オリーブオイルと相性抜群の調理法で大満足!おすすめ料理レシピ5選
2015/11/14
mksd
焼肉屋さんのメニューでもよく見かける、牛肉ホルモンの部位である牛ミノ。牛ミノはホルモンの中でも癖が少なく食べやすい部位でもあり、コリっとした食感がたまりません!定番の焼肉は勿論、一品でも美味しく頂けます。ご飯に、おつまみに最高な牛ミノの食べ方をご紹介します!
食用の牛肉は、まず「肩」「腿」「バラ」に分けられ、卸店に流通します。そして焼肉の場合、お肉は「赤身」と「ホルモン」に分けられます。赤身は、ロースやバラ、カルビと言った馴染みある「これぞお肉!」な部位です。では、ホルモンとはなんでしょう?
ホルモンと言えば牛、豚、鶏に共通します。今回は牛肉のホルモンに特化し見て行きます。
ホルモンの語源は諸説様々あります。一つは関西発祥説。関西では物を捨てる事を「ほる」と言います。例えば関西弁等で「これ、ほるん?」は「これ、捨てるの?」と言う意味にあたります。肉の中でもあまり食べる事なく捨てていた部位を関西人が「ほるもん→ホルモン」と言った諸説があります。もう一つは、ドイツ語(医学用語)の「ホルモン(動物体内の組織等)」からと言う諸説があります。また、モツ鍋等で馴染みの「モツ(臓物)」とホルモンはおおまかに言えば同じ部位を指します。
牛の胃は、第一の胃から第四の胃まであります。牛ミノは第一の胃にあたります。肉厚で純白に近い白色で、臭みも少なく食べやすい部分です。牛ミノはかなり歯ごたえがあるので焼肉店で食べる際は、包丁で切り込みが入っています。切り開いた形が簑傘に似ていることからミノと呼ばれるようになったと言われています。焼肉店のメニューには「上ミノ」と書かれている事が多いですが、上ミノは中央部分の厚いところを指します。また、胃の壁に脂がはさまっている部分をミノサンドと呼びます。
牛ミノの場所
ホルモンは内臓の総称です。この図では、大腸や小腸を指します。大腸は「テッチャン(朝鮮語)」と言われます。
まず、牛ミノを味わうには、焼肉です!焼肉には、炭火、ガス、電気を使った様々な調理器具があります。中でも炭火で焼いたお肉は最高ですね。
焼肉店で牛ミノを注文すると、包丁で切り込みが入っています。牛ミノは肉厚で固いので、包丁で切り込みを入れる事で食べやすくなります。ご家庭で処理される場合はよく切れる包丁を使って、切り込みを入れてください。怪我にご注意くださいね。
牛ミノは他の肉に比べ、焼いてもさほど色が変わりません。牛ミノの食べごろは、包丁の目を見ます。牛ミノの身は熱すると収縮するため、火が通るにつれて包丁の目が開き始めます。また、牛ミノはあまり肉汁を出さないので、焼きながら頻繁にひっくり返しても構いません。両面の包丁の目が開いたら食べごろです!
焼肉以外で牛ミノを食べる事はひょっとすると少ないかもしれません。しかし、牛ミノは焼肉だけが美味しい食べ方ではありません!家庭でも簡単に牛ミノを使った美味しい一品料理が作れます!牛ミノを使った一品料理は、おつまみに最高です。是非、お試しください♪
ポン酢であっさり頂ける牛ミノレシピのご紹介です。焼肉店のメニューで一品料理の中にも、見かける事があります♪
材料(2人分)
・牛ミノ 200g
・ポン酢 お好みの量で
ミノは5mm~1cmほどの食べやすいサイズに切ります。隠し包丁で切れ込みを入れておくと柔らかく召し上がれます。
たっぷりの沸騰したお湯で約1分程茹でます。茹で上がったら、お湯を切るだけで、ミノを洗ったりはしないでください。
茹で過ぎると固くなるのでご注意ください!
お皿に盛って完成です。お好みのポン酢でどうぞ♪
出来上がったら刻みネギや、水菜等の彩り野菜を一緒に盛ると見た目も素敵ですね。また、もみじおろし、にんにく等のお好みの薬味をつけてお召し上がりください。家庭でミノを処理する場合は、出来るだけ薄く切る方が火が通りやすく安心です。
フライパンで簡単焼肉♪牛ミノに絡まった甘辛お味噌が、ご飯にもお酒にも良く合います!
