2016/04/09
にゃんきち
日本海の近くに住んでいる方にはなじみの深いハタハタですが、全国的には食べ方を知らないという方も多いかもしれません。ハタハタは秋田県の県魚であり、郷土料理として食べられているお魚です。今回は知らないともったいない、ハタハタのおいしい食べ方についてご紹介します。
ハタハタってどんなお魚かご存知ですか?そのおいしい食べ方とはどうするのでしょうか。今回は、あまり馴染みのない方もいるかもしれないお魚「ハタハタ」と、その食べ方について調べてみました。
ハタハタ(Arctoscopus japonicus、鰰、鱩、雷魚、燭魚、英名:Sailfin sandfish)とはスズキ目に属する魚の一種。別名カミナリウオ、シロハタなど。
日本では主に日本海側で食用にされ、秋田県の県魚である[1]。煮魚や焼き魚に調理されるほか、干物、塩蔵、味噌漬けなどにもされ、しょっつると呼ぶ魚醤にも加工される。魚卵はブリコと呼ばれる。
ハタハタからはしょっつると呼ばれる魚醤も作られます。しょっつるはハタハタを1~2年もの長期間、塩漬けにして作るそうです。天然のアミノ酸が豊富で、食べ方も簡単。少し加えることで料理のうまみがぐっと増すありがたい調味料です。
能登の「いしり」や香川の「いかなご醤油」と並ぶ日本三大魚醤のひとつで、秋田のは”しょっつる鍋”などで冬の鍋物には欠かせない万能調味料となっています。独特の深い旨味が人気。
しょっつるは鍋料理はもちろん、茶わん蒸し、おでん、パスタ、またはラーメン、中華料理のかくし味、なんとスープカレーの隠し味にも強い旨味がスパイスにも負けず馴染みお勧めです。
しょっつるの食べ方を覚えると、料理の腕がワンランク上がりますね♪
ハタハタのおいしい食べ方を見る前に、ハタハタはどのようにしてさばいたらよいのか、簡単な方法をご紹介します。
指でハタハタのえらを広げ、口を開かせて、割り箸をえらの間に通して、ねじって、内臓を外します。
ハタハタには鱗もありませんので、比較的下処理のしやすいお魚なのです。
下処理が上手にできたら、いろいろな食べ方を楽しむことが出来ます。
それではハタハタのおいしい食べ方について見ていきましょう♪
【材料】
はたはた・・・小8尾(大4尾)
昆布だし・・・1L(リットル) *水1Lに昆布10cm
しょっつる・・・大さじ3~4杯
酒・・・大さじ2杯
ねぎ・・・2本
岩のり(乾燥)・・・少々
ハタハタは「馬の息がかかれば食べれる」と云われるほど、ちょっと熱を通すだけで食べられます。あまり煮過ぎると身がボロボロと割れやすくなりますので、さっと煮立った あたりが食べ頃ですね。
ハタハタの食べ方として名が知られているのは、このしょっつる鍋かもしれませんね。魚醤のうまみが食欲をかき立てる、寒い季節に食べたい一品です。
材料
ハタハタ
塩
アルミホイルをかけて焼くことで、失敗なく焼ける、ハタハタの食べ方です。色々な食べ方がありますが、シンプルな塩焼きでハタハタを味わうのもいいですよね♪
材料
ハタハタ
昆布
ポン酢・醤油
刻みネギ・ゆず等
ハタハタの湯あげは山形県庄内地方の郷土料理で、ハタハタをお湯で煮て、ポン酢等をかけて食べるという、シンプルなハタハタの味わいを楽しめる食べ方です。
はたはた大4尾
A(酢 大さじ8、薄口しょうゆ 小さじ2、塩 小さじ2弱、水 大さじ2、砂糖 大さじ8、唐辛子 1本)
塩、こしょう 各少々
サラダ油、小麦粉 各適宜
玉ねぎ 1/2個
ピーマン 少々
人参 少々
あればレモン 適宜
ハタハタはから揚げ、南蛮漬けにすると骨まで食べることができます。食べ方の工夫で、カルシウムもたっぷりとれますね!
★合わせ味噌-----大匙4
★三温糖-----大匙3
★味醂-----大匙3
★料理酒-----大匙3
★昆布/鰹の出汁-----大匙2
★卵の黄身のみ-----1個分(小さい卵の黄身なら2個分)
★柚子の絞り汁-----大匙2
淡白なハタハタには田楽にするという食べ方もよくあいます。ハタハタもお味噌も焦げすぎないように焼いている最中は目を話さないようにするのが、おいしい食べ方のコツです。
材料
ぶりこ(ハタハタの卵)
だし
酒
醤油
ブリコを口に入れたら、元気良く噛みます。ぶりぶり・ごりごり威勢のいい音がしますので、食感と味をお楽しみください。音がしなくなったら終了ですので、カスを吐き出します。
※あまり一度に沢山召し上がりますと、顎が痛くなりますのでご注意下さいね。
現在、ブリコのみを買うことはできませんが、昔はハタハタの取れる地方ではよく売られていたそうです。ブリコ単体はなくても、ブリコがぎっしり入ったハタハタが手に入ったら、ぜひ試してほしい食べ方です。独特の固い噛みごたえとはじける食感がたまりません。
ハタハタのおいしい食べ方を試したくても、ハタハタが近くでは売られていないという方も沢山いますよね。こちらでは通販サイトで手に入れられるハタハタと、その食べ方についてまとめてみました。
生のものは季節限定でしか手に入りませんが、冷凍ものなら、季節を問わず販売されています。鍋でも、唐揚げでも、湯あげでも、お好きな食べ方で食べることができますね♪
だから「三五八(さごはち)漬」は、ハタハタを塩三、麹五、米八の割合で漬床で漬け込んだものです。食べ方は、麹や鷹の爪をキレイに取り除いて、香ばしく焼きます。香り良く豊かな味わいが絶品です!
ハタハタを地産の野菜や米麹などと一緒に、じっくり熟成させたものです。おつな味わいが日本酒やご飯によく合います。
食べ方はハタハタ寿司を一口大に切って、わさび醤油をつけて食べるほか、サッと焼いてもおいしいそうです。
いかがでしたか?
今回は日本海の恵み「ハタハタ」とそのおいしい食べ方についてご紹介しました。ハタハタは乱獲などによって、急激に漁獲量が減ったため一時期、全面禁漁となったお魚です。その努力で現在は回復し、食卓に上るようになりました。大事に食べていきたいお魚ですね。
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