2016/07/31
kabumama
ロシア料理の一つでもあるピロシキをご存知ですか?ピロシキはロシアでは家庭でもよく作られる料理の一つです。ロシア料理と聞くと、一見作るのは難しそうに思われがちですが、実は意外とレシピは簡単なんですよ。今回は、簡単で美味しいピロシキのレシピを紹介します。
「ピロシキ」と聞いたら、なんとなく頭に思い浮かぶのは揚げパンのようなものではないでしょうか。日本でも馴染み深くなってきた「ピロシキ」とはロシア料理の1つで、パン生地やパイ生地でさまざまな具材を包み、油で揚げたりオーブンで焼いたものです。中に入れる具材に決まりはなく、炒めた肉や魚、野菜や米飯、ゆで卵やジャムなど実に様々なんです。見た目はカレーパンに似ていますが、いろいろな具材や味を楽しめるのはピロシキならではですね。
上記のサイトでは、ロシアの食文化について分かりやすく記されています。ピロシキ以外にもロシアの有名な料理レシピから、日本ではあまり知られていないけどロシアでは定番の料理レシピなど、ロシア料理の様々なレシピも紹介されています。ぜひ、この機会にロシア料理について深く知ってみてください。
ということで、ここからは早速、簡単で美味しいピロシキのレシピをご紹介していきます。ぜひ、レシピを参考に美味しいピロシキを作ってみてください。
ピロシキの中身は卵とチーズという、お手軽に作れるピロシキレシピです。揚げるという工程がある分、中に入れる具材はシンプルで手早く作れると嬉しいですよね。
卵:2個
カッテージチーズ:100g
ハム:6枚
パセリのみじん切り:大さじ1
塩、こしょう:各少々
ホットケーキの素:300g
牛乳:130cc
小麦粉、油:適量
ゆで卵を作り、器に入れてフォークなどを使って細かくつぶします。ゆで卵は固めに作るとつぶしても食感が残るので、食べた時にも美味しいですよ。
つぶしたゆで卵が入った器にカッテージチーズ、食べやすい大きさ(1㎝角程度)に刻んだハム、パセリ、塩・こしょうを入れて混ぜ合わせます。
ボールにホットケーキの素と牛乳を入れてしっかりと混ぜ合わせます。このとき牛乳を一度に入れず生地の固さをみながら少しずつ入れて混ぜ合わせると、生地がまとまりやすいです。生地が耳たぶの固さぐらいになったらOKです。
生地がまとまったら8等分して丸めておきます。
まな板に小麦粉を軽くしいて、手のひらにも小麦粉をつけます。手の平で丸めておいた生地をつぶして楕円形になるように伸ばしていきます。(餃子の皮を作るイメージです)
伸ばした生地の中心に具材をのせて生地を2つ折りにして包み、端をフォークでしっかりと押さえ、具材が出ないように閉じます。
揚げ油を160~170℃に熱して、具材を包んだ生地を入れ、返しながら揚げていきます。生地がこんがりとしたきつね色になったら美味しく揚がった証拠です。お皿に盛って完成です。
紹介したレシピではカッテージチーズを使って作っているのでクセもなく、とても食べやすいです。カッテージチーズの代わりにピザ用チーズを使うとチーズがとろけて、紹介したレシピとはまた少し違ったピロシキに仕上がります。どちらのレシピもとっても美味しいですよ。
梅しそ風味のピロシキ
じめじめした露の時期や暑い夏はさっぱりとした味を食べたいものですよね。こちらのレシピは中の具材に梅を混ぜ込んでいるので、揚げ物なのにしつこくなく、とってもさっぱりとした味が特徴的です。
<具材> .
