2016/03/10
ayakasan
古代米のひとつである黒米は、お赤飯よりもしっかりとキレイな紫色で、よく噛んで食べるととても味わいのある美味しくてキレイなお米です。炊き方に少しコツがありますがポイントを押さえれば簡単です。黒米の上手な炊き方をご紹介していきます。
黒米とは
中華マーケットに売られていた黒米
日本では、その他自然食のお店などでも購入可能です。どんなお米屋さんでも売っているわけではありませんが、ネットでも販売されているので比較的手に入りやすい食材です。玄米よりはポピュラーではありませんが、色がキレイなのでカフェ飯にも使われる事があり、若い人にも人気の高いお米です。
黒米とは
黒米で作られたおはぎ。とてもキレイな紫色で赤飯を連想させる姿
似ている米に、赤米がありますが、別の物です。紫黒米(しこくまい)、紫米(むらさきまい)と呼ばれる事もあります。黒米はおはぎのルーツと言われています。黒米でおはぎを作る場合は、中にあんこを入れて黒米で包み込む作り方をします。
黒米の炊き方 1 白米との割合
黒米はそれだけ炊くのではなく白米と合わせる炊き方です
基本的には黒米1に対して白米10程度で良いそうです。しかし、ちょっとここで難しいのが、吸水率が黒米と精米した白米では大きく違う事。一緒にそのまま炊く炊き方をしたのでは黒米が硬い、または白米がやわらかすぎるという事に。
黒米の炊き方:吸水性の違い
黒米だけしっかり水につけてから炊くのが美味しい炊き方のコツ
黒米は軽く洗って汚れをとってから水につけて吸水させておきます。1日くらいはつけたおかないと芯が残ってしまいます。あと、このつけておいた水は炊く時に使いますので捨てないでくださいね!
黒米の吸水がしっかり出来ましたね。それでは、早速洗った白米と合わせて炊いていきたいと思います。白米と黒米を合わせて炊く時の炊き方にも注意が必要です。
黒米の炊き方:炊飯器で炊く
ここまで白米と黒米の割合をはかって、水に1日ひたした黒米を用意してきました。さっそく炊飯器で黒米を炊いていきましょう。炊飯器で黒米を炊く時の注意するポイントは、つけた水を使う、炊く前に白米とよく混ぜてから炊き始める、の2点です。
黒米の炊き方:炊飯器で炊く
お赤飯を炊く特のような炊き方と覚えるとわかりやすい
白米と黒米を一緒に洗って炊いてしまうと、色が薄い、色がまばら、黒米だけが硬いという美味しくなさそうな黒米のご飯が出来てしまいます。まずは硬さを何とかするために黒米を1日吸水させました。今度はキレイな黒米ご飯にするコツです。
炊飯器に白米と黒米を入れたら、黒米をつけておいた色の出た水を使います。この炊き方ならキレイな紫色のご飯にする事が出来ます。また、色の調整もこのつけ水の量で調整できますので桜色から紫まで自由自在です。この炊き方はおすすめですよ!
ふっくらキレイな黒米ご飯の炊き方
黒米と白米をお釜に入れたら、手で軽く混ぜあわせから炊きはじめます。しっかり吸水させてありますので水加減は白米を炊く時の炊き方と同じで大丈夫です。色の濃さは大丈夫ですか?炊きあがると少し薄くなりますので思っているより少し濃い目の水の色でOKです。
お赤飯にも使う裏ワザですが、この時塩少々とお砂糖少々を加えてたきあげます。ふんわりと下味がつくのと、砂糖で照りが出て、ツヤツヤとしたとても美味しそうな見た目になります。ぜひお試しください。
ふっくらキレイな黒米ご飯の炊き方
色を薄めにすると桜色のご飯になって春らしい黒米ご飯に
炊飯器で炊きあげたら、軽く混ぜて少し蒸らしたら出来上がりです。お好みや利用する料理に合わせて色の濃さを調整してみてください。ふっくらと美味しく炊き上げる黒米の炊き方でした。
黒米の炊き方 まとめ
色がキレイで食欲をそそる黒米の炊き方。いかがでしたか?コツさえ押さえてしまえば簡単に自宅でも炊くことが出来る事がわかりました。これから行楽の季節に黒米で作ったおにぎりや巻きずしを持って出かけてみてはいかがですか?家の中で食べる物とは少しちがった味になるのではないでしょうか。
黒米の炊き方 まとめ
黒豆やグリンピースと合わせた黒米豆ご飯
白米だけでなく、他の古代米や玄米などと合わせて炊くのも美味しい物です。あなたのアイデアとお好みで黒米をもっと楽しむお手伝いが出来たなら幸いです。
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