記事ID14619のサムネイル画像

手作りならではの深い味わい。栗渋皮煮のいろいろレシピ5選☆

栗渋皮煮って、作るの大変そう・・・。はい、確かに手間が掛かります。でも、出来上がった時の達成感とその深い味わいに感動が生まれます!そんな栗渋皮煮のレシピをご紹介します。ほっくり甘くて美味しい渋皮煮。5つのレシピの中からお気に入りを見つけて下さいね。

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮

材料 ( 作りやすい量 )

栗(大きい物)1kg
重曹(タンサン)大さじ2
<栗のみつ>
ザラメ(砂糖)500g
黒砂糖100g
しょうゆ小さじ2
水800ml

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮のレシピ<下準備>

栗はザラザラした側から、栗むき用の包丁ばさみで栗に傷を付けないように外側の固い皮をむく。むいた栗は鍋に重曹とかぶるくらいの水を加えて半日以上つけておきます。

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮のレシピ①

栗を漬けておいた鍋ごと中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて20~30分ゆでる。
鍋ごと流し台において、水がきれいになるまで流水を鍋の側面ギリギリに落としながら洗う。

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮のレシピ②

水がきれいになって手で栗を触れるくらいになったら、栗を1個ずつ丁寧に洗いながら渋皮の筋を楊枝などで取り、ザルに上げ水気をきる。

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮のレシピ③

鍋をきれいに洗って<栗のみつ>の材料を入れて中火にかけ、ざらめ(砂糖)を煮溶かしていったん火を止め、栗を入れる。
紙の落とし蓋をして、ごくごく弱火にして軽く沸々してきたら、そのまま60~90分煮て火を止め、鍋の蓋をしてそのままひと晩寝かせる。
アクが出る場合はアクを取ってください。

栗渋皮煮のレシピ①:栗の渋皮煮のレシピ④

翌日、再び弱火にかけ、沸々してきたら火を止め、熱湯消毒したきれいな瓶などに栗を入れる。
<栗のみつ>は火を強めてひと煮立ちさせ、熱い状態で栗の瓶に入れ、栗がみつから出ないようにして、瓶の蓋を閉める。
常温まで冷めたら冷蔵庫に入れる。

◆栗の皮を包丁でむく場合は、塩大さじ2を入れたたっぷりの水にひと晩つけ、外皮を少し柔らかくしてからザラザラした側からむきます。急ぐ場合はぬるま湯に2~3時間つけてください。
◆流水が強いと栗が割れてしまいますので、弱めの水量で洗ってください。
◆トロ~ンとしたみつがお好みの方は、みつを煮詰めてトロ~ッとさせてから、栗の瓶に入れてください。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮

材料 (作りやすい分量)

生栗1kg
重曹小さじ1/2+1/2
●水800ml
てんさい糖(グラニュー糖等)600g

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ①

ホウロウ鍋に栗とかぶるほどの水(分量外)を入れて沸騰させ、火を消す。
粗熱が取れたら、渋皮に傷をつけないよう鬼皮をむく。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ②

ホウロウ鍋に1とかぶるほどの水(分量外)、重曹小さじ1/2を加えて沸騰させ、弱火でゆで汁が赤黒くなるまでしっかりゆでる。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ③

②の栗を水に取り、手でこすりながら取れる範囲で渋皮を取る。しばらく水に浸けておく。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ④

鍋に3の栗、かぶるほどの水(分量外)、重曹小さじ1/2を加えて沸騰させ、弱火にしてゆで汁が赤黒くなり、火が通るまで煮る。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ⑤

④の栗を水に取り、筋を爪楊枝できれいに除き、何度か水を替えながらアク抜き後、水けを切る。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ⑥

鍋に⑤の栗、水(●)を加えて沸騰後に半量の砂糖を加える。
アクが出たら除きアルミ箔の蓋をし、弱火で15~20分煮て冷ます。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ⑦

⑥の工程を再度繰り返す。
3度目は砂糖を加えないが同様にし、冷まさない。

栗渋皮煮のレシピ②:秋の台所仕事★絶品!我が家の栗渋皮煮のレシピ⑧

⑥の熱いままの渋皮煮とシロップを、煮沸して乾燥させた瓶に7~8分目まで入れ、脱気処理する。※家では冷蔵庫に保管している。

栗渋皮煮のレシピ③:ほんのりコーヒー香る 栗の渋皮煮

材料 (作りやすい分量)

栗 500g
重曹 大さじ1~1.5
砂糖 500g
濃いコーヒー(※作り方6) 500cc
ラム酒やブランデー 好みで大さじ1~1.5

栗渋皮煮のレシピ③:ほんのりコーヒー香る 栗の渋皮煮のレシピ

①栗の鬼皮のみを剥く
 →専用のナイフや包丁などを使い、なるべく渋皮を剥かないように。
 専用ナイフなどない場合、栗に熱湯をかけて冷めるまで待つと剥きやすくなります。

