2016/03/22
okirakumama
大きくて食べ応えのあるにしんの塩焼きは、ご飯のおかずにも、お酒の肴にもピッタリですよね!そこで、今回は、さらにおいしくふっくらしたにしんの塩焼きを作るためのコツをお伝えします。初めてにしんの塩焼きを焼く方にも、挑戦するきっかけになればいいな、と思います。
冬から春ごろにかけてが旬と言われているにしん。旬の時期には、スーパーでは生のにしんがそのまま1尾から2尾、パック詰めにされて販売されます。また、冷凍でもよく販売されているので、もちろん旬の時期が一番おいしいですが、1年を通して食べられる魚です。
こちらが生のにしん
こちらが冷凍されたにしんです。
頭の先から尻尾の先まで、大きいものだとグリルやフライパンに入りきらないことがあるので、その場合は思い切って、切ってしまいます。
魚を切る時は、普段使っている包丁では切りづらいので、出刃包丁など、魚を切るための、よく切れる包丁があると便利です。
にしんは、他の魚と違い、オスは白子、メスは数の子が入っています。もちろん食べられます。冷凍のにしんでも、よ~く火を通せば問題なく食べられます。しかし、臭みが気になる方や、身だけを食べたい場合は内臓と一緒に取り出し、きれいに洗います。
にしんの切れ目の入れ方
色々な切れ目の入れ方がありますが、このように斜めに入れたり、×模様に入れたりします。
内臓を取ったら、お腹の中にもしっかりと振ります。臭みも取れるので、にしんの塩焼きの大事なポイントの一つです。
切った頭や尻尾、にしんの血などで結構広い範囲が汚れるので、まな板だけだと汚れがあちこちに広がってしまいます。そこへ新聞紙を敷くと、広く使えて、ゴミもそのまま包んで袋に入れて捨てられるので後片付けも楽になりますよ。
後は、グリルで焼いていくだけです。ここまでは、私なりの下ごしらえの仕方をご紹介してきたので、改めて、下ごしらえの仕方と、にしんの焼き方をご紹介します。
2人分
<材料>
にしん 2尾
大根 4センチ
醤油 大さじ1
塩 小さじ1
にしんはうろこをとる
腹をカットする
頭のほうから尻尾のほうへ包丁を動かしていきます。
途中、小さな穴があるので、そこを目安に切っていきます。
今回は三枚おろしではないので全部切ってしまわないようにご注意を。
中に入っている
数の子を取り出す
数の子は別にして活用できます
えらをとりのぞく
内臓をとりのぞく
内臓や血をしっかり洗うことで臭みが取れます。
洗う。
手で取っただけでは取り切れなかった部分は、流水できれいに洗いましょう。
まな板の上で両面に塩をふる。
できれば、この際、切れ目を入れるときれいに焼けて、火の通りもよくなります。
グリルの網にのせる
もし大きくてグリルに入りきらないときは、頭と尻尾は切ってOKです。
グリルへ入れて2分
こんがり焦げてきたらひっくりかえして2分
両面焦げ目がついたらできあがり。
お皿にのせる
火が中まで通っているか確認してください。
また、お使いのコンロの火力により、焼く時間を
調整しながら、焼いてください。
大根はおろし器でおろす
水を少々捨てて
醤油をいれる
レモンやゆずなど、柑橘系の香りを付けるとよりおいしいですよ。
シンプルに大根おろしで食べてももちろんおいしいですが、一味もしくは七味唐辛子を加えて、もみじおろしにしたり、大葉を添えてみたり、食べ方もいろいろ試してみてくださいね。
にしんは、大きさもありますが、白子や数の子も入っているので、中までしっかり火が通るように焼いていきます。表面が焦げすぎないように、火の加減を上手にしながら焼いていくと、美味しい塩焼きを焼くことができます。
塩焼きでそのまま食べてもおいしい、にしんのお腹に入っている白子や数の子ですが、そのまま焼いて、うまく火を通せるか心配な方や、内臓をきちんと取り除いて臭みを取りたい方は、白子や数の子をアルミホイルの上に乗せて、グリルで焼いてもおいしく食べられますよ。お酒のつまみにもう一品。ぜひいかがですか?
向かって右が白子、左が数の子です。
白子と数の子 ひと腹分
<材料>
ニシンの白子と数の子各 ひと腹
塩 大さじ1
酢(あれば白ワインビネガー) 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
玉ねぎ 4分の1個
にしんの白子と数の子は塩をまぶしてしばらく置きます。
お湯で10分位茹でて、一口大に切ります。
(やけどにご注意を)
器にオリーブオイルと白ワインビネガーを1対1の割合にして塩を少し入れます。
白子と数の子を入れ、上に薄くスライスした玉ねぎをのせ、ラップを落とし蓋のようにぴったりとかぶせて一晩おきます。
にしんの白子と数の子は、買った時点ではどちらが入っているか、分からないので、開けてみてからのお楽しみ!白子も好きだけど、やっぱり数の子のほうがちょっとうれしいかも!?こちらのレシピのように洋風の味付けもできるのでぜひお試しあれ。
今回は、にしんの塩焼きのおいしい焼き方をご紹介しました。私自身も一番最初に捌いた魚はにしんでした。3枚おろしなどにしなくても食べられるので、比較的手軽に捌くことができます。にしんの塩焼きを機に、いろんな魚料理にチャレンジしていけるといいですね。
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