材料(2人分)
・牛ミノ 1パック
・ししとう 4本
・赤味噌(なければ合わせ味噌) 大さじ1
・酒 大さじ1
☆砂糖 大さじ1
☆みりん 大さじ1
☆醤油 小さじ1
ミノはあらかじめフライパンでさっと炒めておきます。ししとうも、焼き色がつく程度に先に炒めておきます。
フライパンに酒、赤味噌を加えて火にかけ、☆を入れて混ぜ合わせます。
煮立ったら①を入れて汁気がなくなるまで炒めていきます。程よく照りが出て汁気が無くなったら、器に盛り、ししとうを添えて出来上がり♪
フライパン一つで簡単に出来るスタミナ焼肉です。味噌は焦げやすいので、手早く混ぜながら調理しましょう。焦げそうになったら、火を弱めてください。お箸の進む一品です♪
牛ミノを唐揚げにしてはいかがですか?コリコリっとした食感がたまりません!
材料(2人分)
・牛ミノ 200gくらい
・片栗粉 適量
☆濃口醤油 大1
☆酒 大1
☆コチジャン 大1/2
☆にんにく すりおろし少々(チューブ可)
☆生姜 すりおろし少々(チューブ可)
・揚げ油 適量
ミノを適当な大きさにカットして、ビニール袋の中に☆と一緒に入れます。モミモミして、冷蔵庫で30分程ねかせます。
ねかせた牛ミノに片栗粉をまぶし、180度の油でカラッと揚げて皿に盛れば完成です♪
高温でカラッと揚げると美味しいです♪食感とモミダレの旨味が合間見合って、ついつい食べ過ぎてしまいます。お好みで、レモンやすだちを絞ったり、ポン酢につけても良く合います。ミノを焼肉以外で、とっても美味しく食べれる一品です。
牛ホルモンのトマト煮は、イタリアでは「トリッパのトマト煮」としてポピュラーな料理です。トリッパとはイタリアで胃袋を表し、良く使われる材料は「ハチノス」という部分で牛の第2胃袋にあたります。今回は、ハチノスより癖が少なく下処理が楽な牛ミノを使ったイタリアンな一品をご紹介します。
材料(2人分)
・牛ミノ 200gぐらい
・玉ねぎ 1/4個
・ニンニク 1片
・人参 1/6本
・セロリ 1/8本
・オリーブ油 大さじ1
・ローリエ 1枚
・水 1/2カップ
・ハチミツ 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・カットトマト水煮 1/2缶
・黒胡椒 小さじ1/2~2/3
玉ねぎとニンニクは皮をむいてみじん切り、人参とセロリもみじん切りにしておきます。牛ミノは食べやすい大きさに切っておきます。
鍋にオリーブ油と野菜類を入れて、玉ねぎが透き通るまで炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、牛ミノを入れ白くなるまで炒めます。
②に水とローリエを加え沸騰してきたら、灰汁を取って蓋をし、弱火で20分程煮ます。灰汁取りは厚手のキッチンペーパーを落とし蓋のようにして使うと便利です。
③にハチミツと塩を加え更に15分煮ます。
④にカットトマトの水煮を加え、焦げ付かないように弱火で時々混ぜながら20分煮ます。
味を見て塩で調節して、黒胡椒を加えて全体を混ぜます。黒胡椒の量はお好みで調整してください。器に盛って完成です。刻みパセリ等を加えれば彩りも豊かに仕上がります。
意外と簡単に作れる、牛ミノを使ったお洒落な一品です。日本でもホルモンは焼肉を始め、ホルモン煮(モツ煮)もポピュラーです。トリッパのトマト煮はイタリア版モツ煮と言う感じで、家庭料理でもあります。煮込む事で牛ミノが柔らかくなり、食べやすくなります。是非、お試しください♪
牛ミノを始め、ホルモンの味わいは赤身のお肉とはまた違った旨味があります。噛めば噛む程味が出るのは牛ミノやホルモンの特権だと言っても過言ではありません。焼肉は勿論、色んな調理法で牛ミノやホルモンを味わってみてはいかがでしょうか。
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