合びき肉:100g
玉ねぎ:1/2個
塩、コショウ:少々
梅:4粒
赤しそ:適量(なくても大丈夫です)
固ゆでした茹で卵:1~2個
<パイ生地>
冷凍パイシート:2枚
冷凍パイシートは、常温に戻しておきます。
具材となる玉ねぎ、梅干し、ゆで卵はみじん切りにし、シソがある場合はシソも細かく切っておきます。
油を敷いたフライパンに、ひき肉と玉ねぎを入れ火が通るまで炒め、塩・こしょうであじつけします。炒めた具材を火からおろして冷ましたあと、茹で卵と梅、シソを加えて8等分にしておきます。
常温に戻しておいた冷凍パイシートを麺棒などで延ばし、1枚を4つに切り分けます。切り分けた各1枚を直径15㎝程度の楕円形なるようにさらに伸ばしていきます。
伸ばしたパイ生地の真ん中に、先ほど8等分した具材をのせ、生地を2つ折りにして具材を包み、端をしっかりと閉じます。綴じ目をねじるようにして閉じるときれいにしっかりと閉じます。難しい場合はフォークで押して包んでもOKです。
具材を包んだ生地を、乾いたふきんとラップをかぶせて室温で10分ほどおいて休ませます。
低温(150~160度)に熱した油に具材を包んだ生地を入れ、じっくりと揚げていきます。油をしっかりときって完成です。
中の具材に梅を使っているのが、なんとも日本らしいアレンジレシピですよね。まさしく、ロシアと日本のコラボレシピですね。油で揚げるとどうしてもくどくなりがちなピロシキも梅しその風味でパクパクと食べられちゃいます。これからの暑い季節には特におすすめのピロシキレシピですよ。
焼きピロシキ
ピロシキの本場ロシアでは、ピロシキは揚げたものよりも焼いたもののほうがポピュラーなのだそうです。というわけで、焼きピロシキのレシピをご紹介します。
<パン生地>
強力粉:300g
ドライイースト:小さじ1強
砂糖:大さじ2
塩:小さじ1/2
卵:1個
牛乳:1カップ
バター:20g
<具材>
ひき肉:200g
玉ねぎ :1/2個
ニンジン:4cm位
キャベツ:2枚
春雨:20g
↑お好みで具材を変えてもOKです。具だくさんだとより美味しいですよ。
ケチャップ:大さじ1
小麦粉:大さじ1
塩:小さじ1/2
こしょう:少々
牛乳は人肌に温め、バターは室温に戻しておきます。
作りながら様子を見て、オーブンを200度に余熱してください。
ボウルに強力粉、砂糖、ドライイースト、離して塩を入れます。イーストがより発酵しやすいようにイーストの側に解きほぐした卵1/2個分、人肌に温めておいた牛乳を注いで手で混ぜます。生地がまとまってきたら室温に戻しておいたバターを混ぜ込んでよくこねます。
打ち粉をした台に生地を取りだし、手の平の腹(親指の付け根のふっくらしたところ)を使ってさらにこね、生地がなめらかに少し伸びるようになったら丸めてボウルに戻します。ラップをして40~50分オーブンで一次発酵させてください。夏は室温でも一次発酵可能です。
玉ねぎ、にんじんをみじん切りにする。キャベツは粗みじんにする。熱湯で戻した春雨とキャベツは粗みじんにする。
油を熱したフライパンに玉ねぎを入れ、透き通ってくるまで炒める。玉ねぎがしんなりしてきたらひき肉、にんじんを加えて炒め、塩こしょうとケチャップで味を調える。春雨も混ぜたら、小麦粉を入れて軽くとろっとする程度まで炒め合わせる。
生地が倍くらいにふくらんだら、10当分にして丸め10分ほど寝かせておきます。
寝かした生地をめん棒で楕円にのばし、具を中央にのせて2つ折りにして生地の端をしっかり閉じます。
天板にオーブンシートを敷いて具材を包んだ生地を間隔をあけながら並べ、オーブンの発酵機能で20~30分ほど二次発酵します。
ときほぐした卵1/2をパン生地の表面に塗ります。こうすることで、こんがりとしたきつね色に焼きあがりますよ。200度に余熱したオーブンで12分くらい焼いてできあがりです。
