焼肉のタレを使えば何でも美味しくできるって本当?そのレシピは?
2016/09/24
kento08
ご飯が進む人気のおかずの生姜焼きですが、なんとなく作っていませんか?黄金比のタレを使って生姜焼きを作れば、味にブレがなくなり、失敗することなく作ることができます。今回は、美味しい生姜焼きのレシピと生姜焼きのタレのアレンジレシピを紹介します。
生姜焼きは、昭和26年創業の東京銀座にある、和風創作料理店「銭形」が初めて提供を始めたそうです。
醤油のたれがご飯に合う、注文を受けてからまとめて手早く作ることができる等、生姜焼きはすぐに人気を得て、「銭形」から全国の定食屋に広まり、家庭でも食べられるようになりました。
生姜焼きに使われる豚肉には、疲労回復効果があるビタミンB1が豊富に含まれています。また、ビタミンB1はストレスがかかると多く消費されてしまいます。なので、肉体疲労、精神的疲労で元気を出したいときに食べると良いでしょう。
生姜焼きのタレに使われる、生姜も良い効果があり、辛み成分のジンゲロールには、強い抗菌作用や新陳代謝を高めてくれたり、身体を温める効果があります。
ロース肉は、ビタミンB1が豊富に含まれており、柔らかく、脂と赤身のバランスが良いので最も生姜焼きを美味しく作れる部位です。
ですが、こってりした生姜焼きが好きな方は肩ロース肉を、脂が苦手な方はモモ肉を、玉ねぎと一緒に炒める時はバラ肉等、好みに合わせてお肉の部位を選びましょう。
上等なお肉を使っても、タレが上手くいかないと美味しい生姜焼きにはなりません。
美味しいタレを作るには、基本となるタレの黄金比を覚えて、それをベースにアレンジをしていくと良いでしょう。
生姜焼きのタレの黄金比は、お肉100gあたり「醤油:みりん:酒=大さじ1:1:1」これに、生姜をプラスすると生姜焼きのタレになり、この黄金比は照り焼きのタレにも使えます。
黄金比のタレだけで十分に美味しくなりますが、+αすることでさらに美味しくすることができる組み合わせを紹介します。
・醤油1:みりん1:酒1+三温糖1/2
・醤油1:みりん1:酒1+ケチャップ1/2
・醤油1:みりん1:酒1+はちみつ2/3
生姜焼きは、玉ねぎを入れた作り方と入れない作り方があります。
玉ねぎを入れると甘みが増してご飯が進む生姜焼きになり、入れない作り方は肉の旨味を味わえるポークジンジャーに似た感じになります。
いつものお肉の場合は玉ねぎを入れて、良いお肉を使うときは玉ねぎを入れない生姜焼きにすると良いでしょう。
・豚肉・・・200g
A酒・・・大さじ1杯
・玉ねぎ・・・1/2個(70g)
《タレ》
・醤油・・・大さじ2杯
・みりん・・・大さじ2杯
・酒・・・大さじ2杯
・はちみつ・・・小さじ2/3
・生姜・・・1片(10g程度)
①豚肉にAを揉みこんで10分くらい置いておく。
②玉ねぎを薄切りにする。
③生姜をすりおろしボウルに入れて、《タレ》を混ぜ合わせる。
①フライパンにサラダ油を入れて熱し、豚肉を炒める。
②豚肉に軽く火が通ったら、玉ねぎを入れて炒める。
③玉ねぎがしんなりとしたら、タレを入れて炒めて、とろみが出たら完成です。
作り方は簡単で、材料を順に炒めるだけです。
付け合わせにキャベツやトマト等もたくさん食べて、栄養バランスを摂ってください。
また、豚肉の脂は冷えてもあまり固まらず、冷めても美味しく食べられるので、お弁当のおかずにも最適です。
タモリさんは料理が上手ということは有名です。以前、「タモリ俱楽部」で生姜焼きのレシピを紹介した所、簡単で美味い!とネットで話題になりました。
そこで、簡単で美味しいタモリさん流生姜焼きのレシピを紹介します。
・豚肩ロース肉・・・250g
・玉ねぎ・・・1/2個
・小麦粉・・・適量
《タレ》
・生姜・・・親指大
・醤油・・・大さじ1.5杯
・みりん・・・大さじ2杯
・酒・・・大さじ2杯
①生姜をすりおろしてボウルに入れて、《タレ》の材料と混ぜ合わせます。
②豚肩ロースを食べやすい大きさに切ります。
③玉ねぎをくし切りにします。
④豚肩ロースに薄く均等に小麦粉をまぶします。
①中火で温めたフライパンに豚肩ロースを入れて炒めます。(油をひかずに、豚肩ロースの油で炒める。)
②肉に火が通ったら、玉ねぎを入れて炒めます。
③肉に焼き色がついて、玉ねぎがしんなりしたら、《タレ》を入れてさらに炒めます。
④タレが絡まり、煮詰まったら完成です。
フライパンに油をひかずに炒めるので、肉にしっかり脂がのっている豚肩ロースがおススメです。
小麦粉をまぶすことによって、タレが良く絡み、肉汁が中にとどまるので、噛んだ瞬間にお肉の旨味が口の中で広がります。
タモリさん流の生姜焼きも是非試してみてください。
生姜焼きのタレを使ったアレンジレシピです。なすびが油と生姜焼きのタレを吸い込んで、濃厚な味でご飯が進むおかずになります。
・なすび・・・2本
・ねぎ・・・少々
・白ごま・・・少々
《タレ》
・生姜・・・1片(10g程度)
