2016/03/17
まる
すだちとかぼす、見た目も緑で酸味があって・・・とそれぞれ漠然としたイメージしかない人が多いのではないでしょうか?実はすだちとかぼすは別物なので、使い方次第でお料理の味がぐんと変わってきます。今回はそんなすだちとかぼすの違いを徹底解明してみましょう。
すだち(酢橘、学名:Citrus sudachi)はミカン科の常緑低木ないし中高木。徳島県原産の果物で、かぼすやユコウと同じ香酸柑橘類[2]。名称の由来は食酢として使っていたことにちなんで、「酢の橘」から酢橘(すたちばな)と名付けていたが、現代の一般的な呼称はすだちである[3]。
かぼすと混同されることがあるが、かぼすは大分県の特産で、大きさが全く違う。すだちは30 - 40グラム程度、かぼすは100 - 150グラム程度である。
かぼす(臭橙、香母酢、学名:Citrus sphaerocarpa)は、ミカン科の常緑広葉樹、または、その果実で、柑橘類のひとつである。
ユズの近縁種で、枝には鋭い刺がある。果実は緑色のうちに収穫するが、熟すと黄色くなる。果肉は黄白色で、多汁であり酸味が強い。果汁を搾って食用とする。すだち等と混同されがちだが、果頂部の雌しべの落ちた跡の周囲がドーナツ型にやや盛り上がるため外観からも容易に区別できる。また、かぼすの果実がひとつ100 - 150 グラム程度であるのに対して、すだちは30 - 40 グラム程度と、大きさもまったく異なる。
すだちとかぼす。左がかぼすで右がすだち。
まずはすだちとかぼすの大きさ比べからです。すだちは1個40gと小さく、ゴルフボールくらいの大きさです。それに比べてかぼすは、1個100から150gとテニスボールくらいの大きさなので、見た目からの判断が可能です。
生産地ですが、すだちは9割以上が徳島県で生産されています。かぼすは大分県特産の香酸かんきつで、やはりこちらも9割以上が大分県で生産されています。
すだちは、さわやかな香りやほどよい酸味が楽しめます。それに比べてかぼすは、香りが高く豊かな風味があって、まろやかな酸味が楽しめます。
すだちとアンチョビのペペロンチーノ
すだちの酸味がさっぱりと仕上げてくれるので、暑い夏に食べたい一品です。
材料
すだち 1個半
パスタ(1人分・約80g)
アンチョビ(3切れ)
塩(0、8g約1%分)
にんにく1かけ
タカのつめ(適量・お好み)
小葱2~3束分
オリーブオイル大さじ1
レシピ
1 たっぷりのお湯にお塩を入れ茹でます。
2 フライパンにオリーブオイルを入れ
3 スライスしたにんにく、タカのつめで香を出します。
4 アンチョビを入れます。
5 茹で上がったパスタと茹で汁(お好み)を入れて絡めながら仕上ます。
6 すだちの輪切りと小葱をあしらい出来上がり♪
7 すだちをつぶしながら、すだち香を楽しみながらいただきます。
焼きシイタケのおろしすだちのせ
秋のしいたけが美味しい時期に、シンプルにしいたけを楽しめる一品。すだちがいい仕事をしてくれます。
材料 ( 2 人分 )
シイタケ6個
大根おろし大さじ4
甘酢大さじ1.5~2
七味唐辛子適量
すだち1個
レシピ
1 シイタケは笠の内側を上にして、グリルに並べる。火が通るまで5分程度焼く
2 水気を絞った大根おろしに作り置き甘酢を混ぜ合わせて、シイタケの笠の内側にのせる。お好みで七味唐辛子を振り、すだちを添える。
サーモンときのこのホイル焼き
サーモンのうまみをまろやかなかぼすが引き立ててくれる、秋に食べたい一品です。
材料(2人分)
生鮭…2切
シイタケ…4枚
タマネギ(小)…1個
かぼす…1個
かぼす果汁…1個分
バター…20g
塩胡椒…適量
レシピ
1)太めにスライスしたタマネギとシイタケをホイルに敷き、その上にサーモンを置く。
2)半月切りにしたかぼすとバターを乗せ、さらにかぼす果汁をまんべんなくかける。
3)ホイルで隙間なくしっかりと包み、トースターで10分程度焼く。
4)器に乗せ、切ったカボスを添える。
鶏ときのこのかぼすバターソース
こってりしがちなバターソースにかぼすを加えることで、味がひきしまります。ガッツリおかずですが、かぼす効果でパクパクたべられてしまいます。
材料
鶏肉1枚(もも肉)
キノコ100g(マイタケ、シイタケなど)
白ワイン50cc
Aカボスバターソース
・カボス2個
・しょうゆ大さじ1と1/2
・バター20g
塩適宜
コショウ適宜
オリーブオイル少々
レシピ
1 キノコは耐熱の容器に入れ白ワインを注ぎ、電子レンジ(600W)で約2分加熱しておく。※お使いの電子レンジにより、多少の誤差があります。加熱時間は目安ですので、ご注意ください。
2鶏もも肉は半分に切り、余分な脂などは取り除いておく。両面に軽く塩・コショウし、少量のオリーブオイルをフライパンに熱し、皮目から焼いていく。パリッとして十分焼き目がついたら裏返し、弱火でじっくり火を通す。(しんなりするのでふたはしない)
3 仕上げに1で出た汁のみ皮目にかからないように加え、なじませたら肉を取り出し、器に盛る。フライパンに1のキノコ・Aのカボスバターソースを加え鍋をゆすり、ソースがまとまってきたら肉にかけて出来上がり。つけ合わせにラディッシュの塩もみを添える。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局