記事ID18683のサムネイル画像

栗の甘みを引き出す! 美味しい茹で方の手順とポイントを教えます♪

秋の訪れを感じると食べたくなるのが栗。自分で栗を茹でるのはなかなかハードルが高いけれど、茹で方のコツがあるんだったらぜひ知りたいと思いませんか? 栗本来の甘みを引き出して美味しさもアップする、そんな栗の茹で方とポイントを解説します。

栗の茹で方を知る前に、下ごしらえも大切です

栗本来の美味しさを味わうなら、シンプルで簡単な栗の茹で方である「ゆで栗」がおすすめ。
そこで栗の茹で方を紹介する前に、茹でたあとの皮むきが楽になる下ごしらえの方法を教えます。

栗の茹で方の前に下ごしらえ① 半日干しておく

栗を選ぶ際はずっしりした重みがあり、皮に光沢が感じられるもの、丸みのある形のものを選びましょう。

収穫したての栗は、少し寝かすことでデンプン質が糖分に変わり甘みが増します。
ザルなどに乗せて、日当たりの良い場所に半日置いておきます。
※ポリ袋に入れて冷蔵庫のチルド室で3~4日置くのもおすすめです。

栗の茹で方の前に下ごしらえ② 半日程度水に浸けておく

半日ほどたっぷりの水に浸します。何度か水を変えてあげるとなおいいです。
そうすることで、栗の中に虫がいた場合、追い出すことができます。また、茹でたあとの皮むきも楽になります。

甘みが増す栗の茹で方と茹で時間

つぎに栗の茹で方を解説します。
茹で方のポイントは、少量の塩を加えることや、栗の大きさによって茹で時間を変えることに注意し、茹でたあとすぐに栗を取り出さないことが甘みを引き立たせることにつながります!

一度茹でた栗は、密封容器や袋に入れて冷蔵庫で保存して下さい。傷みやすいので2~3日で食べ切るのが理想ですが、長期保存する場合は冷凍しましょう。

栗の茹で方① たっぷりの水に塩を加える

半日程度浸した栗は、一度水を取り替えます。
鍋に栗が浸かる程度の水を入れ、水1Lに対して塩大さじ1/2強を入れ、よく溶かします。

栗の茹で方② 弱火にして栗を茹でる

塩を加えたら鍋を火にかけます。
火は中火にし、じっくり10分間かけて沸騰させます。
湯が沸騰したら弱火にし、小さい栗なら20分~30分間、大きい栗なら40~50分間茹でます。
合計30分~1時間茹でます。

栗の茹で方③ 水に浸けたまま粗熱を取る

火を止めてそのまま放置しておきます。鍋に手が入るくらい粗熱が取れたら、完成!
水につけたまま粗熱を取ることで、栗がしっとりと仕上がり、塩味が染み込んで甘さが引き立ちます。

圧力鍋を使う栗の茹で方では、皮むきがラクラクに♪

圧力鍋を使った栗の茹で方もあります。圧力鍋を使う茹で方のメリットは、「皮むきがさらに簡単になる」ということです!

【圧力鍋の茹で方】
①栗の尖った頂点の部分に、包丁で十字に切り込みを入れる。
②圧力鍋に栗と、栗が浸かる程度の水を入れる。
③圧力鍋を火にかけて、圧力が上がってから8分程度加熱する。
④火を止め、圧力が完全に下がってからフタを開ける。

圧力鍋を使う茹で方の場合、急な加圧→減圧の過程で、栗の実と渋皮の間にすきまができて皮がはがれやすくなるんです! こんな茹で方なら効率的で、面倒な作業もありませんね。

圧力鍋を持っていたら、ぜひ試したい便利な茹で方

実と渋皮の間にすきまができてる!

力を加えないでもすぐにはがれます

栗の栄養成分にも注目!

栗の茹で方を覚えるのと同時に、栗の栄養的な効能にも注目してみたいと思います。

栗は全体的にバランス良く栄養成分を含んでいて、とくにビタミンB1が豊富に含まれています。これはチアミンと呼ばれる酵素で、糖質やアミノ酸の代謝に関わっています。また、意外にビタミンCも豊富で加熱に強いのが特徴です。栗のビタミンCは、ジャガイモと同じようにデンプン質に包まれているため、今回の茹で方で加熱しても壊れにくく摂取しやすいのです。

ナトリウムを排出する働きがあるカリウムが豊富で、高血圧予防などの効果が期待できます。

渋皮にはポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれています。ポリフェノールは強い抗酸力があり、老化の防止やガンの予防に効果があるそうです。
栗の茹で方を実行して、さらに渋皮煮などにすれば、多く摂取することができますね。

栗の茹で方と一緒に、多くの栄養効果も知ろう!

栗の渋皮煮にはポリフェノールがたくさん含まれています♪

自分で栗を茹でて、美味しい栗料理を堪能しよう!

一般的な鍋を使った茹で方と、圧力鍋を使った茹で方いかがでしたか?
自分で栗を茹でるのはむずかしいと考えていたと思いますが、今回紹介した二つの茹で方を知ったら、決して無理なことではないと思ったはずです!

身近にある鍋の茹で方と、効率的な圧力鍋の茹で方。
手元にある道具や目的に応じて、茹で方を使い分けてみるのも面白いかもしれませんね。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