さあ、チャレンジしてみよう!カレイの華麗なさばき方をご紹介!
2016/03/23
chonbee.hiro1224
2016/04/01 更新
柔らかく淡白な身が特徴のお魚”キス”。塩焼きや天ぷら、お刺身が美味しいお魚ですよね。ただ、何の処理もされていない魚を1からさばくのは難しいと思っている方も多いのでは?実はキスは簡単にさばけるんです!今回はお刺身用のさばき方と天ぷら用のさばき方をご紹介します。
キス科の海水魚で日本各地の近海に生息しています。いつでも、どこでも新鮮なものが手に入りますが、繊細な魚のため、輸送に適した日本海、九州のものがよく出回っています。海のあゆといわれるぐらい、ほっそりとした姿が美しい魚です。
キスには数種類のキスがいますが、一番おいしいのはシロキスです。関東では「シラキス」、「マギス」、関西では「キスゴ」などと呼ばれています。
【シロキス】
全長35cm。北海道南部以南の日本沿岸から東シナ海にかけて分布する。体色は淡い褐色だが、体側は光を反射して虹色に光る。投げ釣りのもっとも一般的な対象魚である。シロギスのみを対象とした釣り大会も開催される。
【アオキス】
全長40cm。名のとおり体色に青みが強い。かつては東京湾や伊勢湾にも分布したが、開発や水質汚濁によって産卵に必要な干潟を失い、今日では九州や台湾など限られた地域に生き残るのみとなっている。遠浅の浜に脚立を立てて釣る方法は、もともとシロギスよりも警戒心の強いアオギスを釣るためのものだった。
【ホシギス】
全長25cm。奄美大島以南に分布する。死ぬと体側に褐色の斑点が浮かび上がる。
【ダイオウキス】
最大で全長70cmに達する大型種。オーストラリア近海に分布し、日本には生息しない。全身に褐色の小さなまだら模様がある。
【旬の時期】
一年中出回っている。卵を持つ、6月~9月ごろが旬。
【原産地・分布地】
北海道以南の日本各地の沿岸、中国広東省の近海に分布している。
【栄養の特徴】
白身魚。高たんぱくで、脂肪が少ない。
【選び方のポイント】
・目が澄んでいるもの。
・うろこがたくさんついているもの。
・腹側が切れ、内臓がとびだしているものは鮮度が悪い。
・身がよくしまっているもの。
・身に透明感があるもの。
キスのお刺身
お刺身用には「大名おろし」というさばき方をします。
一般的に言う「3枚おろし」です。
ウロコを包丁の先で削るように取ります。残さず綺麗に取りましょう。
次に頭を落として、ハラワタをかき出し、腹の中を流水で洗います。
血合いも綺麗に洗い流してください。
頭側から背骨の上を添うように包丁を入れ、片身をとります。
反対側の身も、同じように背骨に沿って身を取ります。
2枚の切り身に残った腹骨を忘れずに削ぎましょう。
これで3枚におろせました。ポイントは背骨に添うように綺麗に身を取ることです。
最後に皮を引きます。尾側を右にし、皮を下におきます。
左手で皮のはじを押さえ、皮と身の間に包丁を入れ、皮を剥ぎます。
皮が切れやすいので、ここは慎重に!
あとは身を食べやすい大きさに切ったら、お刺身の完成です☆
キスの天ぷら
天ぷら用には「背開き」と言うさばき方をします。
キスの一夜干しなどを作る場合にもこのさばき方で大丈夫ですのでぜひ覚えてください。
ウロコを包丁の先で削るように取ります。残さず綺麗に取りましょう。
次に頭を落として、ハラワタをかき出し、腹の中を流水で洗います。
血合いも綺麗に洗い流してください。
背側から背骨の上を滑らすように包丁を入れます。
このとき腹側を切り落とさないように気を付けてください。
次に切り身を伏せて、さきほどと同様に包丁を滑らせます。
ある程度切れ骨が取れてきたら、包丁の根元で背骨を押さえ、身と骨を離します。
背骨を尾の近くで断ち切ります。
腹骨を片方ずつ削ぎ落とします。
キスの背開きができました!残った背骨は脂で揚げて『骨せんべい』にすると美味しく食べられますよ♪
天ぷらにする場合、開いたキスに軽く塩を振り、衣をつけてカラッと揚げてください。
淡白で柔らかな身がたまらない一品が完成です。
キスは小さな魚なので、そんなに力を入れずにさばけます。
包丁を入れるときは、そっと手を添えて、あまりキスを抑えつけないようにしてさばきましょう。
いかがでしたか?
大きな魚をさばくのは至難の業ですが、キスならさばける気がしませんか?
今回はお刺身用のさばき方【大名おろし】と、天ぷら用のさばき方【背開き】をご紹介いたしました。
キスは1年中手に入るお魚で、値段もさほど高くなくスーパーなどで手に入りますので是非ご自宅で絶品のキス料理を作ってみてください。
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