・醤油・・・大さじ1杯
・みりん・・・大さじ1/2杯
・酒・・・大さじ1杯
①なすびを8mmくらいの薄切りにします。
②ねぎを小口切りにしておきます。
③《タレ》を混ぜ合わせます。
①多めの油をフライパンに入れて熱して、なすびをじっくりと焼く。
②なすびに火が通って、しんなりしたら、《タレ》を加えてよく絡める。
③器に盛って、ねぎと白ごまを散らせば完成です。
なすびの皮の紫色はナスニンというポリフェノールによるもので、美容効果と老化防止の効果を持っています。また、体を冷やす効果もあるので、暑い夏や残暑の続く秋では積極的に摂りたい野菜です。
生姜焼きのタレを使った、エビのクリームパスタのレシピを紹介します。
生姜焼きのタレは、和食の基本となる調味料でできているので、色んな料理にアレンジできます。
・パスタ・・・200g
・エビ・・・8尾程度
・玉ねぎ・・・1/2個
・にんにく・・・1片
・バター・・・10g
・生クリーム・・・100ccくらい
・パセリ・・・少々
《タレ》
・生姜・・・1片(10g程度)
・醤油・・・大さじ1.5杯
・みりん・・・大さじ1.5杯
・酒・・・大さじ1.5杯
・砂糖・・・大さじ1杯
①エビの殻を剥き、背ワタを取る。
②玉ねぎを薄くスライスする。
③《タレ》を混ぜ合わせる。
④にんにくをすりおろしておく。
①パスタの茹で方は「1人前100gに対して水1リットルなので」2人前茹でる場合は、水2リットルを鍋に入れて沸かします。塩加減は、「水1リットルに対して1%の塩を入れる」が基本なので、2人前では20gの塩を入れます。
②沸騰したら、パスタを広げながら入れて、箸でパスタを沈めて、固まらない様に少しかき混ぜます。
①フライパンにバターを溶かし、にんにくと玉ねぎとエビを入れて炒める。
②エビと玉ねぎに火が通ったら、生クリームを回し入れて、《タレ》も加える。
①パスタが茹で上がったら、フライパンに入れて、ソースと混ぜ合わせる。
②器に盛り付けて、パセリを散らして完成です。
和風クリームパスタの味を足す時はめんつゆを加えるとコクが出ます。
生姜焼きのタレはアレンジが効きますので、市販の生姜焼きのタレでも色々使ってみてください。
お肉と野菜をしっかりと摂れて栄養バランスが良く、見た目が鮮やかで可愛いのでお弁当にもぴったりです。
・豚ローススライス・・・200g
Aなすび・・・1本
Aニンジン・・・1/3本
A小松菜・・・1/2本
・塩・胡椒・・・少々
《タレ》
・生姜・・・1片(10g程度)
・醤油・・・大さじ1.5杯
・みりん・・・大さじ1.5杯
・酒・・・大さじ1,5杯
①小松菜は、下茹でして5mm×4cmくらいの棒状に切ります。
②人参は、下茹でして、5mm×4cm幅の棒状に切ります。
③なすびは、5mm×4cm幅の棒状に切ります。
④《タレ》を混ぜ合わせます。
①豚ローススライスを広げて、塩・胡椒を振り、Aの野菜を端から巻いていきます。(野菜を詰め過ぎないようにする。)
①フライパンに油をひき、野菜の肉巻きを中火で焼いていきます。
②肉に火が通ったら、《タレ》を絡めながら焼きます。
①焼き上がったら、半分に切って、断面が見えるように盛り付ければ完成です。
生姜焼きのタレは、しっかりとした味付なので、野菜の水分で味が薄くなることがなく、野菜と一緒に炒めても美味しい味付けになります。
生姜焼きのタレはご飯が進むので、これを使ったチャーハンは美味しいに違いありません。
生姜焼きを作って、タレがあまったときに作る場合は、フライパンをきれいに洗ってキッチンペーパーで拭いて、焦げ付きを取り除いてから作ってください。
・ご飯・・・500g(茶碗2杯分)
・玉ねぎ・・・1/2個
・豚肉・・・50g
・にんにく・・・1片
・塩・胡椒・・・少々
《タレ》
・生姜・・・1片(10g程度)
・醤油・・・大さじ1.5杯
・みりん・・・大さじ1.5杯
・酒・・・大さじ1.5杯
・砂糖・・・大さじ1杯
①豚肉を細かく切り、玉ねぎをみじん切りにする。
②にんにく、生姜をすりおろす。
③《タレ》を混ぜ合わせる。
①フライパンを熱してから、油をひき、玉ねぎ、にんにくを入れて軽く炒める。
②豚肉を入れて炒めて、火が通ったら、塩・胡椒を振る。
③《タレ》を入れて、具材に混ざったら、ご飯を入れて、塊がなくなるくらいほぐしながら混ぜて完成です。
卵入りチャーハンにしたい場合は、フライパンに入れる前に、ご飯と卵を混ぜ合わせて卵かけごはんにした状態で炒めると、パラパラチャーハンになります。
味が濃い場合は、炒めている時に酒を加えて調整してください。
火を消した後に、マヨネーズを少し加えるとまろやかになります。
黄金比の生姜焼きの作り方をマスターすれば、味のブレがなくなりいつも美味しい生姜焼きが作れます。
タレは、炒め料理や色んな料理に応用ができますので、是非使ってみてください。
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