2016/04/07
スタジオWING
きくらげは普段の家庭料理ではなかなか使わない食材ですよね。でもこの“きくらげ”は女性にとって良いものばかりです!戻し方も覚えればアラ簡単!ご家庭でもできる“きくらげ”の戻し方と美味しいレシピをご紹介します!今日のレシピは“きくらげ”に決まり*
くらげ、なんかピンとこない食材ですね。
きくらげはきのこ類の一種で、桑や柳の枯れ木に発生します。中華料理には欠かせない食材で、日本では豚骨ラーメンの具としておなじみですね。
形が人の耳に似ていることから「木耳」と書きます。
今回はそんなきくらげについて、その栄養と効能と戻し方について迫ります。
使ってはみたいけれど、なかなか面倒な戻し方!
ここでは少しのポイントを知っとくだけで、美味しくなる戻し方をご紹介します!
きくらげはビタミンDが全食品の中でもトップクラスの含有量を誇ります。
これはあまり知られていないきくらげの魅力ですね。
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促す働きがあり、骨を健康に保つ効能があります。
きくらげで次に注目すべき栄養素は食物繊維です。
これも意外な組み合わせですね。
食物繊維は腸を整える効能、糖尿病の予防、インスリンの分泌を抑えるなどの効果があります。
きくらげには鉄分やカリウムも豊富に含まれています。
鉄分やカリウムはミネラルに分類される栄養素で、全身に酸素を供給したり、細胞内の浸透圧を調整し、血圧の上昇を防ぐなどの効能があります。
きくらげには、カルシウムも多く含まれます。
これまた、意外な栄養素ですね。
ちなみに、きくらげのカルシウム含有量はきのこ類でダントツです。
カルシウムはご存知の通り、歯や骨を形成したり、神経の興奮を抑えるなどの効能があります。
水で一晩戻す戻し方が良いとか、ぬるま湯で戻す戻し方が手早くて良いとか、
砂糖を一つまみ入れる戻し方がいいとか、乾燥きくらげの戻し方には諸説あったりします。
一体どの戻し方で戻せば一番美味しい状態に戻るのかまとめてみました!
戻し方一つで食感や旨味も変わってきます!
自分に合った戻し方を覚えてチャレンジしてみましょう*
ボールに乾燥きくらげを入れ完全に浸かる位までぬるま湯を入れます。
戻し時間が15~30分位。
柔らかくなったらOKです。
これなら手早くて調理のちょっと前に用意するだけですみますね。
ちなみに”ぬるま湯”とは30℃~人肌くらいです。
お湯で戻す戻し方より水で戻した戻し方の方が美味しい”
これはキノコ業界で囁かれているウワサです。
そのワケはお湯で戻してしまうと細胞壁が開きやすく、旨味や栄養が
一気に逃げてしまう為、冷水でゆっくり開かせた方が美味しいという事だからです。
【きくらげ戻し方:水編】
ボールに乾燥きくらげを入れ完全に浸かる位まで水を入れます。
戻し時間も諸説あり30分で戻るという意見から、一晩浸けた方が良いという意見まで。
ある生産者さんが戻し方を実験したところ、6時間浸けると元の重量程度に戻りました。
12時間浸けたものは元の状態より重くなるほど水を吸収しました。
ですが、12時間浸けたものは柔らかくなりすぎて食感が悪かったそうです。。
その事から夕飯に使うのでしたら、11時位から水に浸け17時位から調理に使う戻し方が
一番美味しいと思います!(6時間程度)
これは乾物全体に言える事のようですが、戻し水の中に砂糖を少し入れておくと
時間が経って固くなった乾物もふっくら柔らかく戻るそうです。
砂糖は保水性が強い為、乾燥きくらげの中に入り込んだ砂糖が水を蓄えて柔らかくなるので
美味しくなる!という事です。
入れるだけの戻し方なので、簡単ですね。
乾燥きくらげの戻し汁はあまり料理には使いません。
国産乾燥きくらげを戻すと戻し汁がピンクっぽい色に変わりますが、これはきくらげの色素が水に溶けだしたものです。
飲んでも食べても害はありませんが残念ながら”ダシ”としてはあまり期待できません。
ただし漢方では、ナツメと乾燥きくらげを煮出したものを毎日飲むという、生理痛を治す民間療法が伝わっています。
いかがでしほうか?
①乾燥きくらげは保水の為に砂糖を一つまみ入れた”水”で6時間程度戻すのがベスト!
②でも忙しい時は無理せず、砂糖をちょっと入れたぬるま湯で戻してお使い下さい。
この戻し方のポイントを押さえるとすぐ簡単に戻せますし、乾燥物なのでなんたって日持ちが良いのが特徴ですね。ぱぱっと戻して加えるだけで、いつもの中華料理がワンアップしますね*
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