2016/03/17
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定食屋さんや家庭料理として定番のハヤシライス。家で作るハヤシライスも美味しいですが、どうせならお店のハヤシライスみたいにコクや深みが欲しくないですか?そこで役立つのがさりげない隠し味。少し加えるだけで普段の味をぐっとワンランクアップさせる隠し味を紹介します!
ハヤシライスとは、薄切り肉とタマネギをバターで炒め、赤ワインとドミグラスソースで煮たものを白飯の上にかけた料理。海外の料理をもとに日本で変化した洋食に分類される。
カレーと同じくらい家庭料理として親しまれているハヤシライス。もともと海外から入ってきたというよりは、日本国内で日本人の舌にあわせて作られた和製洋食といえます。だからこそ長い間親しまれてきたのでしょうか。
そんなハヤシライスは今ではカレールーのようにぽんと入れたら手軽に作れる即席の固形ルーや液体ルーが販売されていますが、洋食店ではトマトピューレやケチャップ、デミグラスソースを使って作られていることが多いです。まずはその基本のレシピを紹介します。
材料(4人分)
牛肉薄切り200g
たまねぎ1個
マッシュルーム(スライス)100g
バター適量
■ ■ソース
*ハインツデミグラスソース缶1缶
*トマトケチャップ100g
*水100ml
*コンソメ粉末大さじ1
1、鍋にバターを熱し、たまねぎをしんなりするまで炒めたら、牛肉を加え炒める。
2、①に*とマッシュルームを入れ、たまに混ぜながら煮立てる。塩コショウで味を整える。
3、器にごはんを盛り②をかければ出来上がり♪
さて、基本のハヤシライスのレシピがわかったところで、今度は隠し味を入れて作ってみましょう。
どういう味にしたいかによって、隠し味に入れるものが変わってきます。
・コクをだす
・酸味をだす
・甘みをだす
おおまかにわけるとこの3パターンがあります。
パターン別におすすめの隠し味をみていきましょう。
濃口醬油
国内生産量のうちおよそ8割を占める、最も一般的なしょうゆ。塩味のほかに、深いうま味、まろやかな甘味、さわやかな酸味、味をひきしめる苦味を合わせ持っています。調理用、卓上用のどちらにも幅広く使える万能調味料です。
このように様々な味を持ち合わせる醤油は、ハヤシライスに入れると味に深みがでます。ハヤシソースを引き締められるので、仕上げに入れるのがおすすめですが、醤油には塩分が多く含まれているので多量に入れすぎると塩分のとりすぎになります。また、あらかじめ入れる塩の量を少なくするなどして調節するようにしましょう。
また上の引用文は濃口醤油のものですが、醤油には他にも種類があります。隠し味にどの醤油を使うかでまた風味が変わってくるので色々試してみるのもいいかもしれないですね。
野菜を煮込むときに一緒に固形コンソメを入れて煮込むと簡単にコクを出すことができます。ただし、コンソメを入れすぎるとデミグラスソースと喧嘩して味が落ちたり、コンソメの味が勝ってしまって味が変化してしまうので注意してください。
隠し味に味噌をハヤシライスに足してあげるとコクが生まれます。味噌を入れるタイミングは他の調味料を入れる時に一緒に入れてしまって大丈夫です。
味噌と一言で言っても味噌にも色々種類があります。作るときに使われた麹の種類、味の違いなどがあるので、入れる味噌の種類によっても味ががらっと変わります。
中でも八丁味噌がデミグラスソースや赤ワインと絶妙にマッチするので、ハヤシライスの隠し味としてはおすすめです!
「牛肉」と「玉ねぎ」、「デミラスソース」、「ケチャップ」という従来の「ハヤシソース」に「八丁味噌」が加わると、ますます豊かな味わいになる。「八丁味噌」は意外に、「デミグラスソース」や「ワイン」、「ケチャップ」と相性が良いのである。
私も初めて合わせてみたときに、この組み合わせの妙には感嘆させられた。この美味しさは感動的ですらある。この「ハヤシライス」の美味しさは、誰でもハマってしまうこと間違いなしである。コクのあるお料理が好きな方ならば尚更である。
インスタントコーヒーはカレーの隠し味としても有名ですね。もちろんハヤシライスの隠し味としてもおすすめです。コーヒー特有の香ばしさがハヤシライスに奥深い風味とコクを加えてくれます。
ウスターソースの原料は野菜や果実のジュースやピューレに調味料、香辛料を加えて作ったもので、うまみがぎゅっと凝縮されています。隠し味の定番とも言われるウスターソースはハヤシライスにもぴったりで、ハヤシライスをさっぱりと仕上げてくれます。夏なんかにはぴったりかもしれませんね。
サワークリームやヨーグルトを入れるのは、ハヤシライスではなくビーフストロガノフが正式なのですが、ハヤシライスにも隠し味としていれるとさわやかな酸味が生まれて美味しいですよ〜
トマトピューレではなく生のトマトやホールトマト缶をざくぎりにしたものをそのままどかどかと入れてしまっても、トマトの酸味がハヤシライスをすっきりした味わいにしてくれますよ。
ただ結構しっかりトマトの味がするので隠し味と言えるのかどうかは微妙なところですが…でもトマト味しっかりのハヤシライスも美味しいのでおすすめです。
黒糖の砂糖とはまた違う甘さがハヤシライスに深い甘みをもたらしてくれます。
酸っぱいハヤシライスより甘めのハヤシライスの方が好きな人には隠し味としておすすめです。入れ過ぎには注意してくださいね。
隠し味に牛乳を入れるとまろやかな甘さが生まれます。少し水を少なめにハヤシソースを作って、それを薄めるように仕上げに牛乳を入れるのがおすすめです。あんまり煮立ててしまうと膜をはることがあるので気をつけてください。
ハヤシライスにはもともと玉ねぎが入っていますが、そのくし切りの玉ねぎとは別に、隠し味に飴色までしっかり炒めた大量のみじん切りたまねぎを入れると、玉ねぎ本来の甘さがでてハヤシライスにしつこくないうまみを含んだ甘みが加わって美味しいですよ!
みじん切り玉ねぎはほとんど形がなくなってしまうくらい煮込むのがおすすめです。食感はくし切り玉ねぎで楽しみ、甘みはみじん切りで楽しむ、といった具合です。
玉ねぎは最初にレンジでチンしてから炒めると楽に飴色玉ねぎが作れます。
隠し味次第でいろんな味に変化するので、マンネリ化してきた時や洋食屋さんのようなちょっと凝ったハヤシライスが食べたいときにぜひ。
今回はデミグラスソースを使ったレシピを最初に載せましたが、もちろん固形ルーや液体ルーを使って作ったハヤシライスに入れる隠し味としても使えるのでお試しあれ〜
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