体に良い甘くて美味しい冬の食材「白菜」を使って漬物を作ろう!
2016/05/30
いひえさ
日本人は本当に漬物が大好きです。ごはんと漬物さえあれば、立派な一食が成り立つほどです。中でもなすほど、あらゆる漬物に利用される野菜もほかにはありません。そんななすの漬物の魅力と、みんな大好きなすの漬物作りにチャレンジしましょう!
日本では昔から、ごはんと漬物さえあれば立派な食事になっていました。今でもおにぎり弁当の脇には、たくあんやぬか漬けなどの漬物がチョンと添えられて、それで一食になります。
そんな日本人の食生活には欠かせない漬物の中でも、なすの漬物は種類も多く、特に親しまれている漬物だということが言えます。
なすは奈良時代に中国から日本に伝えられてきた野菜で、夏から秋にかけて実を結びます。
なすには非常にたくさんの種類があります。
漬物専用の小なすは3cmの大きさですし、大長なすは40cmにもなります。色も紫だけではなく白、緑の種類のなすもあります。
賀茂なすや米なすなどの丸なすは皮がしっかりしているものが多く、漬物よりも焼いたり揚げる料理に向いています。
なすには炎症を沈める作用があり、粘膜にできた潰瘍を治すことから、口内炎の治療に有効です。また解熱、止血作用があり、昔から歯磨きに使われたり、腫れを抑えるのにもつかわれてきました。
ほかにもなすの紫色はアントシアニン系のフラボノイドで、強い抗酸化作用を持っていますので活性酸素の働きを抑制し、細胞の老化を防いでくれます。
なすは淡白な味で水分や油分をスポンジのように吸収するので、漬物に適した野菜です。
なすの漬物を漬けるときのコツは、あらかじめ塩漬けにするか塩で揉んでおいて、なすの水分を少なくしておくことと、焼きミョウバンやさびた釘などを使ってなすの色を美しく仕上げることです。
≪材料≫
なす 2-3本
A 水 200㏄
塩 小さじ1
B 酢 大さじ1
こんぶ(細切り) 3cm程度
赤唐辛子(種を取り小口切り) 1本
≪作り方≫
1.なすは縦半分に切り、へたの部分にとげがあれば取り除く。
2.Aを煮立たせ、塩を溶かして火を止め、Bを加え冷ましておく。
≪材料≫
なす 適量
自然塩 少々
ぬか床 適度に発酵したもの
≪作り方≫
1.なすはへたの部分にぐるっと切り目を入れて、へたを切り取ります。そのあと縦半分になるように切り込みを入れて、外にも中にも塩をもみこみます。
2.なすの切り込みを入れたところにもぬか床を挟み込んで、なすをぬか床に漬けこみます。
3.ぬか床の発酵具合や温度にもよりますが、常温で一日、冷蔵庫で2-3日程度で食べられます。
≪材料≫
なす(塩漬け) 300g
辛子 20g
砂糖 50㏄
しょうゆ 50㏄
甘酒 100g
≪作り方≫
1.なすはひと晩水に浸けて塩出しをしておきます。
2.なすのへたを取り、ひと口大に切ります。
3.辛子を茶碗に入れて熱湯大さじ2を加えて手早く練ります。茶碗を伏せて30分ほど置き、辛みを出しておきます。
4.鍋に砂糖と醤油を入れ、煮たてて冷ましておきます。
5.甘酒と辛子を混ぜ合わせる。
6.鍋の調味料と5を混ぜる。
7.なすと6の調味料を一緒にビニール袋に入れてよく絡ませます。
8.冷蔵庫に入れて翌日から食べられます。
≪材料≫
生ぬか 1.5kg
水 1.5L
自然塩 200g
昆布 5×5㎝が5枚程度
唐辛子 3本程度
≪作り方≫
1.水に塩を入れて鍋でひと煮立ちさせ、冷ましたものをぬかに混ぜます。
2.ぬか床に昆布、鷹の爪を混ぜ、良く混ざったら捨て漬け用の野菜を入れます。
3.捨て漬け用の野菜は毎日取り換えて、1週間から10日程度で食べはじめることができます。
なすの漬物レシピをいくつかご紹介しましたが、これはほんの一例にすぎません。漬物の中でもなすを使った漬物の種類は特に多く、例えば同じぬか漬けや辛子漬けでも、レシピや手順が違うとまったく違った漬物になります。
漬物は発酵食品で酵素を熱で壊すことなく体に取り入れることができますので、腸内環境を整えるのにも役立ち、健康や美容にとってもうれしい一品です。
なすは今では一年中手に入れることができる身近な野菜ですので、いくつかの漬物の作り方を覚えて、日本の伝統食でもあるなすの漬物を自分のレシピで作ってみてください。
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