花豆を上手に煮るコツを知っていますか?花豆の煮方を徹底解剖!
2016/05/19
MOR
お豆を家で煮るのは、煮方がわからないし、難しそう・・と思っていませんか?少し手間がかかりますが、お家で花豆を煮てみませんか?お好みの甘さに調節できますよ。ふっくら美味しい煮方をご紹介します。花豆の豊富な栄養をしっかり取ってエネルギッシュに過ごしましょう。
お豆の種類もいろいろありますが、花豆ってご存知ですか?
花豆は、メキシコの高原原産で、ベニバナインゲンのことです。花豆は豆粒がとても大きいのが特徴です。煮豆や甘納豆の原料として使われています。花豆の花はとても大きくてきれいなため当初は観賞用として栽培されていましたが、その後、明治時代に食用としても栽培され始めました。花豆は低温を好むため現在では、北海道が主な生産地となっています。その他一部、東北地方や長野県、群馬県などの冷涼地域で栽培されています。
花豆には白い花と赤い花があるのをご存知でしたか?それぞれの特徴は・・・
白花豆は白い花が咲く花豆です。子実も白色をしているので、白花豆と呼ばれています。豆粒は大きくて甘納豆の原料になります。
紫花豆は美しい赤い花を咲かせます。子実は赤紫地に濃紫色のまだら模様が特徴です。超大粒の豆は品質が良く、高級煮豆用として使われています。
花豆には女性にとってうれしい栄養素が豊富に含まれています。その効能はいくつもあるのですが・・特にうれしい栄養素をまとめてみました。
花豆にはエネルギー燃焼を促進するビタミンB1、ビタミンB2がとっても豊富に含まれています。
カルシウムなどのミネラル類もたくさん含んでいるので、ダイエットしている方にはとってもうれしい食材なんです。エネルギーをしっかり作り出してくれるので、ちょっと元気がほしい時にはピッタリですよ。
食物繊維がとっても豊富な花豆は便秘を解消し、不要なものを排出する働きをしてくれます。ダイエットの強い味方でもありますね。
花豆に含まれるビタミンB2は、老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制してくれます。体の酸化を防いで美容と健康!いつまでも若々しさを保つ助けをしてくれます。
花豆に含まれる豊富なビタミン・ミネラル・タンパク質・食物繊維。どれも美容と健康には欠かせない栄養素です。エネルギッシュな毎日を送るためにも、ぜひ花豆を食卓に取り入れましょう。
白花豆の煮方をご紹介します。花豆と砂糖があればできるんですよ。少し時間がかかりますが、ふっくら美味しく仕上がりますよ。
白花豆の上手な煮方 材料(花豆300g分)
白花豆・・・300g(乾燥重量)、砂糖・・・100~150gくらい。
白花豆の煮方①
ボウルにたっぷりのお水を用意し、花豆を漬けておきます。新豆でない場合は少し長めに、途中何度か水替えをして漬けます。
白花豆の煮方②
水に漬けてから36時間後経った白花豆の様子。十分に水をすった豆の表面は、しわがなくなりました。
白花豆の煮方③
水から取り出して、水に漬ける前の乾燥豆と比べてみると、水を吸ってかなり大きくなっていることがわかります。この大きさになるまでしっかりと水に漬けましょう。
白花豆の煮方④
白花豆をたっぷりの水で煮ます・沸騰してくると灰汁が出てきます。
白花豆の煮方⑤
鍋を火からおろし、水を注ぎながら灰汁をあふれさせて、ゆで汁も全部捨てます。
白花豆の煮方⑥
もう一度鍋にひたひたの水を入れ、白花豆を煮ます。灰汁がまた出てきたら、⑤の手順を行います。沸騰してきたら蓋をして弱火で30~1時間くらい煮ていきます。
白花豆に煮方⑦
煮崩れないようにクツクツと弱火で煮たら砂糖とハチミツを入れ、再び蓋をして弱火で煮ます。
白花豆の煮方⑧
煮詰め方で甘さが変化します。甘い豆にしたい場合は写真くらい水分がなくなるまで煮詰めてください。焦がさないよう気を付けながら、1~2時間くらい煮詰めましょう。
水に漬けるときにしっかり、お豆が膨らむまで漬けると、煮る時間も少なくて済みます。甘い白花豆はお子様のおやつにもなりそうですね。
紫花豆の煮方をご紹介します。大粒の紫花豆は食べごたえも十分。栄養満点です!
紫花豆の上手な煮方 材料
紫花豆・・・300g 砂糖・・・200g 塩・・・少々 しょう油・・・小さじ1
紫花豆の上手な煮方①
花豆を水洗いして、たっぷりの水に10時間ほど浸しておきます。
紫花豆の上手な煮方②
花豆は十分水を吸うと、1.5~2倍くらいに膨らみます。
紫花豆の上手な煮方③
鍋に花豆と漬け汁を豆がかぶる程度まで入れ、中火で5分煮てお湯を捨てます。同じ作業を4回繰り返します。
紫花豆の上手な煮方④
4回の作業が終わったら、お鍋に花豆と、ひたひたの水を入れ、砂糖の半量を加えて強火にかけます。
紫花豆の上手な煮方⑤
落し蓋をして煮立ったら弱火にして10分ほど煮ます。
紫花豆の上手な煮方⑥
残りの砂糖と塩を加え、20分ほど煮たら最後に醤油を加えて味を調えます。
紫花豆の上手な煮方⑦
煮汁のまま冷まします。
少し工程に手間がかかりますが、ふっくらおいしく仕上がります。途中お水が少なくなってしまったら、ひたひたになるまで水を足しましょう。お好みの甘さ調節ができるので、ぜひ手作り花豆を煮てみてくださいね。
花豆の煮方、いかがでしたか?おいしい煮方のポイントは、お豆は水にしっかり漬けることなんですね。花豆の煮方は時間も手間も少々かかりますが、基本の煮方通りに調理すれば失敗はありませんよ。自分好みの甘さ調節ができるのも手作りのいいところです。豊富な栄養をたっぷり含む食材、花豆。ぜひ挑戦してみてくださいね。
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