2015/12/18
nadeshiko0103
2016/06/20 更新
ラーメンに欠かすことのできないかんすい。かんすいを入れることで、ラーメンにコシや風味が生まれるそう。でも、かんすいは家庭ではなかなか手に入りにくいですよね。そこで今回は、かんすいの役割と、かんすいがなくても作れる自家製ラーメンの作り方をご紹介します。
ラーメンに入っている「かんすい」。何だかよく分からないけれど、ラーメンには必ず入っているというイメージですよね。そこで、まずはかんすいの正体について調べてみました!
かん水の成分は、食品衛生法に基づき「炭酸カリウム」「炭酸ナトリウム」「炭酸水素ナトリウム」及び「リン酸類のカリウム塩又はナトリウム塩」のうち1種類以上を含むアルカリ性の液体又は粉体と定義されています
かんすいはかんすいメーカーで作られますが、食品衛生法に定められた原材料を独自に調合するため、その成分比率は各社それぞれ異なるそうなのです。なので、どんな麺を作りたいかによって、選ぶかんすいが違ってくるそう。う~ん、かんすいの世界も奥深いですね。
かんすいを入れるとラーメンにどんな効果があるのでしょうか。
小麦粉はかんすいで捏ねると、かんすいに含まれるアルカリ性部室に反応して引き締まり、ラーメン特有の歯ごたえやコシが生まれるそうです。
また、かんすいは小麦粉のフラボノイド色素に作用して、麺が黄色みを帯びるそう。ラーメンの麺が黄色いのはかんすいが入っているからなんですね。
かんすいには液体と粉末状のものがあり、通販などで手軽に手に入りますが、少量では入手しにくいため、家庭でラーメンを作る場合には重曹(炭酸水素ナトリウム)で代用することが多いようです。
かんすいの役割はお分かりになりましたでしょうか。
かんすいはスーパーなどでは売っていないため、ここからは、かんすいなしで作るラーメンのレシピをご紹介します。
強力粉 400g
薄力粉100g
水200cc
重曹小さじ1
塩小さじ1
卵1個
片栗粉適量
1. 水に塩、重曹、卵をよく溶かします
2. ボウルに強力粉、薄力粉を入れ、中央をくぼませ1.を流し入れる
3. 2を粉の下から救い上げるようにしてよく混ぜる
*ボウルや手に粉が付かなくなり、丸いかたまりになるまで、根気よくこねる
4. ビニール袋に入れ、新聞紙で挟み、その上から5分くらい踏む
5. 4つ折りにしてさらに踏む作業を4回繰り返す
6. 20~30分くらい踏んだら丸めてボールに入れ、ラップをかけて常温で3~4時間寝かせる
7. 生地を5つに分け、片栗粉で打ち粉をして麺棒で厚さ2mmに伸ばす
8. 3つ折りにして2mm幅に切り、麺がくっつかないよう片栗粉を打つ
9. たっぷりのお湯で1分半茹でれば、かんすいなしラーメンの出来上がり!
かんすいなしで、家庭にある材料で作れる手打ちラーメンのレシピです。縮れ麺にする場合には、茹でる前にしっかり揉むといいようです。冷やし麺の場合は、茹であがったらすぐに冷水で絞めてください。プリップリの食感が楽しめますよ!ヌードルメーカーを使えば、さらに簡単に麺が作れます。
強力粉 600g
塩小さじ1
卵4個
水卵+水=250g
サラダ油40g
1. 卵は溶いて水と合わせて250gになるようにする
2. ボールに粉と塩を合わせ中央にくぼみを作り、1.と油を加え菜箸でパラパラになるまで混ぜる
3. 両手で底からすくい上げて撹拌するように混ぜる
※捏ねないこと!生地がしっとりしてきたらラップをして30分おく
4. 粉と水分がなじんで黄色くなる
5. 生地を2~3等分にし、打粉をふった台にとり、押し固めて一つにまとめる(捏ねない)
6. 3mmの厚さに伸ばしてパスタマシンに入れ、幅は2mmにカットする
7. 麺が長ければ半分に切り、全体に打粉を振ってはたいておく
8. ペーパーを敷いたバットに並べ冷蔵庫で保存し、、かんすいなしラーメンの出来上がり!
かんすいも重曹も入らないラーメンのレシピ。ラーメンの茹で時間は約3~5分ほど。固さをみて調節してくださいね。パスタマシンがなければ、麺棒で伸ばして包丁でカットしてくださいね。
お湯350ml
醤油大さじ1(濃い味好みの方は2)
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
鶏ガラスープ(粉) 小さじ1
鶏油(有れば)小さじ1
おろしにんにく(チューブ) 5mm
塩こしょう少々
ごま油 小さじ1/2
1. <材料>のお湯以外の調味料を全てラーメンの器に入れる
2. お湯を沸騰させる
3. 沸騰したお湯を、1.の器に注ぎ入れて軽く混ぜれば、ラーメンスープの出来上がり!
材料を混ぜるだけのラーメンスープのレシピ。自家製麺を作ったら、ラーメンスープも手作りしちゃいましょう!刻みネギや半熟卵、チャーシューなどお好みの具材をトッピングしてどうぞ召し上がれ!
いかがでしたでしょうか。
かんすいの役割と、一般には手に入りにくいかんすいの代わりに重曹を使ったレシピなどをご紹介しました。麺を手作りしたらスープも作りたくなりますよね。休日に食べる自家製ラーメン、いいですね!
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