態にします。

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3 和風だし少々を混ぜれば出来上がり。

出典:http://mamasup.me

数種の野菜を使うので栄養バランスも期待できる、離乳食初期の赤ちゃんにお薦めのメニューです。離乳食に少し慣れたころに試してみましょう。

離乳食初期に気を付けること

離乳食初期の赤ちゃんは抵抗力も弱いため、食品だけではなく、調理器具や食器などの衛生管理がとても重要です。

また、消化機能も未発達のため、胃腸に負担になるような食品は避けましょう。初めての野菜は、アレルギーなどの可能性も考えて、一種類だけで調理したものを、スプーンにひと口から始めます。

離乳食初期は、どの食材にアレルギー反応があったかをみきわめるため、必ず1種類ずつ挑戦してみましょう。
また、消化器官も未発達はため、一度に初めてのものを数種類口にするのもよくありません。
野菜は素材の味だけで十分です!
調味料などは使用せず、あく抜きや裏ごしきちんとしてのどごしをなめらかにしてあげましょう!

出典:http://ママのきもち.com

まとめ

離乳食初期の赤ちゃんにとって大切なことは、食べることに「慣れる」ということです。お粥の次にお野菜へと進めていきますが、無理に種類を増やすことは必要ありません。しかし、この時期に野菜に食べ慣れていくことはその後、野菜好きになるか苦手になるかを左右することもあるようです。

また、離乳食初期に適した野菜、適さない野菜があることを意識してメニュー作りをしていきましょう。離乳食初期は調理の下ごしらえに手間がかかることもありますが、それも初期だけのこと。中期、後期と進んでいく毎に、普段の調理に近づいていきます。

離乳食初期の短い期間は、赤ちゃんにとってもママにとっても大変な時期かもしれませんが、いっしょに食事を楽しむ、ということを忘れずに取り組んでいきましょう。

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