ロシアでは焼きピロシキが定番と聞くと、焼いたものも食べてみたくなりますよね。揚げピロシキとは少し違って、ふわっとした食感がとても美味しいですよ。この焼きピロシキのレシピで揚げピロシキも作ることができるので、半分ずつ作って味わってもいいですね。
ポテサラのピロシキ
前日の夕飯に作ったポテトサラダが余ったときにぜひ作ってみたくなるポテサラリメイクのピロシキレシピです。中の具材を作る手間が省け、さらにホットケーキミックスを使って生地を作るのでとっても簡単にできますよ。
ホットケーキミックス:150g
牛乳:大さじ3
サラダ油:大さじ1
余ったポテトサラダ:適量
スライスチーズ(とろけるタイプ):1枚
ボウルにホットケーキミックス、牛乳、サラダ油を加えて手でしっかりとこねます。生地にだまがなく耳たぶくらいの柔らかさになったらOKです。
※生地がゆるくなりすぎることもあるので牛乳は少しずつ入れるといいですよ。
※もし柔らかくなりすぎたら、少しホットケーキミックスを足してください。
生地を4等分にし、麺棒などを使って広げて伸ばします。ポテトサラダと4分の1に切ったスライスチーズを生地の中央にのせて2つ折りにし、具材が出ないよう生地の周りをしっかりと閉じます。
ポテトサラダを包んだ生地を、中火~弱火の油でこんがりきつね色になるまで揚げまたら完成です。
ポテトサラダのリメイクレシピとしてもいいですよね。中の具材にはすでに火が通っているので、少量の油で生地を揚げ焼きにしてもサクッと美味しくできますよ。お弁当やパーティーなどにもあっという間に作れて、子ども達も喜んで食べてくれそうなレシピですね。
食パンを使ったピロシキ風
「パン生地を作るのは面倒」「パイ生地なんて家にない」そんな方におすすめなのが、食パンを使ってできるなんちゃってピロシキはいかがですか。食パンなら常備してあるご家庭も多いはず!さっそく作ってみたくなりませんか?
食パン(6枚切り):4~5枚
さんまの蒲焼き缶:1缶
玉ねぎ(みじん切り):20gほど
固ゆで卵:1コ
マヨネーズ:大さじ2~
粗びき黒胡椒:やや多めに
パン粉:適宜
水溶き小麦粉:適宜
サラダ油:適宜
卵は固めに茹でてボウルに入れ、フォークなどでつぶしてみじん切り状にしておきます。
さんまの蒲焼き缶は汁をきって粗くほぐし、みじん切りにした玉ねぎと一緒にゆで卵の入ったボウルに入れます。マヨネーズ、粗びき黒胡椒も加えて混ぜ合わせます。
食パンは耳を切り落としてまな板の上などで麺棒を使って優しく抑えるようにして全体的に平たく伸ばします。ペラペラになるほど薄くしなくてもいいです。少しふわっとした食感が残る程度の方が美味しいですよ。
伸ばした食パンの中央に具材をのせ、食パンの端に水で溶いた小麦粉を塗って三角になるように折りたたみます。食パンの端を菜箸などでしっかりと押さえて閉じます。生地表面に霧吹きをかけるか、濡れ布巾を当てて少し湿らせパン粉をつけます。
フライパンに少量のサラダ油を入れ、中火弱~弱火で両面を揚げ焼きにします。 両面きつね色にこんがりと焼き色が付いたら完成です。
なんといっても食パンで手軽に作れるのがこのレシピのおすすめです。中の具材もさんま缶を使って時短なところも早速作ってみたくなるポイントですよね。鶏の照り焼き缶など他の缶詰を使っても美味しそうじゃないですか?アレンジがいろいろとできそうですね。
簡単、美味しい、ピロシキのレシピはいかがでしたか。ピロシキの具材は実に様々。自分の好きな物を包むもよし、缶詰などを使った簡単具材を包むもよし、具材のレシピもいろいろアレンジしながら美味しいピロシキを作ってみてください。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局