2016/04/07
スタジオWING
ふっくらとした美味しそうな花豆がおうちで作れたら、お料理上手にみえること間違いなし!でも花豆は大きいのでお豆の中でも煮方が難しそう、と思われている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は花豆を上手に煮るための煮方について学んでみましょう!
花豆と一口に言っても種類があることをご存知ですか?そもそも花豆とはいんげん種のお豆なのです。
花豆は、インゲン属の中の「べにばないんげん」のことを言います。「いんげんまめ」とは別種ですが、主産地の北海道では、蔓性で支柱が必要など栽培方法が似ている大福豆や虎豆とともに「高級菜豆」と総称されています。鮮赤色又は白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、それが名の由来ともなっています。赤花の子実は紫の地に黒色の斑が入っていて紫花豆と呼ばれ、白花のものは子実も白色をしているところから白花豆と呼ばれます。
花豆の煮方を勉強する前に、花豆に含まれる栄養価について学びましょう。
花豆は赤色と白色の花がありますが、紫花豆に含まれている成分の中でも、アントシアニンという色素に注目して欲しいと思います。アントシアニンは紫色の色素で、抗酸化作用を持った栄養素です。動脈硬化を予防して視力向上の効果もあると言われています。
花豆にはビタミンB1やカルシウム、たんぱく質などが含まれています。豆類はそもそも、糖質とたんぱく質を多く含む食材です。花豆に含まれる糖質は、脳のエネルギー源となる栄養素ですから、トータル的にもできるだけ摂取したい栄養素が豊富に含まれているのです。
花豆には食物繊維がたくさん入っています。 一般的には乾燥した花豆が販売されていますが、食物繊維はそのまま食べても加熱しても良いので、便秘気味の方におすすめです。 よく噛んで、食物繊維をしっかり取り入れましょう。
紫花豆 煮方
紫花豆 100g
砂糖 120g
薄口醤油 小さじ1/2
黒砂糖 小さじ1/2
1 生豆100gを水で数回よく洗って、300ccの水に一晩つけておく。
2 一晩つけた豆と水をそのまま鍋に移して、火にかける。
3 沸騰したら強火~中火で3分くらいグラグラさせた後、お湯を切る(灰汁抜き)。
4 新しい水600ccを火にかけ、沸騰したら(3)と重曹小さじ1/10杯と塩小さじ1/2杯を加える。
5 再沸騰したら中火~弱火でコトコトと、豆が柔らかくなるまで40分程度茹でる。
6 適当な硬さになったら、火を止め、しばらく自然に冷やし、液を切って出来上がり。
1 戻した花豆を準備する
2 鍋に水600ccと砂糖60gを入れ、沸騰したら、水を切った花豆を加え、弱火で30分程度炊く
3 残りの砂糖60gを加え、さらに10分炊く。
4 薄口醤油と黒砂糖を加え、さらに10分炊く。
5 火を止め、自然に冷まして味を染み込ませる。
6 汁を切り、器に盛り付けたら完成!
炊き終わった後、ゆっくりと温度を下げて冷ましていくと、中まで味がしっかり染み込みます。
煮方はあまり強火にかけすぎると皮がやぶれてしまうので、弱火でことこと煮る煮方がベストです。
しわを寄せずに花豆を煮る煮方
・花豆............500g
・ザラメ(または三温糖).........400g (豆の8割量)
・水..............適量
・塩..............一つまみ
1 豆を洗い、ゴミや不純物を取り除き、一晩(7~8時間)たっぷりの水につけてふやかす。
2 厚手の鍋に豆と、たっぷりの水を入れる。落とし蓋をし、 その上に蓋をして火にかける。
3 煮立ったら、上蓋を外し、落し蓋の ザルの上から水道の水を静かに注ぎいれ、ぬるくなったら茹で汁を全部捨てて、新しい水をはり、(2.)のようにして 火にかける。同じ作業を4回繰り返す。
4 やわらかくなったら砂糖を加え、落し蓋を外して弱火でコトコト1時間ほど煮る。
5 塩を三本指で一つまみ加え、2~3分煮て火を止める。
・煮てる途中は、豆をなるべく空気にふれさせない。
・急激な温度変化を避ける。
・ザルを落し蓋にしたのは、 豆が踊りすぎて皮が破れるのを防ぐためと、ゆで汁を循環させて、満遍なく熱を伝わらせるため。
この煮方のポイントを頭にいれながら花豆を煮てみてくださいね。
温度差が激しいと皮がやぶれることがあるので、煮た後の蓋はすぐに開けずに、少し冷めてから蓋を開けるのが正しい煮方です。
豆を煮るときに水が少ないと皮がやぶれるので、常に豆が水をかぶっている状態になるように、水は継ぎ足すのが正しい煮方です。
煮たすぐあとの花豆は皮がやぶれやすいため、ゆっくりと常温まで冷ましてから保存をするようにするのが正しい煮方です。
豆の女王白花豆
花豆はデリケートなので煮方は要注意!
花豆の煮方まとめいかがでしたでしょうか?花豆は豆の煮る中でも難しいお豆だといわれています。花豆が大きくふっくら煮えたときの感動はなんともいえないので、是非花豆の煮方をマスターしてご自宅でも試してみてください。花豆の煮方をマスターすれば、他のお豆の煮方も簡単にマスターできますよ!
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