記事ID30021のサムネイル画像

夏の定番カクテル『モヒート』の基本レシピ&アレンジ レシピ

近年人気急上昇中『モヒート』は、様々なアレンジ レシピも紹介されている、夏にピッタリの楽しいカクテルです。そこで今回は、基本的な『モヒート』のレシピから、筆者がおすすめするアレンジレシピまで、いろいろご紹介していきたいと思います。

『モヒート』とは?

リチャード・ドレイク

キューバを代表する夏のカクテルが『モヒート』です。
その由来は諸説ありますが、1586年に海賊フランシス・ドレイクの部下であるリチャード・ドレイクが、モヒートの前身となる飲み物『ドラケ(draque)』をキューバの人々へ伝えた、という説が有力のようです。

基本的な『モヒート』のレシピ

モヒートに正式なレシピはありません。
そもそもそんな堅苦しいカクテルではないのです。
ですので、あくまで目安となる分量としてご紹介します。

材料

ミントの葉・・・20枚程度
ライム・・・1/4個分
砂糖(ガムシロップ)・・・お好みで
ラム酒・・・45cc
クラッシュ アイス・・・たっぷり
ソーダ・・・適量

モヒートのレシピ① ミントの葉

モヒートに欠かせないものの一つが「ミントの葉」です。
モヒートの本場キューバでは、下記の画像にある『イエルバ・ブエナ』というミントの仲間とされる植物の葉を使います。
でも日本ではなかなか入手困難なようなので、無難にミントの葉を使うのが一般的です。

イエルバ・ブエナ

『イエルバ・ブエナ』の香りは『スペアミント』に近いと言われています。
『ペパーミント』を使うと、より刺激的な味わいになります。
「20枚程度」としていますが、お好みで10~40枚くらいの範囲で調節してください。

モヒートのレシピ② ライム

モヒートに欠かせない物の一つが「ライム」です。
中には「レモン」を使うというレシピもありますが、やっぱり「ライム」の方がキリッと爽やかな味わいになります。

ライム

ライムは表面がツルツルしているものを選びましょう。
表面がデコボコしているものは皮が厚く、果汁もスカスカな場合が多いです。
「1/4個分」としていますが、お好みで1/8~1/2個くらいの範囲で調節してください。

モヒートのレシピ③ 砂糖(ガムシロップ)

砂糖は溶けにくいので、ガムシロップを使うのが一般的です。
1~2tsp(ティースプーン1~2杯)が適量と言われていますが、これもお好みで0~4tspの範囲で調節してください。

ここでおすすめしたいのが『カリブ』というシロップです。
これはサトウキビの搾汁を精製した天然糖液で、しかも無添加!!
下記でご紹介する「ラム酒」はサトウキビが原料ですので、ベスト マッチは間違いありません。

モヒートのレシピ④ ラム酒

「ラム酒」はキューバの特産品の一つで、モヒートに欠かせないものの一つです。
一般的には「ホワイト ラム」と呼ばれる無色透明のものを使うのが一般的ですが、樽熟成させた琥珀色の「ラム酒」を使うレシピもあります。

ハバナ クラブ 3年

日本では「バカルディ」や「ロンリコ」などがラム酒の銘柄として有名ですが、本場キューバでは『ハバナ クラブ』が使われていることが多いようです。
「45cc」としていますが、これもお好みで0~60ccの範囲で調節してください。

モヒートのレシピ⑤ クラッシュ アイス

ご自宅でクラッシュ アイスを作る時は、氷をビニール袋に入れてフキンで包み、まな板の上で包丁の背で叩けば簡単に作れます。
もし面倒臭ければ普通の氷で充分です。

クラッシュ アイス

でもせっかくですからバーの味に近づけたいですよね?
ある程度作り置きしてジップロックなどの保存袋に入れておけば、冷凍保存も可能です。
ただし、氷を砕く時は保存袋が破損してしまう場合が多いので、別のビニール袋を使ってください。

モヒートのレシピ⑥ ソーダ

シュワシュワっとした爽快感がモヒートの最大の魅力です。
ソーダはキンキンに冷やしておきましょう。

ソーダ

ソーダに限らず、ラム酒やライム、使うグラスなどもキンキンに冷やしておくのが、美味しい『モヒート』を作るための秘訣です。

基本的な『モヒート』の作り方

1、①~④までの材料をグラスに入れましょう。

厚手で丈夫なグラスに①~④までの材料を入れます。
薄手のグラスだとグラスが割れてしまう可能性がありますのでご注意ください。
ライムを皮ごと入れて下記のように潰すと、ライム果皮の苦みが出ます。
筆者はその苦みが好きなのでライムは皮ごと加えていますが、苦手な方は果汁だけ絞って皮は後入れしてください。

