わらび?わらび餅じゃないよ!わらびを使った美味しいレシピ!5選
2015/10/10
wdboss7
最近和食が流行っていますが、意外と知られていないのがわらびの食べ方。わらびを買ったは良いけどどうやって調理したらいいのかわからない…等、そういったことはありませんか?今回はわらびのちょっとした知識や美味しい食べ方をご紹介します。
山菜でも有名なわらびは、コバノイシカグマ科のシダ植物で、草原、谷地、原野などの日当たりのよいところに生えています。新芽は食用にされ、ぬめりがあり、山菜の中でも味に癖がないのでいろんな食べ方があります。よく、ぜんまいとわらびが間違えられますが、新芽の外観上の最大の違いは、わらびは小さな芽が3つありますが、ぜんまいの方は大きなうずまき状の芽が1つです。食べ方も色々あるので、これから学んでいきましょう。
カロテン、ビタミンB2、カリウム、食物センイが多く含まれています。干しわらびになると栄養素(とくにカロテン)がアップ!生わらびはビタミンB1分解酵素アノイリナーゼを含んでいます。 わらびは、ビタミンB2が体内の過酸化脂質をできにくくし動脈硬化の予防に働きます。豊富な食物センイが腸の働きを活発にして有害物質や老廃物を排出するので、便秘を解消し大腸がんの予防に効果があり、カリウムがナトリウムを排泄するので、血圧が安定させるような効果も期待できるようです。乾燥や生のわらびの食べ方はなかなかないですが、下記で他の食べ方を学びましょう。
食べ方の前にしっかり学んでおきたいのが選び方です。わらびを選ぶポイントの中で、もっとも重要なのが産毛の有無です。わらびは新鮮なものほど産毛がびっしりと生えていますので、そのようなものを選ぶのがよいでしょう。また、葉先が開いていなく巻きがしっかりとしているものの方が良質のようです。選びながらどんな食べ方をしようか…なんて悩んでしまいそうですね。
まず、わらびが美味しい旬の時期は3月~6月ですわらびの旬は春とされています。春を告げる山菜としてもっとも有名な山菜の一つと言えるでしょう。そんなわらびの採り方は、ナイフやハサミなどは必要なく、折れるところでポキっと折ればいいようです。ただ、あまり下の方で折ると硬くスジバっていて料理する際に面倒になるので、頭(頂点)から30cmくらいの長さで折るのが良いとされます。山菜採りの際には必ず経験者と一緒に行きましょう。
①わらびの根本の折れるところから折って大きめのバットや鍋に入れます
②重曹を適量(熱湯2リットルに小さじ1杯くらい)容器の中のわらびにかけ、熱湯を十分かぶるくらいかけ入れます。(絶対に茹でないでくださいね。熱湯をかけるだけで適温になりますので・・
③浮き上がらないように皿などをのせ、一晩(10時間以上)そのまま冷ましていきます
④緑色の水になっていたら完成!
やけどに気を付けながら処理をしていきましょう。下ごしらえをしながら食べ方を考えたら、楽しく処理ができそうですよね。
わらびは生のままでは全く日持ちしません。収穫、もしくは買ってきたらすぐに下ごしらえをして、ビン(もしくはジップロック)に入れた後、水に浸して冷蔵庫で保管します。それも3日以内に使い切るようにして下さい。もっと長期保存したい場合には、塩漬けにするかアク抜きしたものを天日干しにして乾燥させると長持ちしますよ。次は待ちに待った食べ方の紹介です!
〈材料〉
たけのこ(水煮) 半分 ワラビ(水煮) 70g めんつゆ 50g 水 100g
①筍は薄くスライスし、わらびは5センチ程度食べやすい長さに切ります
②鍋に①の野菜を入れて、めんつゆ、水を加え、さらに蓋をして中火で10分程煮ます
③蓋を外し強火で少し汁気を飛ばし煮つけたら完成!
