刺身は漬けが美味しい！残らなくても漬けにする！刺身の漬けの作り方

「漬け」とは、もともとは寿司屋の隠語で、マグロの赤身の寿司、または、その赤身のこと。現在は、マグロに限らず、刺身を醤油漬けにしたものを「漬け」とよんでいます。サーモンやかつお、余った刺身で手軽に楽しめる漬けは、美味しさが増すだけでなく、保存可能期間も少し延長できるなど、うれしい効果も期待できます。

江戸期に、マグロが大量に出回った時、腐敗防止、つまり保存目的に「漬け」が始まったといわれています。醤油には、消臭効果、静菌（殺菌）効果があるので刺身のままより、漬けにすると２、３日長持ちしますし、臭みが消えて、独特の旨味も増し、味わいもよくなります。

刺身の漬けの作り方は簡単。刺身を漬けるための漬けだれを準備するだけ。漬けだれの基本は醤油にみりん、酒を加えたもの。漬け込む刺身によって、たれをアレンジすると美味しさも増します。

基本的なマグロの漬け丼のレシピです。電子レンジで作る簡単な漬けだれとかつお節を加えて作る本格的な漬けだれが紹介されています。漬け込む時間は４，５分ほど。少量の漬けだれで丼を仕上げています。基本的な漬けだれです。量を増やせば、残った刺身を漬け込んで冷蔵庫で保存し、翌日以降も美味しく食べられます。保存期間は２日ほど。

残った刺身をニンニクを加えたたれに漬け込んでおつまみに。ニンニクの風味が食欲を増します。生臭みも消えて、風味も増しますが、漬け込みすぎは色も悪くなるので食べる前に漬けましょう。残った刺身を全部まとめて漬け込んで、一緒に食べられるのは簡単でうれしいです。

もっと簡単に、わさび醤油に漬けるレシピです。わさびの風味が消えないように、食べる前に漬けましょう。１０分ほどで味も染み込み、臭みも消えます。大葉と香ばしいすりごまを加えることで、さらにさわやかな風味で、美味しく頂けます。

刺身の漬けは「漬け丼」だけではありません。美味しい漬けはアレンジ料理にも使えます。美味しい刺身の漬けで美味しい料理を楽しみましょう。

鯛のお刺身を漬けにしたら、だし汁をかけていただきます。お茶漬けにする前に、温かいご飯に乗せて食べ、２膳目にだし汁をかけていただくのがおすすめです。

マグロの漬けはアボカドと一緒に、定番の味わいの丼にしましょう。アボカドは時間が経つと色が変わってしまうので、混ぜる直前に切ります。少し甘めのたれが美味しい漬け丼です。お試しください。

漬けにしたかつおの刺身を唐揚げにしていただきます。しょうがのすりおろしを加えて漬け込むので、かつお独特の臭みも消えます。しっかりと漬け込むのが美味しさのポイントです。少ない油で揚げ焼きが手軽でうれしいレシピです。

刺身を漬けにするのは残ったからではなくて、美味しいから。保存がきくのはうれしいけれど、刺身の違ったおいしさが味わえるのも楽しみです。美味しいお刺身は多めに買って、二度楽しみたいと思う方も多いかもしれませんね。美味しい刺身の漬けを楽しみましょう。