2、ペストル(すりこぎ棒)で潰しましょう。

モヒートを作る上で、もっとも重要な作業です。
潰し過ぎると味にアクが出てエグくなりますし、潰さな過ぎると味気ない味になってしまいます。
目安は5~10回ですが、これもお好みで調節してください。
後で調節できますので、初心者の方は慣れるまでは潰す回数を少なめにした方がいいと思います。

3、クラッシュ アイスをたっぷり入れて混ぜましょう。

クラッシュ アイスをたっぷり加えたら、ソーダを加える前にザックリで構いませんので、マドラーなどで混ぜ合わせましょう。
こうすることによって氷が馴染み、最後に加えるソーダの炭酸が抜けにくくなります。
これはプロのバーテンダーのテクニックです。

4、ソーダを加えて軽く混ぜたら完成!!

氷が馴染んでいるので、軽く混ぜるだけで大丈夫です。
上記で「初心者の方は慣れるまでは潰す回数を少なめに」と言いましたが、もしミントなどの風味が物足りなかったら、ストローや箸でガツガツ潰しながら飲みましょう。
慣れてくれば自分好みの分量、潰し加減も分かってくると思います。

モヒートのアレンジ レシピ

アレンジ レシピ① ストロベリー モヒート

ピューレを使った方が作りやすいのですが、どうせならフレッシュのイチゴを刻んで加えてガツガツ潰しましょう。
ラズベリーやブルーベリーでも応用可能です。

アレンジ レシピ② ピーチ モヒート

ピューレを使った方が作りやすいのですが、どうせならフレッシュの白桃を加えてガツガツ潰しましょう。
白桃とミントの相性は抜群なのですが、ミントをちょっと少なめで作るのがおすすめです。
「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『ピーチ ツリー』(桃のリキュール)を使うとより美味しいですよ。

アレンジ レシピ③ メロン モヒート

フレッシュのメロンを刻んで加えて、ガツガツ潰しましょう。
「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『ミドリ』(メロンのリキュール)を使うとより美味しいですよ。

アレンジ レシピ④ マンゴー モヒート

ピューレを使った方が作りやすいのですが、どうせならフレッシュのマンゴーを刻んで加えて、ガツガツ潰しましょう。
冷凍マンゴーを使う時は、半解凍で作るのがおすすめです。
「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『マンゴヤン』(マンゴーのリキュール)を使うとより美味しいですよ。

アレンジ レシピ⑤ パイン モヒート

フレッシュのパイナップルを刻んで加えて、ガツガツ潰しましょう。
潰すのが面倒臭ければ、パイナップル ジュースで代用可能です。

アレンジ レシピ⑥ マリブ モヒート

「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『マリブ』(ココナッツのリキュール)を使うアレンジ レシピです。
まさにトロピカルな味わいが楽しめます。

アレンジ レシピ⑦ キウイ モヒート

皮を剥いたフレッシュのキウイを刻んで加えて、ガツガツ潰しましょう。
「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『キウイ リキュール』を使うとより美味しいですよ。

アレンジ レシピ⑧ オレンジ モヒート

ライムの代わりにオレンジを使ったアレンジ レシピです。
「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『コアントロー』(オレンジ キュラソー)を使うとより美味しいですよ。

アレンジ レシピ⑨ アペロール モヒート

「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『アペロール』(イタリアの薬草酒)を使ったアレンジ レシピです。
「ライム」の代わりに『オレンジ』を使うのがおすすめです。
アペロールの代わりに『カンパリ』で作っても美味しいですよ。

アレンジ レシピ⑩ シャンパン モヒート

「ラム酒+ガムシロップ+ソーダ」の代わりに『シャンパン』を使ったアレンジ レシピです。
ちょっとセレブになった気分が味わえます。

アレンジ レシピ⑪ バーボン モヒート

「ラム酒」の代わりに『バーボン』を使ったアレンジ レシピです。
「ソーダ」の代わりに「ジンジャーエール」で作るのがおすすめです。

アレンジ レシピ⑫ コカレロ モヒート

「ラム酒+ガムシロップ」の代わりに『コカレロ』を使ったアレンジ レシピです。
コカレロは『コカの葉』(コカインの原料)などを使った、ここ最近人気急上昇中の薬草酒です。
もちろん麻薬成分は含まれておらず合法なのでご安心ください。

『モヒート』の基本レシピ&アレンジ レシピ まとめ

いかがでしたでしょうか?
モヒートに正式なレシピはありません。
そもそもそんな堅苦しいカクテルではないのです。
ぜひ自分好みの味を探求してみてください。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