2016/06/19
tomotaron
鮮やかな緑色が特徴のブロッコリーはクセがなく、使い勝手の良い野菜です。栄養が豊富で、調理時間も短く、シンプルな味付けでも美味しくいただける野菜です。ブロッコリーは存在感もあり、お料理のアクセントになります。そんなブロッコリーの魅力をご紹介します。
ブロッコリーはイタリアで古くから食べられている野菜です。日本入ってきたのは明治初期で、一般家庭に普及し始めたのは、1980年以降とのことです。
アブラナ科の野菜で、原産地は地中海東部とされています。ブロッコリーはキャベツの変種であるカリフラワーを品種改良したといわれています。キャベツやカリフラワーが淡色野菜なのに対してブロッコリーは緑黄色野菜です。
ブロッコリーは輸入品などもあり、通年を通して食べることが出来ますが、美味しい旬の時期は11月から3月です。緑の野菜が少ない冬場には旬のブロッコリーが活躍しますね。花蕾と呼ばれるつぼみの部分が好まれて食べられますが、茎や葉の部分にも栄養がたっぷり含まれているので、捨ててしまわずに食べましょう。
ブロッコリーは非常に栄養が豊富な野菜として注目されています。中でもビタミンA(βカロテン)とビタミンCが豊富な緑黄色野菜です。このほかにもビタミンB群・ビタミンEなどのビタミン類、カリウム・カルシウム・鉄などのミネラル、葉酸、スルフォラファンなど栄養価の高い注目野菜です。
ブロッコリーを食べることによって期待される効果・効能は、免疫力アップ、風邪の防止、疲労回復、美肌効果、動脈硬化防止、老化防止、がんの予防、むくみや便秘の解消、貧血防止、ダイエット効果など、食べなきゃ損!なうれしい効果がたくさんあります。
生のブロッコリーは少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、袋に入れるかラップにくるんで野菜室に立てて保存します。生のまま保存しておくと数日でつぼみの部分が黄色くなってくるので、すぐに食べない場合は茹でて、冷凍保存しましょう。冷凍保存する場合は硬めに塩ゆでして(約30秒)、粗熱を取り、しっかり水切りして、密閉容器に入れて保存しましょう。生の状態で2・3日、冷凍したものも1か月ほどで使いきりましょう。
① ブロッコリーの茎を切って、小房に分けます。大きい房は大きさを揃えるために、茎の方から切りこみを入れて裂きます。
② 茎の部分は周りの硬い皮の部分を取り除き、必要な大きさにカットします。茎は栄養がとても豊富なので、捨てずに食べましょう!厚めに皮を剥き、必要な大きさにカットしておきます。
③ ボウルなどに水をはり、ブロッコリーの小房をしっかりと洗います。房の中に小さな虫が入っている場合があるので、しっかりと洗いましょう。
④ 鍋に湯を沸かし、1Lあたり小さじ1程度の塩を入れてブロッコリーを茹でます。茎を大きめにカットした場合は、房よりも先に茹でます。
⑤ 2分茹でたらザルにあげ、自然に冷まします。1株ゆでる場合は、だいたい2分が理想のゆで時間です。少し硬いかな?と感じても、冷ましている間の予熱でしっかりと熱が入ります。冷水で冷ましてしまうと、水っぽくなるので避けましょう。
ブロッコリーはビタミンCが豊富な野菜ですが、ビタミンCなどの栄養素は水溶性で加熱するとどんどん溶け出て行ってしまうので、さっとゆでるようにしましょう。
材料
ブロッコリー:ひとかぶ
水:100〜200cc程
塩(できれば味しおタイプ):適量
ブロッコリーを食べやすい大きさに切り、洗ういます。耐熱皿に水を入れ、ブロッコリーを並べ塩をふり、ラップをかけ、3分程加熱して完成。
※塩はブロッコリーにまんべんなくふります。ちょっとしょっぱいかな?くらいでも塩辛くなりません。お好みで。
レンジによって熱の通り具合が変わります、お好みの固さに時間も調整してみて下さい。
ブロッコリをお湯で「ゆでる」と、栄養素が溶け出してしまいます。そこで、おすすめなのがフライパンや中華鍋を使ってフタをした、「蒸し煮」です!
材料
ブロッコリ…1株
水…1カップ
作り方
1.ブロッコリを食べやすい大きさに切り、フライパンに入れる。
2.1カップの水を入れてふたをし、強火で加熱。
3.3分ほどして水分がなくなったら完成。ゆでるより味が濃く、ビタミンCは96%も残ります。お湯をわかす手間や、ムダなガス代も省けます!
加熱の仕方も色々ありますが、どの方法でも加熱しすぎないことが重要です。そのままシンプルに食べるのも、野菜本来の味と触感が楽しめるのでおススメですよ。
でも、そのままではちょっと物足りない…という方や、体に良いと分かっていても苦手…という方もいらっしゃいますよね。そんな方に、パパッと作れる簡単なブロッコリーレシピをご紹介します。
材料
ブロッコリー:1/2個
じめじ:1袋
いりごま:適量
砂糖:小匙2
減塩醤油:大匙2
塩:小匙1
① ブロッコリーをひと口大に切ります。じめじは、ばらしておきます。
② フライパンに水を入れて沸騰させます。沸騰したら、塩を入れてブロッコリーとしめじを入れます。3分程湯がいたら、ざるにあげ水けを取って自然に冷まします。
③ 冷めたら、砂糖・減塩醤油・いりごまを入れよく混ぜます。味を整えて器に盛ります。出来上がり!
