手作りパンってやっぱり早く食べないと!消費期限はどのくらい?
2016/05/31
kabumama
2016/06/02 更新
パン作りって難しそう…ホームベーカリーも無いし…と思っている方に☆パンの材料は意外とシンプルで、材料の分量と手順をしっかりレシピ通りに進めていけば、出来立てのフワフワパンがお家で楽しめます。パンの材料の特徴と簡単なパンレシピをご紹介します。
基本的なパンの材料と材料の特徴を見ていきましょう。
小麦粉には最強力粉・強力粉・中力粉・薄力粉などがあり、小麦粉に含まれるたんぱく質の含有量でこれらの種類に分けられています。パンの材料に適しているのは強力粉や最強力粉です。(たんぱく質の含有量が多いほどパンの材料として適しています。)
強力粉(最強力粉)に水を加えてこねると、ネバネバとした弾力性が出てきます。この粘り気がグルテンという組織です。グルテンがイーストの醗酵によって発生する炭酸ガスを外に逃すのを防ぐことで、ふっくらとパンを焼き上げることができます。
イーストはパンを膨らませる働きをする酵母菌(微生物)です。イーストは糖類を栄養とし炭酸ガスを発生さてパンを膨らませます。イーストには生イーストとドライイーストがあり、ドライイーストの方が予備発酵が不要なので使いやすいです。
酵母菌にはイースト以外に天然酵母があります。天然酵母は醗酵力が弱くパンが膨らむまでに時間がかかるので、これからパン作りに挑戦するならば、最初はイーストを材料に使うのがおすすめです。
塩はパンの味を整え、香り焼き色にも欠かせない材料です。またパン生地の醗酵調整やグルテンを引き締める役割もあります。ただし塩が多すぎると生地の醗酵を遅らせてしまうので、粉の2%を限度に使用しましょう。
小麦粉の次に多く使用する材料です。小麦粉と水を混ぜ合わせることでグルテンが作られます。水は粉の60%~70%が目安です。多すぎても少なすぎても膨らみが悪くなるので、レシピ通りに適量の水を使うことがパン作りには重要です。
さらにこちらを基本の材料にプラスするとパンがもっと美味しくなります♡
パン生地のキメを細かくし生地の伸びを良くするほか、乾燥から防ぎ、柔らかく保つ役目があります。また風味やコクを与えます。油脂の種類にはバター、マーガリン、ショートニング、オリーブオイルなどがあります。油脂は粉の5%が目安です。
砂糖の糖分はイーストの栄養分となって、イーストの活動を活発にし醗酵を盛んにするのに必要な材料です。また、きれいな焼き色や香り、柔らかさを保ち保存性を高める役目もあります。ただし砂糖が多すぎると醗酵に影響があるので、粉の15%以内が使用の目安です。
卵をパンの材料に使うと栄養価が高まり、香やコク、味がぐっと良くなります。また、しっとりとして、ボリューム感もでます。ただし卵白に含まれるたんぱく質が熱により凝固し、焼き上がったパンが硬くなってしまうので、生地には卵黄のみを使用する方が良いです。
乳製品をパンの材料として使うと、風味が増し、パンに香ばしい焼き色が付きます。乳製品には牛乳やスキムミルク(脱脂粉乳)があります。
イースト以外のパンの材料は、近所のスーパーなどでも比較的そろい易いかと思います。材料をそろえるが難しい時は、通販を利用してみてください。
では、材料の特徴が分かったところで、初心者さんでも作りやすい、簡単なパンの作り方をご紹介します。
材料(小4個分)
強力粉:100g
バターorマーガリン:小さじ2
砂糖:大さじ1
ドライイースト:小さじ1
牛乳:70cc
大きめの耐熱ボールに牛乳とバターを入れ500Wで30秒、レンジで加熱します。
砂糖とドライイーストをいれフォークで混ぜ、強力粉を入れフォークで混ぜて生地がまとまったら手で30秒ほどこねます。
200Wで40秒加熱し、再び30秒こねます。発酵モードで10分加熱します。
オーブンをここで230度に余熱し、その間に生地を4等分に丸めます。下段で10分焼いて出来上がりです♪
30分で出来ちゃう、シンプルなパンです。しかも1ボールで作れるので洗い物が少ないのもうれしいですね。
材料(4人分)
A)強力粉:250g
A)三温糖:25g
A)塩:4g
A)スキムミルク:5g
A)ドライイースト:3g
水:180cc
無塩バター:25g
B)スキムミルク:小さじ1
B)水:小さじ2
大きめのボウルにAの材料を入れ、水を注ぎ入れてよく混ぜ合わせます。生地がまとまったら台の上で捏ねます。
①にバターを加え、更によく捏ね合わせ、一次発酵します。
発酵を終えた生地を16等分にし、型に入れ二次発酵を行います。
