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ブロッコリーはお湯で茹でるより電子レンジの方が良い理由は?

ブロッコリーは色合いも綺麗になるため、様々な料理に使われたりします。皆さんはブロッコリーを茹でる時お湯で茹でますか?それとも電子レンジでチンしますか?実はブロッコリーはお湯で茹でるより電子レンジでチンする方が良いと言われています。ではその理由は何でしょうか?

ブロッコリーの栄養

ブロッコリーは、その鮮やかな緑色もあってか、お料理の彩りによく使われたりしますよね。そんなブロッコリーの栄養をご存知ですか?実は意外にもブロッコリーにはたくさんの栄養素が含まれているんですよ。

ブロッコリーに含まれるたんぱく質、脂質、糖質、ミネラル分の含有量は、カリフラワーとほぼ同じですが、ブロッコリーにはカロテン、ビタミンK, ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンCなども豊富に含まれているのが特徴です。特にビタミンCについては、ブロッコリーの方が圧倒的に多く、生のブロッコリーの場合、100g中約120mgものビタミンCが含まれています。

一般にビタミンCを多く含む食べものの代表格的なみかんのビタミンCは、100gあたり25mgから30mgですから、ブロッコリーはみかんの4倍ほどもビタミンCを含んでいることになります。ただしビタミンCは、ゆでたり熱を加えたりすることで壊れてしまう性質があり、さらにその多くはゆで汁に溶け出して減少してしまうのです。ところが五訂栄養成分表によれば、ブロッコリーはゆでた後でも、100g中に54mgものビタミンCが残っているとされているのです。これは驚きですね。

ブロッコリーをレンジでチンすると、何が違うの?

一般的に「茹でる」と言えば、お湯で茹でることを想像されますよね。ですがブロッコリーに関しては、お湯で茹でるより電子レンジでチンした方が良いとされています。ではお湯で茹でるより、なぜ電子レンジでチンする方が良いのでしょうか?

電子レンジでチンした方が良い理由は、上記でも少し記載させて頂きましたが、ブロッコリーに含まれるビタミンは、水に溶け出す性質があります。そのためお湯で茹でてしまうと、どうしてもゆで汁の中にせっかくの栄養分が溶け出してしまうのです。そこで、ブロッコリーを茹でる時には、お湯を使わずに電子レンジを使った方が、より効果的に栄養素を体内に取り込むことができるのです。いわゆる、ブロッコリーの温野菜を電子レンジで作ると言うわけですね。

ブロッコリーを電子レンジでチンする方法

それではブロッコリーを電子レンジでチンする方法をご紹介します。作り方はいたって簡単です。まず、ブロッコリーの蕾を下にして流水で洗います。このとき水気を切らずに電子レンジで使える耐熱容器にいれてラップをします。この時にラップは密閉しないで、蒸気が抜けるように少しだけすき間を空けておいてください。ここが電子レンジでチンする時の大切なポイントでもあります。後は電子レンジでチンするだけです。

電子レンジでの加熱時間の目安として、ひと株(約100g前後)当たり、600Wで1分ぐらいでできあがります。もちろん株数に応じて、電子レンジでの加熱時間を調節して下さいね。硬めのブロッコリーがお好みなら、電子レンジでの加熱時間を少し短くしてください。電子レンジで調理すると栄養分がお湯に溶け出すこともないので、無駄なくおいしく食べられる上に、とっても簡単ですね。一度、電子レンジでブロッコリーをチンしたら、もうお湯で茹でるのが面倒になってしまうぐらい、簡単ですよね。

ブロッコリーの保存方法にも電子レンジが使えます!

ブロッコリーを冷凍保存する場合の下処理にも、もちろん電子レンジが有効的です、ブロッコリーをゆでてから冷凍保存するという方法もいくつかありますが、お湯で茹でると栄養が出ていってしまうので、冷凍保存する場合も電子レンジを使って下さいね。やり方はほとんど同じですが、電子レンジで加熱する時間が若干異なります。

まず、ブロッコリーの蕾を下にして流水で洗った後、適当な大きさに切り分けて電子レンジで使える耐熱食器で加熱します。電子レンジでの加熱時間は100gあたり1分弱としてください。解凍するときにもレンジで熱を加えますので、やや硬めに加熱しておく事がポイントですね。レンジで加熱したブロッコリーの粗熱を取った後、ジッパー式フリージングパックに入れて冷凍保存します。

まとめ

いかがでしたか?ブロッコリーはお湯で茹でると、その豊富な栄養素が流出してしまうんですね。だから電子レンジで調理した方が良いと言われているんですね。ブロッコリーのその仕組みを知れば、今後は誰もが便利で楽な電子レンジでの調理をすることでしょう。短時間でしかも楽にできる、それが電子レンジ調理の良い所でもありますね。

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