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体にも心にも優しい味!煮干しのだしで美味しい料理レシピまとめ

特に和食ではとても重要な「だし」ですが、煮干しからとった「だし」は本当に落ち着く風味を醸し出してくれます。私たち日本人の体と心に優しい煮干しの「だし」香るお料理のレシピをまとめました。みなさんもいろいろ試してみてくださいね!

カタクチイワシなどの小魚を煮て干した「煮干し」

「煮干し」は小魚を煮て干したもので、主に出汁をとる材料として使われるほか、そのまま、あるいは乾煎りにするなどで食べられています。カタクチイワシで作ったものが最も一般的ですが、マイワシ、ウルメイワシ、キビナゴ、アジ、サバ、トビウオ(あご)などを原料としたものもあります。

地方によって「煮干し」の呼び方もいろいろ

イリコ(炒り子)、じゃこ(雑魚)、だしじゃこ(出汁雑魚)など多くの別名があります。

「だし」の取り方も様々

「だし」の取り方は、水出し法、煮出し法、折衷法があります。水出し法は、1000ml程度の水に50gほどの煮干を入れて一晩(10時間程度)「だし」を抽出します。。煮干を取り出した後に「だし」を加熱して使います。また、煮出し法は、1000ml程度の水に30gほどの煮干を入れて10分程度煮出します。最も一般的な方法は折衷法で、1000ml程度の水に30gほどの煮干を入れて30分から一晩程度「だし」を浸出し、煮干を取り出さずに10分程度煮出します。

煮干しのだしで美味しい料理①煮干しのおだしのお味噌汁~煮干しだしの取り方~

材料(2〜3人分)

水:800cc
煮干し:10本くらい
豆腐:1丁
ちくわ:2本
ねぎ:1/3本
みそ:大2くらい

煮干しのおだしの取り方をマスター!

だしの取り方をマスターして色んな料理に活用しましょう。具はお好みのものなんでも大丈夫です。

煮干しのおだしのお味噌汁~煮干しだしの取り方~のレシピ

レシピの手順①

鍋に水と細かくちぎった煮干しを入れ強火にかけます。沸騰したら弱火にして15分煮ます。アクが出たら時々とってください。

レシピの手順②

火を止めたら煮干しを取り除きます。これでだしは完成です。

レシピの手順③

お好きな具(このレシピでは豆腐、ちくわ、ねぎ)を入れ、少し煮立たせます。その後、味噌を溶き入れたら煮干しのおだしのお味噌汁の完成です。

このレシピのポイント

加熱の時間に気をつけてください。だしは多めに取ってペットボトルに入れて冷蔵保存すれば一週間くらいはもちます。煮物、カレー、うどん、かやくごはんなど色んな料理で使えます。

煮干しのだしで美味しい料理②煮干しと昆布だしで干し椎茸の赤だし

材料(4人分)

干し椎茸:お好み量
三つ葉:少々
赤味噌:80g
だし汁:700cc

■ だし汁
水:1L
煮干し:50g(頭・腹わたを除くと約30g)
だし昆布:10cm角

あわせだしで本格赤だしお味噌汁

煮干し・昆布から出汁をとった本格派赤だしです。干し椎茸を使うことでよりうまみが増します。(生椎茸より香り・旨みが強いです)

煮干しと昆布だしで干し椎茸の赤だしの作り方レシピ

レシピの手順①

だしを取ります。煮干しは頭と腹わたを取り除きます。えぐみや渋みのもとになるのできちんと取りましょう。

レシピの手順②

昆布を乾いた布で軽く拭きます。

レシピの手順③

水出し法の場合は手順①の煮干しと手順②の昆布を水に浸け、半日以上浸けたものを使います。煮出し法の場合は、水に30分浸けて火にかけます。煮立ったら中火にしアクを取りながら、7分以上煮出して使います。これで、煮干しと昆布の合わせだしの出来上がりです。

レシピの手順④

赤だしの作成に入ります。戻した椎茸の石づきを取り、細切りにしておきます。

レシピの手順⑤

三つ葉は適当な長さに切っておきます。

レシピの手順⑥

鍋にだし汁と手順④の椎茸入れ、アクを取りながらひと煮立ちさせ、火を弱めて赤味噌を溶き入れ火を止めます。

レシピの手順⑦

器に注ぎ、手順⑤の三つ葉を盛り付ければ、煮干しと昆布だしで干し椎茸の赤だしの出来上がりです。

このレシピのポイント

だし取りで、煮干しはそのままでも大丈夫ですが、えぐみや渋みのもとになるので、できれば煮干しの頭と腹わたは取り除く方がいいです。

煮干しのだしで美味しい料理③いりこ(煮干し)だしのニラ玉みそ汁

材料(2人分)

ニラ:1/3束
溶き卵:1個分
水:400ml
煮干し(だし用):10g
みそ大さじ:1.5

煮干しのだしが香る!

いりこ(煮干し)が香るだしに、ニラとふんわり卵がよく合います。

いりこ(煮干し)だしのニラ玉みそ汁の作り方レシピ

レシピの手順①

煮干しは頭と腹ワタを取り、水に30分以上浸けておきます。ニラは硬い部分を切り落とし、食べやすい長さに切ります。

レシピの手順②

煮干しを浸した水をじっくり沸騰させ、さらしや目の細かいザルでこします。鍋に戻し入れて煮たたせて、ニラを加えます。色が鮮やかになったらみそを溶き入れます。

レシピの手順③

溶き卵を回し入れ、ひと混ぜしたら器に注いで、いりこ(煮干し)だしのニラ玉みそ汁のの出来上がりです。

このレシピのポイント

こした後の煮干しは佃煮やふりかけに活用する事をおススメします。

煮干しのだしで美味しい料理④だしがらでふりかけ〜煮干しと鰹節で

材料(保存瓶1つ分)

煮干し:10g
鰹節:だしをとったあとのもの。(もともとは20gくらい)
黒砂糖:大さじ1/2(普通の砂糖でも)
黒ごま:大さじ1

だしがらも美味しく変身

まだ味のしっかり残る煮干しや鰹節を有効活用できます。

レシピの手順①

だしをとった後の煮干しと鰹節をフードプロセッサーに入れて細かくします。

レシピの手順②

このくらいまで細かくなったら、フライパンへ移します。

レシピの手順③

フライパンに入れて、焦がさないように水分を飛ばしつつ、黒ごま、黒砂糖を入れて味付けします。
味が足りないようなら、お醤油など追加してください。

レシピの手順④

粗熱が取れたら保存瓶に移して、だしがらでふりかけ〜煮干しと鰹節での完成です。冷蔵庫で保存してください。

このレシピのポイント

手順③で、白ごま、きなこ、じゃこ、桜えび等を入れても美味しいふりかけになりますよ!

煮干しのだしは日本の味

いかがですか?シンプルですが、煮干しのだしのお料理はどれも日本人の多くの人が落ち着く味がします。みなさんも煮干しだしの味を楽しんでくださいね!

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