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ぶりの塩焼きは生臭い?上手な下処理でおいしい塩焼きを作ろう!

出世魚の代表、ぶり。魚の中でも栄養価の高さが上位のぶりは、塩焼きにすることで低カロリー高栄養で食べられます。しかし、ぶりは生臭いイメージが強く、特にシンプルな塩焼きは生臭さを隠すことができないため嫌煙しがち。臭みのないぶりの塩焼きの作り方をまとめました!

ぶりってどんな魚?

塩焼きにするとおいしく、本来の味を堪能できるぶりは出世魚として有名です。
ぶりは比較的どこでも手に入るため、刺身をはじめ、ぶり大根、煮つけ、から揚げなど、食卓に並ぶことも多いですね。

基本的にぶりの旬は冬とされていますが、現在は養殖も盛んなため、一年中食べることができます。

ぶりの栄養は?

ぶりは様々な栄養素を豊富に含み、栄養価が高い魚です。
中には医薬品の原料として使われている成分もあり、とても健康効果が高いんですよ!

〔ぶりの栄養素(一部抜粋)〕
ビタミンB12、ナイアシン、DHA、葉酸、EPA、パントテン酸、ビオチン、ビタミンD、ビタミン、ビタミンE、カロテン、オメガ6、等

〔ぶりの健康効果〕
・血液サラサラ効果
・脳の働きを活性化させる
・心筋梗塞、動脈硬化などの予防
・体内の正常活動化

ぶりを塩焼きにしたときの栄養は?

いくら栄養価が高くても、野菜のビタミンのように加熱調理すると激減してしまっては効果も期待できません。

しかしぶりは塩焼きにすることで比較的高めのカロリーを抑え、効能を阻害せずに良質のオメガを摂取することができるんです。

また、血合いにもミネラル、ビタミン、タウリンなどの栄養が含まれます。

下処理で臭みのないぶりの塩焼きを

どんな魚でも塩焼きにすると、その魚本来のうま味を堪能することができます。
特に生で食べられるほど新鮮な魚を塩焼きにするとその味わいは格別で、魚好きの人はあえて塩焼きで食べることが多いんです。

しかし、ぶりはうまく調理しないと臭いが残ってしまう魚でもあります。
特に塩焼きなどのシンプルな調理法の場合、きちんと下処理が必要です。

ぶり塩焼きの下処理①塩をふる

ブリをバットに並べて、塩を振り、10分ほどそのまま放置します。
この作業により臭みや汚れを表面に浮き上がらせるのです。

ぶり塩焼きの下処理② 熱湯をかける

①をザルに移し替え、熱湯をまんべんなく回しかけ、霜降りにします。
これは先ほど浮き上がらせた臭みや汚れと共に、余分な脂、水分が抜くための処理です。

表面だけに加熱しているため、ふりの持つうま味は逃がさず、余計なものだけを落としています。

ぶり塩焼きの下処理③ 流水できれいに流す

霜降り後、すぐに冷水で全体をきれいに洗います。

この時、身に残った血合いやウロコ、ぬめりなどもきれいに流すようにしましょう。
特にカマなどを使う場合は念入りに流さないと、臭みの原因になります。

ぶり塩焼きの下処理④ 水気を切る

身を崩さないようにキッチンペーパーなどで、しっかりと水分を切ったら下処理完了です。

たったこれだけの処理で嫌な臭いのない塩焼きが作れるんです!
塩焼き以外の料理でも、この下処理は活用できるのでおすすめです。

グリルで作るぶりの塩焼き

グリルで焼いたぶりの塩焼きは、余分が脂が落ちるため低カロリーに仕上がります。

〔用意するもの〕
・ぶり(切り身)
・塩

〔ぶりの塩焼きの作り方〕
事前に、このページの「下処理で臭みのないぶりの塩焼きを」の通り下処理をしてください。

①塩を振ります。
ぶり全体に塩をふります。
この時、ぶりから近い距離で塩をふると塩加減がまばらになりますが、若干高いところから振ると均一に塩がつきます。

②グリルの網の上にぶりをのせます。
この時、盛り付ける際に表になる側を下側にするときれいな焼き目がつくのでおすすめです。

③中火より少し強めの火加減で6分~7分程度、焼き目がつくまで焼きます。
一度のせたら、あまり頻繁に箸などで触れないようにしましょう。

④裏返して火加減はそのままに3分~4分ほど焼いたら完成です。

やはりグリルは焼き目がきれいについて、見た目も美味しそうに出来上がります。
また、簡単にカロリーを減らすことができるのに栄養はそのままなのが嬉しいですね。

フライパンで作るぶりの塩焼き

ぶりの塩焼きはフライパンでも手軽に作ることができます。

〔用意するもの〕
・ぶり(切り身)
・塩
・サラダ油
・クッキングペーパー

〔ぶりの塩焼きの作り方〕
事前に、このページの「下処理で臭みのないぶりの塩焼きを」の通り下処理をしてください。

①塩を振ります。
ぶり全体に塩をふります。
この時、ぶりから近い距離で塩をふると塩加減がまばらになりますが、若干高いところから振ると均一に塩がつきます。

②フライパンにサラダ油を薄くしき、ぶりをのせます。
油が気になる方はくっつき防止のアルミホイルなどを使うと良いでしょう。

③片面を3~4分ほど焼き焼き色がついたら裏返します。
火が通ったぶりは身が崩れやすくなっていますので注意してください。

④逆側に焼き色がつき、火が通ったら完成です。
ぶり自体からも脂がでますので、脂が気になる場合は盛り付ける前にキッチンペーパーで脂を取るとよいでしょう。

下処理で脂や臭い、汚れを落としていればフライパンで脂が落ちなくても臭みがなくて美味しい塩焼きになります。
また、洗い物が楽なのもうれしいですね。

ぶりの塩焼きに合う献立は?

ぶりの塩焼きが主菜の場合、副菜や汁物で野菜を補うと良いですね。

汁物は豚汁などの野菜たっぷりな物がおすすめですが、ぶりでタンパク質が摂取できるので、豚肉を使わずけんちん汁にしてもよいでしょう。

また、ぶりの塩焼きに大根おろしやレモンを添えることで、脂ののったぶりもさっぱりと食べることができます。

その他、漬物や酢の物、胡麻和えなどでバランスを整えましょう。

肉好き男子も満足の食べごたえ

ぶりの塩焼きは脂がのっていて、身もしまっているため食べごたえがあります。

アジの塩焼きなどでは満足できない肉好きな若い男性でも、満足できるので定期的に献立に取り入れると健康にも良いですね。

今までブリを塩焼きで食べたことのない方は是非試してみてください。
おいしさに驚くと思いますよ!

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