②鍋に栗をいれて、栗が浸る程度の水(分量外)と重曹大さじ1を加え、火にかける。

③煮立ったら栗が踊らないように弱火で15分。
 →こまめにアクをすくう

④煮汁を捨てて、栗をすぐに流水に晒し、鍋は洗う。

⑤2~4を繰り返し、大きい渋皮の筋などを取り除き、栗や渋川が硬いようなら再度2~4を繰り返す。

⑥コーヒーを準備する
 →インスタントでもドリップでも良いので、苦味めのものを使用します。
 インスタントなら500ccの水に対して大さじ5、ドリップなら500ccのお湯でフレンチ~イタリアンローストの粉40gをドリップするくらいの割合。
 これくらい苦くても、栗が苦くなることはありません。

⑦鍋を洗い、砂糖・コーヒー・栗を入れて火にかけ、砂糖を煮溶かしながら弱火で30分~1時間

⑧お好みで洋酒を加え、半日~1日そのまま常温に置き、甘さを浸透させる

⑨~保存~
 長期保存する場合は8のあとに火にかけ、芯まで熱くなるまで軽く沸騰させ続け、仕上がった直後にシロップと共に瓶に詰めます。

◆瓶が冷たいと温度差で瓶が割れる場合があるので、温めておくと割れにくいです。
◆瓶や、栗をすくうのに使う道具はあらかじめ煮沸消毒しておきます。
◆冷めてから詰めると雑菌混入の原因になるので、必ず熱いうちに。
◆瓶などに入れない場合は、冷蔵保存で数日中に食べきります。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮

材料 (作りやすい分量)

栗1kg
重曹小さじ2
砂糖800g
ラム酒お好みで

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ①

鍋にお湯を沸かし、栗を入れ冷めるまでおく。
鬼皮をむいて鍋に入れて水をたっぷり注ぎ、沸騰させる。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ②

沸騰したら重曹を小さじ1加えて10分ほど煮る。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ③

蛇口から細く水をたらし、水がすっかりきれいになるまで新しい水を注ぐ。
※ゆっくりと水を替えて栗に温度差によるダメージを与えないこと。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ④

水がきれいになったら、2をもう一度繰り返す。

③の手順で水を替え、竹串を使って栗の表面のけばをキレイに掃除する。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ⑤

新しい水をはって、もう一度沸騰させ、弱火にして栗が柔らかくなるまで30分から1時間煮る。

⑥ 翌日グラニュー糖150gを加えて煮溶かし、冷めるまでおく。その翌日残りのグラニュー糖150gを加えて煮溶かす。

栗渋皮煮のレシピ④:秋の味覚★栗の渋皮煮のレシピ⑦

冷めたら好みでラム酒を加え、煮沸消毒した瓶に詰める。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮

材料(10人分)

栗 1kg
大根おろし 3カップ
重曹 大さじ1 
三温糖 400~500g

栗の渋皮煮のコツは、大根おろしと重曹で茹でる渋抜きです。早速ためしてみました!渋味がないでき上がりで、これはぜひおすすめです。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮のレシピ①

栗は一晩水につけておき柔らかくなった鬼皮を平らな底面から渋皮を傷つけないようにむきます。鍋に栗を入れ、かぶるくらいの水を加え1/3の大根おろし、1/3の重曹で中火にかけます。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮のレシピ②

沸騰したらアクをとり10分ほど茹てから火を止めてしばらく冷まし、ゆで汁を捨てます。ぬるま湯を張ったボウルで栗を洗います。再び鍋に栗を入れ水を加え、大根おろし、重曹で茹て栗を洗う作業を3回繰り返します。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮のレシピ③

アクがとれた栗はぬるま湯で余分な渋皮や筋を丁寧にとりのぞきます。
鍋の水をかえながら栗を30分ほどつけておきます。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮のレシピ④

鍋に栗を入れ、栗がかぶるくらいの水に砂糖を半分加えて落とし蓋をして弱火で20分間煮ます。
残りの砂糖を加えて再び弱火で20分間煮ます。
一晩そのまま置いて味を充分しみ込ませます。
取り出した栗の煮汁を約半分くらいに煮詰めて塩一つまみを加えて栗を戻します。

栗渋皮煮のレシピ⑤:ちょっとしたコツ!栗の渋皮煮のレシピ⑤

渋味がなくて充分味が染み込んだ渋皮煮。
脱気殺菌したビンに入れて冷蔵庫で1ヶ月くらい保存できます。

◆鬼皮は平らな底面からナイフを入れ、できるだけ渋皮を傷つけないように剥きます。
◆砂糖は2~3回に分けて加えます。一度に加えると栗が固く煮上がってしまいます。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