ヘルシーで簡単!そして美味しい!おかずに野菜をプラスしたい時や、あと一品と言う時のお助けメニューになりますね。
材料(4人分)
ブロッコリー:150g(小ぶり一株)
鶏むね肉:230g(1枚)
お酒 :大1
塩麹(塩でも可):大1弱(小1/3)
片栗粉:適量
サラダ油: 大2
■ 合わせ調味料
オイスターソース :大1
コチュジャン :大1
マヨネーズ:大1
ポン酢:大1
砂糖 :大1/2
水:大1
① ブロッコリーは房を小分けに取り洗って生のまま使います。
② 鶏ムネは食べやすい大きさに削ぎ切りにしてお酒、塩麹又は塩を振って良く揉み片栗粉を加えて全体を絡めて30分程度おきます。
③ フライパンに油をひいて②の鶏肉を両面に焦げ目をつけて焼きます。
④ 両面焼けたらブロッコリーを加えます。
⑤ 蓋をしてお肉とブロッコリーに火が通るまで蒸し焼きにします。
⑥ タレを加えて炒め和えて具材全体に絡んだら完成です(仕上げにごま油をまわしかけても美味しいです) 。
※胸肉は塩麹で下味をつけて片栗粉をつけて焼くことでパサつきを減らします。
ブロッコリーを蒸し焼きにしているので、野菜の旨みもたっぷりです。鶏肉とブロッコリーにソースが絡まり、食欲そそる一品になりますね。
材 料(4人分)
ブロッコリー:1房
ツナ缶:1缶
ニンニク:1かけ
サラダ油:小さじ1
醤油:大さじ
胡椒:少々
① ブロッコリーは小房に分けます。軸も皮を剥いてうす切りにして使います。ニンニクはスライスしておきます。
② フライパンにサラダ油を熱っし、ニンニクを炒ます。
③ ニンニクの香りが出たらブロッコリーとツナ缶を加え、大さじ4の水をふって2~3分炒めます。
④ 汁気がなくなったら、醤油と胡椒を加えまぜあわせて完成です。
ブロッコリーとツナそしてニンニク!シンプルだけどごはんが進みますね。こちらもブロッコリーを蒸し焼きしているので、野菜の栄養たっぷり取れますね。
材料(2人分)
ブロッコリー(大):1/2株
玉ねぎ:1/4個
牛乳:1カップ
洋風スープの素(チキン・顆粒):小さじ1/3
バター
塩
こしょう
① ブロッコリーは小房に分け、さらに縦2~3等分に切ります。茎の部分は皮をむき、厚さ1cmの斜め切りにします。玉ねぎは薄切りにします。
② 鍋にバター大さじ1を中火で熱し、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めます。ブロッコリーを加えて炒め合わせ、水2/3カップを加えます。煮立ったらスープの素を入れ、火を弱めてふたをし、約8分、ブロッコリーが柔らかくなるまで煮ます。
③ ②の粗熱を取り、フードプロセッサーに入れて粗くつぶします。鍋に戻して中火にかけ、牛乳を加えます。塩小さじ1/2、こしょう少々で調味して混ぜ合わせ、器に盛ります。
(1人分146kcal、塩分1.7g)
ポタージュスープにすることで野菜の旨みを余すことなくいただけますね。これなら野菜嫌いなお子様でもゴクゴク飲んでくれそうですね。
材料
ブロッコリー:適量
コツがいらない天ぷら粉:適量
揚げ油:適量
写真はカレー塩:適量
① ブロッコリーは洗って、水気を綺麗に拭き取り食べやすいサイズに切り分けます。
② 天ぷら粉を袋裏通りに溶きブロッコリーをつけます。
下茹でなしですよ~。全部でも、房の部分だけでも構いません。
③ 揚げ油を熱しカラッと揚げバットなどで油を切り盛り付けましょう。
写真はカレー塩とカボスを添えています。
※天つゆやオーロラソースまたは山椒塩などでお召し上がり下さい。
天ぷらにすればホクホク、サクサクで、衣が付いてるのでブロッコリーの見た目が苦手な方でも美味しくいただけそうですね。野菜の甘みもまして、いくらでも食べられそうです。
ブロッコリーの魅力を簡単に述べさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。野菜不足だと感じてる方はぜひ、食卓にブロッコリーをプラスしてみてください。
ですが、食べすぎはNGです。食べ過ぎると体臭が臭くなったり、胃腸が弱ることがあるらしいんで、栄養価が高いし、野菜だからヘルシーだしとブロッコリーばかりを食べるのではなく、適量を色々な食材と組み合わせて食べるようにしましょう。
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