2016/05/09
niko999
スーパーや八百屋さんの軒先で見かける株。知ってはいるけど、あまり料理に使ったことはない。そんな人も多いのではないでしょうか。株の塩漬けを作ってみましょう。箸休めに、なにか一品追加するときに、常備しておくと役に立ちます。簡単に作れる、株の塩漬け即席レシピです。
株はアブラナの一種で、白菜やキャベツ、チンゲン菜の仲間です。スズナの別名でも呼ばれ、春の七草の一つとしてもおなじみです。白い根の部分を食べるのが一般的ですが、葉もおいしく頂けます。株は品種が多く、全国各地で栽培されています。京都の聖護院かぶら、滋賀県の日野菜など、地方固有の品種も有名です。いろんな株を使って、塩漬けを作ってみましょう。
聖護院かぶら
日野菜
株には、たくさんの種類があります。色、形、大小の違いで、呼び名が変わってきます。
<材料>
株 葉つきのもの2個(150~200g)
塩 大さじ1
塩昆布 適量
唐辛子 1本
<作り方>
①葉を切り落とした株を洗い、皮ごと半分に切ります。
2~3ミリ幅の半月切りにしてください。
②株の葉を洗い、1~2センチの長さに切ります。
③唐辛子の種をとり、輪切りにしてください。
④ボウルに①②を入れ、塩、塩昆布、③を加えて、混ぜ合わせます。
⑤ボウルの上に皿を置き、重しを載せましょう。
⑥一晩、そのまま置いて、水がでたら、
株の塩漬けのできあがりです!
漬物器がなくても、簡単に作れる株の塩漬けです。
塩昆布の旨みが、株に染みこんで、おいしーい。
塩の量は、塩昆布の量次第で調整してください。
密封容器に入れて、冷蔵庫に保管しましょう。
<材料>
株 葉つきのもの2個(150~200g)
リンゴ 1/2個
塩麹 大さじ2
アップルビネガー(なければ、酢で代用)
<作り方>
①葉を切り落とした株とリンゴを洗い、皮はついたまま、
2~3ミリ幅のイチョウ切りにします。
②株の葉を洗い、1~2センチの長さに切ってください。
③保存袋に①②を入れ、塩麹とアップルビネガーを加えます。
手で軽く押さえて、塩麹とアップルビネガーを全体にまぶしましょう。
④保存袋ごと、冷蔵庫に入れます。
2~3時間置いたら、株とリンゴの塩漬けの完成です!
株の甘味とリンゴの甘酸っぱさが調和して、さわやかなおいしさです。
味に癖のない株は、いろんな食材とよく合います。
お好みの株の塩漬けを見つけてください。
<材料>
赤株 2~3キロ
米酢(なければ、穀物酢で代用) 300~450㏄
塩 70~120g
砂糖 250~350g
<作り方>
①皮はついたまま使います。
葉を切り落とし、赤株を、きれいに洗いましょう。
②3~4日間、①を天日に干してください。
③容器に②を入れ、酢、塩、砂糖を加えて、混ぜ合わせます。
調味料が全体に染み渡るように、軽く揉んでください。
④重しを載せて、そのまま置いておきましょう。
これで、赤株の本格塩漬けのできあがりです!
40日以上たったら、食べ頃です。
容器から取りだして、お好みの大きさに切って、召しあがれ!
寒い季節なら、家の中の気温が低めの場所に、
暖かい季節には、冷蔵庫で保管してください。
株の根と葉では、漬ける期間が違ってきます。
今回は、株の葉は使いませんでした。
株の葉は調理して、召しあがってください。
<材料>2人分
株の塩漬け 70~80g
パスタ 200g
ツナ缶 1個
オリーブオイル(なければ、サラダ油で代用) 適量
しょうゆ 適量
<作り方>
①パスタを茹でて、水気をしっかりとっておきます。
ツナ缶は開けて、油を切っておきましょう。
②株の塩漬けの根はお好みの大きさに、葉は細切りにしてください。
③フライパンにオリーブオイルを薄く敷き、弱火にかけます。
パスタを入れ、株の塩漬けとツナを加えます。
中火にして、軽く炒めたら火を止め、しょうゆを垂らしてください。
軽く混ぜ合わせたら、株の塩漬けのツナパスタ完成です!
株の塩漬けの塩味と酸味がアクセントになって、パスタとよく合います。
白ごまがあれば、皿に盛った株の塩漬けのツナパスタにふりかけてください。
ごまの香りが、株の塩漬けのツナパスタの味を、さらに引き立てます。
とってもおいしいですよ。
簡単に作れる、株の塩漬け。ごはんのお供に、箸休めに最適ですし、
料理の材料としても使えて、便利です。
いろんな野菜を塩漬けにして、作ってみてください。
ただし、賞味期限だけは、十分に注意しましょう。
天日に干して、本格的に漬けた株の塩漬けを除いて、
賞味期限は2~3日間と考えてください。
それだけは気をつけて、株の塩漬けを楽しみましょう。
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