春ならではの新じゃがを食べ尽くそう！新じゃが煮物バラエティ

春先から初夏にかけてスーパーでよく見られるようになる新じゃが。出回っているのを見ると冬の終わりを感じられます。
新じゃがの時期は普通のじゃがいもと並んでいることもよくありますが、新じゃがと普通のじゃがいも、何が違うか知っていますか？

通常のじゃがいもは葉や茎が枯れてから収穫し保存されたものを出荷するもので、それに対して新じゃがは葉や茎がまだ青い内に収穫して保存期間を置かずに出荷されたものです。
春に出る新じゃがは九州など暖かい地域で栽培されたもので、だんだんと北上していき、夏頃でまわる新じゃがは北海道で栽培されたものが多くなります。

新じゃがは水分が多いため、煮くずれやすい・ほくほく感は普通のじゃがいもより少ないなどの特徴があり、一般的に煮物には向いてないと言われています。また、普通のじゃがいもと比べ日持ちしないので、袋から出し新聞紙にくるんで冷暗所（常温）で保存し、早めの調理が必要です。

しかし新じゃがは若いうちに収穫され長期保存されずに出荷されるため皮が薄く、そのまま煮物にしても揚げてから煮物にしても皮の食感で変化が楽しめます！また、熱に強いビタミンも普通のじゃがいもより豊富、小さめでみずみずしいので火の通りも早いという煮物にぴったりな長所があります！

1．よく洗った新じゃがを油で焼き色がつくまで軽く炒める
2．ひたひたの水と醤油と砂糖を加え新じゃがに火が通るまで煮たらふたをとりぐつぐつと煮詰める
３．煮汁に照りが出るくらいまで煮詰めたらできあがり！

軽く炒めて煮るだけ！皮付きならば煮崩れも少ないです。大きめの新じゃがなら適度な大きさに切ると断面の部分だけ煮崩れていいとろみにもなります。醤油と砂糖は同量くらいいれると甘しょっぱくてご飯のすすむおかずとしてぴったりです。お好みで調節してくださいね♪

1．新じゃがを多めの油で揚げ焼きする
2．だし汁、醤油、みりんと鶏ひき肉を入れ火にかける。煮立ってきたら新じゃがを加える
3．新じゃがに火が通ったら生姜汁を加え軽く煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける

鶏そぼろと生姜が効いた煮物はお弁当にも最適♪揚げ焼きする時もそのあと煮物にするので短い時間でOKです。鶏そぼろとじゃがいもは鉄板のおいしさですね！

1．オリーブオイルとニンニクで鶏肉と洗った新じゃがを炒める
2．白ワインとトマト缶、鶏ガラの素を加え、ことことと火を通す
3．塩こしょうで調味する

じゃがいもは世界で広く親しまれてる野菜。パンと一緒に朝ご飯にもおいしい洋風煮物レシピです。煮込むときにケチャップをいれればお子様にさらに食べやすくなります♪

1．新じゃが、タマネギ、ベーコンをオリーブオイルとニンニクで炒める
2．白ワインと塩・お好きなハーブをいれて一煮立ちさせたら、ワインと同量の水とコンソメを加えて煮込む
3．最後は煮詰めて黒こしょうをふってできあがり

ハーブはオレガノ、ローズマリー、パセリなどお好きなものを使ってください。フレッシュなものなら本格的ですがもちろんドライのものでも大丈夫です。春らしい白ワインのお供にもおいしい大人の新じゃがの煮物です♪

日々の食卓に欠かせない煮物、新じゃがを使えばそれだけで季節感あふれる一品になります。
煮物の王道・肉じゃがならばいつもの味付けにじゃがいもを新じゃがに代えるだけ！煮る前に素揚げしていれると煮崩れしにくくおもてなしにも使えるしっかりした煮物になりますよ♪

里芋とイカの煮物も新じゃがに代えるといつもとちょっと違う一品に！スルメイカなどは春からよく出回るようになるので一緒に煮物にするのに新じゃがはぴったりですね。
このようにじゃがいもや里芋の代わりに新じゃがを使うといつもの煮物を春らしい一品に変身させることができます！

煮くずれやすい新じゃがですが、さっと煮物を作りたいときにうれしい火の通りの早さと、皮ごと食べることで変化を感じられる煮物レシピをご紹介しました。いつも素揚げで食べてる方も、新じゃがは煮物に向いてないと敬遠してきた方も、ぜひ一度新じゃがの煮物を試してみてください。