2016/06/16
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台所のレギュラーメンバー玉ねぎと豚肉。何もないときでも、とりあえず玉ねぎと豚肉さえあれば、おいしくて栄養たっぷりの晩ごはんがあっという間にできてしまう。困ったときのお助けレシピと玉ねぎと豚肉の栄養についてご紹介。日頃の疲れも吹っ飛びそう!
玉ねぎの成分で特筆すべきなのは、ビタミンやミネラルなどの栄養よりもその辛みや刺激的な香り、涙が出る成分です。
玉ねぎを食べると血液がさらさらになる、と言われるのも、この辛みや刺激の成分である硫化アリルによります。また食欲を増進させたり、新陳代謝を活発にさせるデトックスの効果もあります。
また玉ねぎの皮に特に多く含まれるフラボノイドの一種のケルセチンは、非常に強い抗酸化物質で、活性酸素の働きを抑制し、細胞の老化を防いでくれます。
豚肉に多く含まれる栄養はビタミンB1です。
ビタミンB1は疲労を回復し、肌や粘膜の細胞を丈夫にしてくれますので、肌荒れや口内炎の改善に役立ちます。そして糖質の代謝を促進します。
玉ねぎに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を促進してくれます。つまり、玉ねぎと豚肉のそれぞれでも健康に有益な食べ物ですが、玉ねぎと豚肉を一緒に食べることで相乗効果でパワフルな食べ物になるのです。
ビタミンB群は脳の栄養とも言われ、仕事や勉強で頭をよく使う人、ストレスの貯まりやすい人にも効果的な栄養素です。
《材料》
サラダ油 大さじ1杯
豚肉ヒレ(1cm厚さに切る) 150g
新玉ねぎ(12等分のくし切り) 1コ
人参(縦に6等分に切る) 50g
カレー粉 大さじ1杯
(A)
水 200ml
ブイヨン 1コ
白ワイン 50ml
砂糖 小さじ2杯
酢 小さじ1杯
グリーンピース【生】(茹でておく) 大さじ2杯
《作り方》
1.厚手の鍋に、サラダ油を熱し、豚肉の表面の色が変わるまで炒めたら、玉ねぎ、人参を軽く炒めます。
2.1.にカレー粉を振りいれ、よく炒めてから(A)を加え煮立ててから12分程煮、最後に茹でたグリーンピースを加えます。
✩POINT✩
いつものカレーライスとは違って、おかずカレーは玉ねぎと豚肉の美味しさが際立ちます。
《材料》
豚肉のこま切れ 250g
玉ねぎ 150g
ピーマン 2個
生姜 ひとかけ(約10g)
こしょう 少々(仕上げ用)
一味唐辛子 好みで
サラダ油 小さじ1
濃口醤油 大さじ3と1/2
酒 大さじ3
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ1
水 大さじ2
《作り方》
1.豚肉は食べやすい大きさに切ります。 玉ねぎは1㎝幅のくし切り、ピーマンは種を取って同じく1㎝幅に、生姜は繊維を断つように薄切りにします。
2.野菜を炒める前に、Aの調味料をボウルなどに合わせておきます。
3.フライパンにサラダ油と生姜を入れて中火で熱し、香りが出るまでじっくり炒めます。香りが出てきたら、生姜を端によせて豚肉を焼きます。 豚肉を一度裏返し、9割ほど焼けた肉はどんどんフライパンから取り出します。
4.肉を取り出したら、玉ねぎを入れて軽く炒めた後にAをすべて加えます。沸いたら弱火にして3分ほどぐつぐつ煮て、玉ねぎに火を通します。
5.ピーマンと取り出しておいた豚肉を戻し入れます。 弱火で3分くらい煮て、ピーマンに火を通します。仕上げにこしょうを全体に少々ふりかけます。丼に盛り付けたごはんの上に具をのせ、一味唐辛子を好みでふりかけて完成です。
✩POINT✩
北海道名物豚丼は、甘辛味が食欲をそそります。
《材料》
豚もも肉 250g 2cm角のさいの目にカット
玉ねぎ 500g 5mmのスライス
白ワイン 150g
塩 2g
黒胡椒 適量
オリーブオイル 10g
パルミジャーノ 30g
水 適量
パッケリ(筒状のショートパスタ) 320g
■盛りつけ用
黒胡椒 適量
パルミジャーノ 適量
■パスタ用
お湯 3リットル
塩 30g(目安)
パッケリ
《作り方》
1.厚手の深さのある鍋にオリーブオイルを入れて熱する。
2.肉をいれて、塩・胡椒してしっかりと焼き色がつくまで中強火で炒める。白ワインを加え1/3程度煮詰めたところで肉を取り出す。
3.同じ鍋で玉ねぎをあめ色になるまで中火で炒めたら肉を戻す。
4.ひたひたに浸るぐらいの水を加え肉が柔らかくなるまで弱火で30、40分煮込む。
5.たっぷりのお湯に塩を加え、パッケリを茹でる。
6.茹であがったパッケリを肉の鍋に加え、まずソースと混ぜ、その後にパルミジャーノを加え和える。お皿に盛りつけ、上からパルミジャーノと黒胡椒をかければ完成。
✩POINT✩
ちょっと珍しいパスタのパッケリが手に入らないときは、どんなパスタと合わせても美味しく食べられます。
《材料》
たまねぎ 1コ(250g)
豚もも肉 (薄切り) 150g
【南蛮酢】
酢 大さじ2
だし 大さじ2
しょうゆ 大さじ1+1/2
砂糖 大さじ1
赤とうがらし (ヘタと種を除いて小口切り) 1/2本
塩 少々
こしょう 少々
かたくり粉 適量
揚げ油 適量
《作り方》
1.豚肉は4~5cm長さに切る。たまねぎは縦半分に切って、繊維に沿って薄切りにする。
2.【南蛮酢】の材料を合わせ、たまねぎを加えて混ぜる。
3.豚肉に塩・こしょう各少々で下味をつけ、かたくり粉を両面に薄くまぶす。揚げ油を鍋の2~3cm深さまで入れ、高温(180℃)に熱し、豚肉を揚げる。
4.3の油をきって、熱いうちに2に加えてあえる。好みのつかり具合で食べる。
✩POINT✩
南蛮漬けはお酢を使っているので、疲労回復の効果倍増です。
《材料》
新玉ねぎ 1と1/2個(約250g)
豚もも薄切り肉 80~100g
オイスターソース 小さじ2
酒 しょうゆ こしょう 片栗粉
ごま油 粗びき黒こしょう
《作り方》
1.玉ねぎ1個は縦半分に切り、残りの玉ねぎとともに縦に幅5mmの薄切りにする。豚肉は細切りにしてボールに入れ、酒、しょうゆ各小さじ1、こしょう少々、片栗粉小さじ2、ごま油小さじ1を順に加え、そのつどよくもみ込んで下味をつける。
2.フライパンにごま油大さじ1/2を中火で熱し、玉ねぎを炒める。透き通ってきたら片側に寄せてごま油少々をたし、豚肉をほぐしながら加えて炒める。
3.肉の色が変わったら、オイスターソース、酒大さじ1、しょうゆ小さじ2をふり、炒め合わせる。器に盛り、粗びき黒こしょう少々をふる。
✩POINT✩
これは具材も調味料も少なくて簡単に作れるので、あともう一品の時にうれしいですね。
こうして見ると、栄養的にも料理のレパートリー的にも、玉ねぎと豚肉は最強のコンビと言えますね。冷蔵庫にいつもある玉ねぎと豚肉のおいしい料理で、ストレスを溜めずに美しく元気な毎日を送りましょう!
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