2016/06/13
ryune
枝豆はおいしくて栄養もたっぷり。そしておつまみから料理の素材、おやつにと使い道が広くてみんな大好き!どんな枝豆を買うのがいい?どうやってゆでて、どうすれば保存ができるの?保存方法を知って、長くおいしく枝豆を楽しむコツをご紹介します!
枝豆は若い大豆で、収穫せずにおいておくと、やがて固い大豆になります。ですから大豆同様タンパク質や脂質、カルシウムが豊富で、反対に大豆にはないビタミンCや葉酸も多く含み、栄養価のすぐれた食材です。
枝豆の旬は初夏から真夏にかけてが最もおいしく、それを過ぎると固くなります。ビールに枝豆、とはまさに夏の風物詩なんですね。
枝豆に含まれている栄養素には、アルコールの分解を促進するものや、肝機能を高める効果があるものがあり、その点からも枝豆はお酒のおつまみに最適ですね。
旬の枝豆は、枝つきで売られていることが多くあります。枝豆のさやが良く膨らんでいること、さやに黒や茶色い斑点や変色のないもの、さやの表面に細かい産毛の生えているものが、良い状態の枝豆です。
枝豆には豆が緑色の大豆枝豆と、豆が黒い黒大豆枝豆、黒豆枝豆がありますが、黒大豆と黒豆はさやの外からも中の豆の色が透けて黒っぽく見えることがあります。これは前述の変色ではありませんので、お間違えの無いように。
丹波黒枝豆
生の枝豆が手に入ったら、とにかく少しでも早く加熱することです。ほとんどの野菜は収穫してから時間がたつにつれ、甘みが失われ、風味がなくなり固くなります。
枝豆も同じで、生の状態で保存ができないことはありませんが、明らかに味の劣化が進みますので、少しでも早く加熱をしてください。
どうしてもすぐに加熱ができないときは、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などでくるみ、その上からラップやビニールでくるんで野菜室に入れて保存します。二、三日は冷蔵で保存することができます。
生の枝豆を加熱するときは、塩ゆでをするのが一般的です。塩を入れないでゆでたり、蒸したりすることもあります。
まず枝豆を枝から外します。そしてさやの両端5ミリほどを切り取ります。こうすることでさやの中にも塩が回り、豆がおいしくゆでられます。
枝豆をボウルに入れ、そこに塩を入れます。塩の量は、沸かす湯の4%がおいしい塩加減です。1リットルの湯であれば、大さじ山盛り2杯の塩です。
塩を枝豆の上から振り、さやを傷めないように塩を揉みこみます。これで産毛が取れます。
鍋に湯を沸かし、そこに揉みこんだ塩と一緒に枝豆を投入します。
ゆで始めて3分ほどしたらさやをひとつ取って、中の豆を食べてみます。余熱で火が通りますので、ゆですぎにならないように注意してください。
ゆでたら、一気にざるに取り、ざるをゆすって手早く冷まします。
冷めたら保存袋やラップにくるんでできるだけ空気を抜き、冷蔵保存します。
冷蔵状態では一、二日程度しか保存できません。それ以上になると味が悪くなったり腐ってきます。
長期で枝豆を保存したい時には、冷凍保存をしてください。
冷凍保存をするときもゆでた状態で保存するのですが、冷凍保存をするときのコツは、ゆで時間を短くすることと、空気をできるだけ抜いて保存すること、しっかりと密封すること、冷凍室の奥の方で保存することです。
冷凍保存をするときのゆで時間は、一分ほど短くしてください。一つ食べてみて、ゆで足りないくらいで止めます。そのあと冷蔵保存するときと同じように、ざるにあげて手早く冷まします。
そのあとはラップか保存袋に入れてできるだけ空気を抜き、きっちりと閉じます。そして保存する場所は冷凍室の入り口付近ではなく、温度変化の少ない奥の方で保存すると長く変質せずに保存できます。
空気に触れていると保存している間にも枝豆が酸化し、また密封していないと冷蔵庫のほかの食材のにおいが移っておいしく食べることができなくなります。
良い状態で冷凍保存をすると、数か月経った枝豆でもおいしく食べられます。冷凍保存した枝豆を食べるときには、もう一度加熱します。
また、さやから出して豆だけで保存をすることもできます。料理に使うときは凍ったまま調理をすればよいので、手間が省けて楽です。
おいしくて体に良くて、お弁当にもおつまみにも、料理の食材にも便利な枝豆の保存方法をご紹介しました。
ポイントはゆで加減と、空気に触れないこと、温度変化をなくすこと。
これだけ守れば長くおいしく枝豆を楽しめますよ!
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