パスタ本来の味が楽しめます！　ペペロンチーノの正しい作り方

ペペロンチーノと一般的に呼ばれていますが、正式名はアーリオ・オリオ・ペペロンチーノ。アーリオ（ニンニク）、オリオ（油）、ペペロンチーノ（唐辛子）を使って作る、シンプルなパスタです。多くの場合、油はオリーブオイルを使用します。作り方もシンプルですが、余分な食材が含まれない分、パスタ本来のおいしさを味わえます。正しい作り方をマスターして、ペペロンチーノをおいしく召しあがってください。

ペペロンチーノは、イタリアでは「絶望のパスタ」と呼ばれることがあります。少ない材料で作れることから、貧しくても調理できるという説。簡単に作れるから、絶望の底にあっても料理できるという説。その他、「絶望のパスタ」と呼ばれる理由には諸説があります。ペペロンチーノの作り方を覚える前に、こんな蘊蓄を知っておくのも楽しいですね。

＜作り方＞
①ニンニクは薄切り２枚分を粗く刻んでください。
②唐辛子は種をとって薄い輪切りに、イタリアンパセリは細かく刻みます。

③大きめの鍋に、たっぷりの水を入れて沸かしましょう。
沸騰したら大さじ１の塩を加え、強火でパスタをゆでてください。
ゆで時間はパスタの表示時間どおりです。

パスタのゆで汁は、後の応用編で使います。捨てないでください。

④フライパンにオリーブオイルを敷き、①②を入れて、弱火で炒めます。
焦がさないように気をつけて、チリチリと音がしてきたら、火を止めてください。
⑤ゆであがったパスタの湯を切り、④に入れて、全体を混ぜ合わせます。

これで、ペペロンチーノのできあがりです！
冷めないうちに、頂きましょう。

スパゲティなどのロングパスタには、さまざまな太さがあります。ペペロンチーノを作るときには、細めのパスタを使うのが一般的です。でも、家に太めのパスタしかないときは、それを使いましょう。正しい作り方さえ押さえておけば、パスタの太さの違いは問題になりません。正しい作り方で、ペペロンチーノをおいしく頂く。なによりも大事なのは、そのことです。

ペペロンチーノの正しい作り方をマスターすると、いろんな応用が利くようになります。ペペロンチーノに他の具材を加えて、アレンジすることもできます。ペペロンチーノの正しい作り方を覚えて、料理の幅を拡げてください。つづいて、ペペロンチーノの正しい作り方の応用編に移ります。

＜作り方＞
①根元をカットしたシメジと舞茸を、食べやすい大きさに切ります。
②フライパンにオリーブオイルを敷き、①を入れて、中火で炒めましょう。
シメジと舞茸がしんなりしてきたら、火を止めてください。

③大さじ１の水で、片栗粉を溶いておきます。
④鍋にパスタのゆで汁を入れ、コンソメを加えて、弱火にかけてください。
沸騰したら火を止め、③を入れて、とろみがつくまで軽くかき混ぜましょう。
⑤炒めたシメジと舞茸に④をかけ、混ぜ合わせます。

⑥基本編のペペロンチーノに、⑤をかけてください。

これで、キノコの餡かけペペロンチーノの完成です！

ペペロンチーノの作り方の応用編です。作り方の基本編で作ったペペロンチーノに、シメジと舞茸の餡をかけてみました。ペペロンチーノのニンニクの香りに、シメジと舞茸の風味が加わって、おいしさがいっそう深まります。ペペロンチーノにアレンジを施して、贅沢なパスタのできあがりです。

＜作り方＞
①万能ネギは輪切りに、大葉は細切りにします。
②フライパンにツナ缶の油を敷き、ツナを加えて、弱火で炒めましょう。

③ツナがほぐれてきたら万能ネギを加え、30秒間くらい炒めて火を止めます。
しょうゆを数滴たらし、混ぜ合わせてください。
④基本編のペペロンチーノに③を加え、大葉を載せます。

これで、和風ペペロンチーノしょうゆ味のできあがりです！

ペペロンチーノの作り方の応用編です。立ち上がる、大葉の香り。万能ネギとしょうゆの風味がアクセントになって、和風の仕上がりです。さわやかで、あっさりと頂ける和風アレンジのペペロンチーノ。基本となるペペロンチーノの作り方をマスターして、お好みのペペロンチーノを開拓してください。

具材がシンプルなペペロンチーノは、作り方も簡単です。でも、シンプルなレシピだからこそ、正しい作り方で調理してください。ペペロンチーノの正しい作り方をマスターしておけば、応用を利かせることもできて便利です。新たな具材を追加することで、また違った味のペペロンチーノができあがります。ペペロンチーノの正しい作り方を覚えて、あなただけのペペロンチーノを生みだしてください。