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もちもちの食感がたまらない!圧力鍋で美味しい玄米を炊こう!

栄養豊富な玄米。現代人に足りない栄養素がたっぷり入っているとはいうけれど、普通の食事に取り入れるのは大変です。そんな時は圧力鍋で玄米を炊きましょう。圧力鍋を使うとおいしくふっくらに炊き上げります。玄米を食べて病気知らずになりましょう!

玄米を見直そう

玄米は収穫した米からもみ殻だけを取り除いた状態のものをいいます。

食べるときはさらに精米して、「ぬか層」と「胚芽」と呼ばれる部分を取り除き、「胚乳」と呼ばれる部分だけにした状態、いわゆる「白米」を食べている方がほとんどではないでしょうか。

お米の栄養は、精米するとその大半が取り除かれてしまいます。
なぜかというと、「ぬか層」と「胚芽」と呼ばれる部分に約95%の栄養が凝縮されているからです。

取り除かれてしまう部分には、ビタミン類やカルシウム、ミネラルなどの栄養素が豊富にあります。
これをただ捨ててしまうのは絶対もったいない!

というわけで、ぜひ玄米をおすすめします。

玄米の健康効果

便秘解消

玄米に含まれる食物繊維の量は、なんと白米の5倍。
玄米を食べると、腸内で水分を含み膨張します。それが腸を刺激しぜんどう運動を促すので、便秘の改善につながります。

また主食の炭水化物と一緒に食物繊維が取れるのでとても効率的が良いです。

アンチエイジング

玄米には、抗酸化作用のある「ビタミンE」が豊富です。

「ビタミンE」は「若返りのビタミン」ともいわれ、更年期症状を予防するほか、細胞の酸化を防いでくれるので血管の老化を防ぎ、また血行をよくする働きがあります。
アンチエイジング効果が期待できます。

ガン予防・ガン治療

玄米に含まれるセレンは、微量でも代謝に欠かせない成分です。
また抗酸化作用が強く、ガンのリスクを低下させてくれる「ガン予防」の効果が期待されます。

高血圧・むくみ対策

玄米に含まれるカリウムが、摂りすぎた塩分を輩出し高血圧を改善してくれます。
また過剰な塩分摂取が原因であるむくみ改善にも効果があります。

デトックス効果

玄米の胚芽部分に含まれるフィチンは、体内に入るとフィチン酸という成分に変わります。
フィチン酸の強力なキレート作用(ミネラルと結びつく力)がり、有害ミネラルを吸着・排出してくれます。

玄米を炊く方法

玄米専用炊飯器で炊く

ボタン1つで、玄米から発芽玄米を作り炊飯までしてくれる専用炊飯器です。

お金はかけてもいいから、簡単に玄米を炊きたいという人におすすめですね。

炊飯器で炊く

最近の炊飯器には、白米と玄米を選択する機能がついているものが多くなりました。

また玄米の切り替え機能がない炊飯器でも、水の量を増やし浸水時間をしっかり取ってから炊くと、美味しい玄米を炊くことができます。

圧力鍋で炊く

「硬くて食べにくい」「食感が悪い」と敬遠される玄米も、圧力鍋を使えば簡単に炊くことができます。

玄米は圧力鍋で炊くのがおすすめ

玄米の炊き方の中で、一番おいしい炊き方といわれているのはこの圧力鍋を使う方法です。
圧力鍋を使うと、玄米がもっちりとした食感に仕上がります。

日頃圧力鍋を使って料理をしている人はもちろん、圧力鍋を使ったことのない人でも簡単に炊くことができるのではないでしょうか。

圧力鍋で玄米を炊くレシピ

圧力鍋レシピ①玄米を洗う

白米を研ぐのとは違い、玄米は表面のほこりやごみを洗い流すだけで十分ですが、強くこすって洗うと玄米に傷ができ、吸水が早くなります。
水を2回ぐらい変えながら、手を洗うようにごしごしと洗いましょう。

圧力鍋レシピ②浸水時間は長めにとる

玄米は朝、洗米し浸水させて、夕方炊くようにします。
または夜に洗って、浸水させて一晩おいてから、翌朝炊くようにすると良いです。

最低6時間は浸水させたいものです。

圧力鍋レシピ③蓋をする前に塩を一つまみ

圧力鍋に玄米とお水を入れたら、蓋をする前に塩を一つまみ入れましょう。
こうすることで、玄米の独特の苦みのもとであるカリウムを中和させ、美味しく炊き上げることができます。
水加減の目安は、玄米2合に対して水500mlです。

圧力鍋レシピ④圧力が掛かったら弱火で20~25分

圧力鍋を強火にかけて加熱します。
このとき圧力は低圧にします。高圧だと玄米にダメージを与えてしまうためです。
圧力が掛かったら、弱火にして20~25分加熱します。

圧力鍋レシピ⑤蒸らす時間は15分

20~25分加熱したあとは、火を止めて15分蒸らします。
減圧を確認して、蓋を開ければ完成です。

圧力鍋レシピ⑥美味しく炊けたときの目印「かに穴」

圧力鍋の蓋を開けた時、表面に大きめのたて穴がいくつも見えたら成功です。

この穴は「かに穴」と呼ばれ、鍋の底から空気が抜けるときにできた穴。水分量が適度で、強い火力で炊くと綺麗な「かに穴」ができます。

圧力鍋レシピ⑦保存は冷凍で

玄米を炊くときは、多めに炊くことがコツでもあります。
ただその場合、残ってしまう可能性がありますね。

炊きあがった玄米を保存する場合は、温かいうちに1食分ずつ分け冷凍しておきましょう。
こうしておくと、食べたいときに電子レンジでチンすれば、すぐに美味しい玄米ご飯が食べられます。

上記のレシピは一般的な圧力鍋を使った炊き方です。

圧力鍋のメーカーによって、加熱時間が異なる場合があります。
圧力鍋の取扱説明書を確認の上、加熱時間を調整してください。

玄米は発芽玄米がおすすめ

ところで、素晴らしいことばかりの玄米のようですが、実はデメリットもあります。
玄米にはアブシジン酸(ABA)という発芽抑制因子が含まれています。
これは人間のエネルギー代謝を司るミトコンドリアに対する毒で、ミトコンドリア毒と呼ばれています。

この毒を無毒化するためには、玄米を発芽させること。つまり発芽玄米にすることです。
発芽玄米は発芽していなくても「発芽モード」になっていれば大丈夫で、この状態の玄米であればアブシジン酸の毒を無毒化することができます。

玄米を長めに浸水するのは、美味しく炊く秘訣であると同時に、発芽モードにして無毒化を行うためなのです。

ですから最低6時間は浸水し、発芽モードの玄米にしたうえで、圧力鍋で炊きましょう。

圧力鍋で玄米を炊こうのまとめ

圧力鍋での玄米の炊き方は、意外に簡単だったのではないでしょうか。
ただ美味しく炊くためのいくつかのポイントをしっかり守りましょう。
特に浸水時間は、「圧力鍋では不要」という話もありますが、玄米のデメリットをなくすためにもぜひ長めに浸水しましょう。

圧力鍋で炊いた玄米は、もっちりぷちぷちとした食感になります。
是非圧力鍋で(なければ炊飯器で)玄米食にチャレンジしてみてください。

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