とっても簡単でシンプルな食べ方ですね。これなら友達や家族にも教えられる食べ方なのではないでしょうか。ほかの野菜を足しても美味しそうな食べ方ですよね。
〈材料〉2~3人前
米 3合 だし汁 650cc わらび 16本程度 油揚げ 1枚
うすくち醤油 大さじ3 酒 大さじ3 東肥赤酒(料理用) 大さじ1と1/2 重曹 小さじ1
①わらびの下ごしらえを済ませます
②米はといで、冷めただし汁につけておきます
③わらびは3センチくらいに切り、油揚げは熱湯をかけて絞り、短冊切りにします
④ごま油を熱して油揚げを焼き、うすくち醤油、東肥赤酒(料理用)各小さじ1を振りかけてからめます ※これはやらなくても◎
⑤いつもの炊飯の水加減になるようにだし汁の量を加減し、④とわらびを上に乗せて炊飯器でご飯を炊きます。10分ほど蒸らして、全体を混ぜたら完成!
わらびといえばこの食べ方ですよね。定番な食べ方ですが、美味しい食べ方の1つです。ぜひ作ってみて下さい。
〈材料〉
わらび 適量 お湯+重曹(タンサン) 1L+小さじ1
お好みの天ぷら粉 適量 揚げ油 適量
①わらびを重曹を使って下ごしらえします
②水気を切ったわらびを食べやすい大きさに切り、お好みの天ぷら粉で揚げます
③衣の色がちょっときつね色になってきたら完成!
わらびを天ぷらとして食べる食べ方は、有名な料亭でも出てくるくらい定番ではないでしょうか。この食べ方のレシピを覚えて、我が家という名の料亭でこれを出してみて下さい。
〈材料〉
わらび(あく抜きしたもの) 70~100g しいたけ 3~4枚
ぶなしめじ 1袋(100g程) にんじん 1/4本 油揚げ 1~2枚
しいたけの戻し汁 1カップ 砂糖 、みりん 各・大さじ1
お酒、お醤油 各・大さじ2 味の素 少々 ごま 大さじ5~6
酢飯の材料(お好みの味の酢飯3合でも)
お米 3合 ◎酢 120cc ◎砂糖 大さじ5
◎塩 大さじ1/2弱 ◎味の素 少々 もみ海苔 お好み
①しいたけは水に半日以上入れ戻し、お米は普段より少し固めに炊きます
②しいたけの水を軽く絞り、薄く切ります。しめじは株の根元を切り落とし食べやす手で分けておきます。にんじんは細切り、油揚げは油抜きしてから小さめに切ります
③2の材料と◎以外の調味料を鍋に入れ、水分がほぼなくなるまでときどき混ぜながら煮ます。
その後、ゴマを加えそのまま冷ましておきます
④わらびはたっぷりのお湯でさっと茹で、水気をキッチンペーパーで拭き取り、食べやすく(1・5~2cm)切ります
⑤酢飯の材料の◎の物を鍋に入れ砂糖が溶けるまで混ぜながら少し温めます。ご飯が炊き上がったら、ボウルや寿司桶に入れ寿司酢を回しかけて、ほぐしながら混ぜていきます
⑥酢飯はそのまま10分ほど放置しておいてから、うちわ等で扇いで冷まします。粗熱が取れたら3・4の具を混ぜ、さらに冷まし、もみ海苔を加え混ぜ完成!
わらびのお寿司なんて、ちょっと通な食べ方ではないでしょうか。お祝い事の時や、お友達などを招待した時に出したい、そんな食べ方のレシピですね!
〈材料〉2人前
わらび 100g やまいも 100g ごはん どんぶり2杯分
のり、わさび 各適量
A だし汁 大さじ2 しょうゆ 大さじ1/2 みりん 大さじ1
付け合わせ(かまぼことあさつきのお吸い物)
①わらびは下ごしらえをし、包丁で細かくたたき、ネバリを出します
②やまいもを皮をむき、すり鉢でよく擦っていきます
③②に①とAを入れ、よく混ぜます
④器にご飯を盛り、③をかけ、わさびと細切りのりを天盛りにして完成!
わらびの素材を存分に生かした食べ方ですね!これなら朝食でも、アツイ夏でもいけそうな食べ方のレシピではないでしょうか。
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