茹で過ぎで色が悪くなっていない？間違いだらけのインゲンの茹で時間

中には筋のないものも多くあります。昔ながらの太くて硬いすじのある品種を作っている農家もあるようなので、買った時にそのインゲンがどのくらいの下ごしらえが必要か見定める必要が出てきます。一本取って筋がある物か折って見ましょう。

インゲンのなっていた方(枝のようなものがついている方)から爪でパキッと小さく折って引っ張ってみます。筋がついてくるようなら下まで引っ張り取ります。今度は細くなっている先の部分からパキッと折って反対側の筋はどうか確かめます。あるようならそちらも取ってしまいます。これで下ごしらえは完成です。

頭の部分と細くなっているおしりの部分。両方包丁で切り取ってしまいます。頭だけをする人もいますが、ひげのような細い部分は食感も良くなく、切り取ってしまった方が見た目も良いです。仕上がりもキレイになりますので、キレイに下ごしらえしてしまいます。

料理人はインゲンを30秒から1分くらいしか茹でません。こんなに見た目が違うのでプロは絶対に茹で過ぎないのです。このワザ、主婦も使った方が絶対に良いですよね！茹で時間はできるだけ短く、色がキレイになったらお湯から上げてしまう程度が目安です。

インゲンは必ず茹でる前に塩もみをしておきます。茹で時間は太さにもよりますが、よほど太い物でない限り長くて1分で大丈夫です。茹で上がったインゲンを冷水に晒すと水っぽくなるのでそのままザルに上げて冷まします。この余熱でやわらかくなるので茹で時間は短くて良いのです。

冷凍庫の他の食品には良くないですが、インゲンの色と食感を保つためには、短い茹で時間で仕上げたものをすぐさま冷凍してしまいましょう。湯気が出ているものをジップロックして冷凍庫にポンです！せっかくキレイな緑色に茹でたので急速冷凍でその緑を保ちましょう。

再冷凍は避けたいので、カットして1回分ずつ冷凍すればインゲンの茹でから冷凍保存までが完了です！インゲンは茹で時間が命です！

シリコンスチーマーにカットして塩もみしたインゲンを入れ1分程度の茹で時間で。お湯を沸かす手間がかからないので少しだけなら電子レンジを利用して。

たくさんの野菜をいっぺんに茹でて温野菜サラダもすぐ出来てしまいます。お湯で茹でた時より色がキレイに仕上がる気がするので、茹で時間はあまり気にしなくて大丈夫です。

インゲンの色が映えるような料理を作りたいと思うのが心情ですね。

インゲン、ピーマンの緑とプチトマトまの赤、鶏そぼろの茶色が白い器に映える美味しそうな夏の一皿。鶏そぼろは醤油と砂糖で味付けしています。

キレイに仕上がったインゲンだといつもの胡麻よごしも1段と美味しそう。いつもはやわらかさばかり気にしてしまいがちですが、茹で時間って大切なものなんですね。

アスパラでする場合もありますが、インゲンが旬の時期はぜひインゲンで。茹で時間をきっちり図って茹でたインゲンを豚肉に巻いて。甘辛味を絡めながらコロコロと焼いていきます。豚肉に火が通ったら出来上がりです。

インゲンの茹で時間のまとめ、いかがでしたでしょうか？ついつい茹で時間が長すぎていた人も多かったのではないでしょうか。茹で時間をかけすぎず、余熱で熱を通すようにするとインゲンが更にキレイに美味しく仕上がります。ぜひインゲンの茹で時間参考にしてみてくださいね。