2016/05/05
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春を感じる食材としてテレビなどでも自生が話題になるふきのとう。非常にアクの強い植物でそのままで使おうとすると包丁を入れた部分が茶色く変色してしまいます。ふきのとうの下ごしらえの仕方はどのような物があるでしょうか。ふきのとうの下ごしらえの仕方をご紹介します
ふきのとうの下ごしらえの仕方
春を感じる植物として、目で楽しみ味を楽しむふきのとう
ふきのとうは、見た目もかわいらしく雪の下から顔を出す姿に春を感じる人も多い植物です。てんぷらなど食用にする事もあり、春の味としても人気のある食材です。しかし、アクが強く、発がん性物質でもあるフキノトキシンを含んでおり下ごしらえが必要になってきます。
ふきのとうの下ごしらえ
天ぷらにする場合は下ごしらえをする必要はありません
ふきのとうの調理方法と言えば、有名な物はてんぷら。てんぷらにする場合はふきのとうの下ごしらえをする人はほとんど居ないと思います。下ごしらえの必要はありません。その他の料理に使用する場合は、味と見た目の両方の観点から下ごしらえが必要になります。その方法をご紹介します。
ふきのとうの下ごしらえの仕方 その1
ふきのとうの下ごしらえは、まずなべにたっぷりのお水を用意します
ふきのとうの下ごしらえの仕方は3つあります。まずは確実にアクを抜く事が出来、その後の調理が非常に楽になる方法をご紹介します。鍋にたっぷりの水を入れ、火にかけます。よく沸騰させた後、そこにベーキングパウダーか重曹を入れます。
ふきのとうの下ごしらえの仕方 その1
ふきのとうの下ごしらえには重曹を使います
ふきのとうは変色した部分をキレイに取り除いて水洗いをしておきます。沸騰したお湯に重曹かベーキングパウダーを入れたものにふきのとうを入れ、落し蓋をして浮かんでこないようにして10分ほど茹でていきます。
ふきのとうの下ごしらえの仕方 その1
たっぷりのお湯を用意して茹でていく下ごしらえ方法
ふきのとうと言えばフキノトキシンという発がん性物質を含む事でも有名ですが、このフキノトキシンも下ごしらえをする事によってほとんどが流れでてしまいます。ふきのとうの下ごしらえは見た目と味と共にフキノトキシンを出してしまうという意味で必要になってくるのですね。
ふきのとうの下ごしらえの仕方 その1
料理に使えるようにするふきのとうの下ごしらえ
茹でたふきのとうは冷水にさらすと鮮やかな緑色になります。しっかり冷水にさらす事も大事な下ごしらえです。この水も何度か替えると良いでしょう。アクを含んだお湯をしっかり流してしまいましょう。これでふきのとうの下ごしらえは完成です。
ふきのとうの下ごしらえ その2
上記以外にもふきのとうの下ごしらえの方法はあります。
ふきのとうの下ごしらえ その2
茹でる以外のふきのとうの下ごしらえの仕方
水によく晒します。同じ水につけ続けず、何度か水を取り替えながらアクを抜いていきます。目安は30分に1回水を取り替えていきます。
ふきのとうの下ごしらえ その2
塩ゆでする事でもふきのとうの下ごしらえは出来ます
重曹やベーキングパウダーを入れる茹でる下ごしらえの方法の他に、食塩を入れるやり方もあります。これも3分ほど茹でた後にしっかり冷水にさらしてアクを洗い流します。どの方法でもアクを抜き下ごしらえする事が出来ますので、料理の方法にあったもので処理をしてください。
ふきのとうを使った料理
春を感じる ふきのとうのおひたし
下ごしらえをしたふきのとうを、しょうゆやかつお節をかけていただきます。素朴でふきのとうの味をそのまま感じる事が出来る料理です。
ふきのとうを使った料理
山形県の郷土料理 ばんけ味噌
下ごしらえをしたふきのとうを細かく切って味噌やみりん、しょうゆなど調味料を加え煮込みます。味噌田楽、パスタ、焼きおにぎりなどに使います。
ふきのとうを使った料理
下ごしらえなしで楽しむ ふきのとうのてんぷら
ふきのとうの食べ方で一番ポピュラーなのは、このてんぷらではないでしょうか。用意したふきのとうは、外側の変色した皮を剥いでよく水洗いします。衣をつけ、高温でカラリとあげれば出来上がりです。キレイな色が変色しないよう揚げ過ぎには注意をして。
ふきのとうの下ごしらえの仕方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。アクが強いふきのとうは、てんぷらに使う場合以外は下ごしらえをしないと苦味が気になってしまいます。適切にアク抜きをして下ごしらえをしてから使うと美味しいですよ!春の味をたのしんでください。
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