土鍋や圧力鍋ですぐ炊ける玄米の炊き方「びっくり炊き」が話題に！

玄米を急に食べたくなった時、洗って水につけて・・・と結構今までは手間がかかりました。玄米は普通に炊くと芯が残ると言われていたからです。この炊き方なら研いですぐ土鍋で炊けるので1時間でできちゃいます！米どころの秋田で行われている炊き方です。

玄米は収穫した米から物がらだけを取り除いた物です。精米してある米よりもビタミンやミネラルに富んでおり、食物繊維も豊富です。体によいのはわかっていても炊くのに時間がかかってしまう。炊き方が難しいという事で敬遠されてしまいがち。びっくり炊きでもっと玄米を食べる機会を増やして。

炊飯器でも玄米を炊く炊き方がありますが、玄米モードが無いとうまく炊けない事も。今回は「びっくり炊き」の炊き方で土鍋を使って作っていきます。玄米を2合と水を入れて上部に余裕があるくらいの深さの物をご用意ください。

まずは、玄米をよーく洗います。普通の炊き方だとこの後、玄米は1晩とか水につけておかなければいけないのですが、今回はすぐに土鍋に洗った玄米を入れて炊き始める炊き方です。本当に上手に炊けるのかドキドキしますね。

最初は強火で、沸騰してぷくぷくと土鍋と蓋の間から泡が出てきたら弱火にしてコトコトと炊いていきます。そのまま水気がなくなるまで弱火で炊き続けます。目安は泡がなくなり、ご飯の炊けるよい匂いがしてきた頃。注意して音を聞いていると「ビチッ」という音がしはじめます。

びっくり水をあつあつの土鍋に入れると、玄米の皮がきゅっと縮まり弾けます。むきだしになった米にちょくせつ水が浸透しはじめる・・・というものなのだそうです。はじめに考えついた人ってすごいですね。

かき混ぜたら、再び蓋をして20分ほど炊きます。土鍋の中からご飯の炊ける良い匂いがしてきます。少し炊き時間をのばすとしっかりおこげが出来るので、お好みで炊き時間の調節をしてください。

火を止めたらそのまま10分炊けた玄米ご飯を蒸らします。土鍋からとってもよい香りがして食べるのが待ち遠しい瞬間ですね。

お好みの献立を用意して、あとは玄米ご飯の食事を楽しむだけです。炊きたての玄米はふっくらほかほか。おしんこと味噌汁と玄米ご飯だけで十分ごちそうです。

もっとしっとりさせたい、硬めが良いという場合の玄米と水加減の関係です。米に対して1.2から1.8の水で炊くのが目安です。レシピは1.5倍で計算してあります。もっと硬めがよければ1.2までは水分量の調整が可能。ぎゃくにやわらかくしたければ1.8倍まで増やしても良いと考えてください。

玄米を洗って鍋に入れる時に塩1さじ1/2も一緒に加えます。すると玄米ご飯の炊きあがりがふっくらと。嘘のような本当の話。騙されたと思って一度お試しください。分量は玄米2合の時の塩の量です。

最近の炊飯器には、おこわや玄米、ケーキモードまでついている物もあるとか。土鍋に貼り付いている時間もない方には最近の炊飯器での玄米の炊き方が向いています。

ご家庭に圧力鍋がある方は、こちらの炊き方も試してみてはいかがでしょうか。高圧で設定して圧力がかかってきたら弱火で20分。火を止め10分蒸らして炊きあがり。

土鍋で1時間で玄米が炊けてしまう「びっくり炊き」の炊き方をご紹介しました。玄米が1時間で炊けてしまうのに驚かれる事でしょう。土鍋での炊き方は、分量により水加減、火加減が重要になってきますが、目安を表記しましたのでお好みの炊き加減に調整してお試しください。