オーブンを170度の予熱にかけます。Bの材料を合わせ混ぜ表面を刷毛でぬり、20分弱焼いて完成です。
人気のちぎりパンもお家で作れます♪休日のブランチやお子様のおやつにも☆
材料(普通サイズ8個)
☆ 牛乳:70cc
☆ 水:70cc
☆ バター:25g
★ 砂糖:20g
★ 塩:2~5g
★ ドライイースト:5g
強力粉:220g
☆を耐熱容器に入れてレンジ600w40~50秒位加熱します。(バターが溶ける程度の人肌に。温め過ぎたらイーストが傷むので少し冷ましてください)
★を入れてスプーン等で混ぜます。
強力粉を2回に分けて入れ、それぞれ馴染むようにスプーン等でグルグル混ぜて(混ぜすぎないように!)最後は手で一まとまりにします。
ラップをしてレンジ200w50秒加熱します。
そのまま庫内に10分放置します。(暖かい時期は出して室温でもOK)
10等分してつるっとなるようにキレイに丸め(必要なら分量外の強力粉で打ち粉をして下さい)、天板にオーブンシートを敷いて並べます
レンジ200w50秒加熱します。
固く絞った布巾を乗せ室温で10~20分置きます。(予熱中のオーブンの上に置くとなお○)
オーブンを180℃に予熱します。
強力粉(分量外)を振りかけて、オーブン160~170℃で15分程焼きます。(色づくようならアルミホイルをかぶせて下さいね)
※焼くまでに表面が乾いてしまうとひび割れしてしまうので、乾くようなら霧吹きをして下さい
※塩の量はお好みで調節して下さい
※レンジのワット数にご注意下さい
パン作りの中で重要な「捏ねる」作業をなくした、こねないパン!こねないだけでも簡単なのに、レンジ醗酵で更にパン作りが簡単に。初心者さんにもおすすめですよ。
材料
強力粉:180g
薄力粉:20g
砂糖:10g
ドライイースト:4g
ぬるま湯:125cc
オリーブオイル:大さじ1/2
溶けるチーズ:適宜
人肌程度に温めた湯にドライイーストをふり入れておく(*)。ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、塩を入れて軽くまぜて中央をくぼませ、*を加えて一塊になるまで捏ねる。全体がまとまってきたら台に出してさらに5分ほど捏ねる。
生地をボウルに戻し、オリーブオイルを加え、もみ込むように混ぜる。 オイルが生地となじんだら再び台に出して5分ほど捏ねる。丸くまとめ、ボウルに入れてラップをかける。発酵(40cで30~40分) 生地を楕円形にのばし、半分にチーズをのせる。
生地を半分に折り、口をしっかりと閉じる。表面を軽く押して平らにする。菜ばしを押し付けて2本筋をつける。
フライパンに入れて弱火~中火で両面こんがりと焼く。
オーブンやホームベーカリーが無くてもフライパンでパンは焼けるんです!オリーブオイルでカロリー控えめに。とろーりチーズの熱々パン☆美味しそうですね。
材料
A
強力粉:50g
砂糖:大さじ3
ドライイースト:小さじ1
牛乳(30度くらいに温める):155cc
B
強力粉:150g
バター:30g
塩:小さじ1/3
ボウルに材料Aをあわせて、滑らかになったら、材料Bをあわせます。
ボウルの中でひとかたまりになったら、こね台の上で表面がつややかになってまとまるまで、こねる・叩くを繰り返します。(捏ねやすい生地です。乾燥しやすいので注意!)
生地を丸く整え、とじ目を下にして炊飯器に入れて”保温”スイッチを入れます。
10分保温して、その後スイッチを消して15分おきます。(一次発酵)
生地が1.5倍の大きさになったら、ボウルの中で優しくガス抜きをして、8個(1個約50g位)に分割して丸めます。硬く絞った濡れふきんをかけてベンチタイムを10分とります。
成形します。
丸めて、炊飯器の底面に並べて再度蓋をして保温スイッチを押し、10分おいて、また10分放置します(二次発酵)
1.2倍くらいに膨らんだら、炊飯スイッチ(早炊きコース)を押して出来上がりです。
フライパンだけではありませんよ!炊飯器でもパンが出来ちゃいます。しかも炊飯器の保温で醗酵も簡単に。
ちなみにベンチタイムとは、ガス抜きをした後のパン生地は締まっていて扱いにくいので、少し休ませて再度炭酸ガスを発生させて、扱いやすくするための時間です。
いかがでしたでしょうか。パンの材料はシンプルですが、それぞれが大事な役目を持っているので、レシピ通りに作ってみてください。初めての方でも失敗せずに美味しいパンが出来ますよ。試してみてくださいね。
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