定番からちょっと変わったレシピまで♪ゴーヤを使った人気レシピ3選
2016/07/22
ががさま
沖縄料理の定番食材でもあるゴーヤ。暑い夏のスタミナ源として知られ注目されている食材です。独特な苦味を持つゴーヤは苦手な人も多いですが、苦味を上手く取り除けば美味しく食べられます。今回は苦味の取り除き方と合わせて、程よい苦味が美味しいおすすめレシピも紹介します。
ゴーヤは6月から8月が最もおいしい季節です。
ゴーヤにはビタミンCやビタミンB1、B2、 葉酸、カリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維などたくさんの栄養を含んでいます。特にゴーヤに含まれるビタミンCは熱に強いため、加熱調理にも適しています。
ゴーヤといえば、とにかく独特な強い苦味が特徴的ですよね。この苦味の成分は、”モモルデシン”と”チャランチン”という成分によるものです。どちらもあまり聞いたことがない名前ですが、実はこの苦味成分にはとってもすごい効果が秘められていたんです!!
ゴーヤの独特の苦味は、モモルデシンとチャランチンという成分によるものです。これらの成分には、血糖値やコレステロールを下げる働きがあります。
この他にもモモルデシンには肝機能を高めたり、胃腸の粘膜を保護する役割や、胃液の分泌を促すことによる食欲増進効果もあります。
これらの苦味成分のお陰で胃を健康に保つことができるのですね。夏バテ予防や疲労回復が期待できるというのも納得です。
ゴーヤの苦味の取り方はレシピによってもいろいろあるのですが、ここでは一般的に紹介されているものをご紹介させて頂きます。ぜひ参考にしてみてください♪
【わたの取り方】
ゴーヤのわた自体は、苦味をほとんど感じません。一般的に調理過程で「わたを取り除く」ように言われているのは、取り除くことで見た目が良いからだと思われます。
ゴーヤを軽く洗ったあと両端を少し切り落とし、縦半分に切ります。 次にスプーンを使ってわたを取り除きます。わた自体に苦味はないので、わたの底をなでるように軽く取るだけでOKです。
【切り方】
ゴーヤは薄く切れば切るほど、この後の塩もみや下ゆでによって苦味が抜けやすくなります。 しかしゴーヤが薄すぎると食感的にも味的にも物足りないものになります。2mmほどの厚みに切ることでゴーヤの苦味を適度に感じれます。
①塩だけを使った塩もみのやり方
ゴーヤの塩もみは一般的なやり方ですが、ゴーヤの苦味を適度に抜いてくれます。 ゴーヤ1本に対して、塩小さじ1を合わせて、よくもんで10分置きます。
②砂糖と塩を使った塩もみのやり方
砂糖も塩と同じく、野菜に含まれる水分などを引き出す効果があるので、苦味を一緒に取り除くことができます。ゴーヤ1本に対して、塩小さじ1/2と砂糖小さじ2を合わせて、よくもんで10分置きます。
①もしくは②のやり方で調味料をゴーヤにもみ込むと、10分ほどで下の写真のようにゴーヤから水分が出てきます。
【下茹でのやり方】
「塩もみ」もしくは「塩・砂糖もみ」をしたゴーヤは、さっと下ゆでしてから調理に使うことでさらに食べやすくなります。やり方はとっても簡単♪
①鍋に湯を沸かし、塩などの調味料がついたままゴーヤを入れます。茹で時間は10秒程度でOKです。
※茹ですぎると食感が失われてしまうので注意!
②ざる上げして、冷水に取って粗熱を取り、冷えたらギュッとしぼって下処理完了です。 そのままおかか和えや、ゴーヤチャンプルーなどに使ってください。
ゴーヤ料理の中でも定番のゴーヤチャンプルー。豚肉から出る旨味と油で炒めることで、ゴーヤの独特な苦味が感じにくくなりマイルドな味になってとっても美味しいですよ。
ゴーヤの苦味は豚肉以外にも鶏肉やベーコン、ウインナーなど塩気や油とともに旨味が出てくる食材と相性がいいんですよ♪
材料:(2人分)
ゴーヤ:1/2本
豚肉(薄切り):100g
卵:1個
木綿豆腐:1/2丁
サラダ油:大さじ1
かつお節:適量
(A) しょうゆ :大さじ1と1/2
(A)みりん:大さじ1と1/2
①にがうりは縦半分に切り、スプーンなどでわたをきれいに取り除き、2mm厚さの半月切りにする。ボウルに入れて塩(分量外)でもみ、水で洗い、水気をきる。
②卵は溶きほぐす。
③豚肉はひと口大に切る。
④豆腐は水きりし、手でひと口大にちぎる。
⑤フライパンにサラダ油を熱し、②を流し入れて半熟に炒め、取り出す。
⑥同じフライパンで③、①、④を炒め、⑤をもどし、(A)で調味する。
⑦器に盛りつけ、かつお節をちらす。
もやしやタマネギなど他の食材とも相性バッチリ!!味噌風味にしたりとアレンジもきくのでおすすめです♪
ゴーヤの苦味も砂糖と酢でさっぱりと食べられちゃいます。ツナの旨味とマヨネーズも苦味をマイルドにしてくれるので、お子さんでも食べやすいと思います。
材料
ゴーヤ:2分の1本(長さ的に12~15㎝)
シーチキン缶(水煮またはスープ煮):1缶
玉ねぎ:2分の1個
<調味料>
マヨネーズ:大さじ4~5くらい(お好みの量)
酢:大さじ2分の1
砂糖:小さじ1~2
塩:少々
コショウ(ブラックペッパー): 好みの量
①ゴーヤを縦半分に切り中綿と種をスプーンでキレイにこさぎ取り、2㎜幅にスライスし、塩をふる。
②玉ねぎを薄くスライスして塩もみする。シーチキンは水分を取る。
③鍋に湯を沸かし、沸騰した鍋のお湯の中にゴーヤを入れ、30秒後にざるにとり、氷水につけた後しっかり絞りボウルに入れる。
④絞ったゴーヤに塩もみした玉ねぎをしっかり絞ってシーチキンとボウルに入れ、酢、砂糖、マヨネーズを加え混ぜ合わせる。
⑤塩コショウで味を調えて出来上がり♪
味見してマヨと砂糖の量は調整して下さい。
厚みがあって一見苦そうに見えるゴーヤの天ぷらですが、下処理と油で揚げることで格段に苦味が抑えられるんです。
材料:(2人分)
ゴーヤ:1本
<ころも>
卵:1個
小麦粉:1/2カップ
塩:小さじ1/2
①ゴーヤーは1cm幅の輪切りにし、スプーンで種を除く。塩小さじ1/2(分量外)をふり、水けが出たらさっと洗い、水けをペーパータオルでしっかりふく。
②ころもを作る。計量カップに卵を溶きほぐし、水を加えて70mlにし、ボウルに移す。塩を加えて混ぜ、さらに小麦粉を加えて混ぜる。
③ゴーヤーに小麦粉を薄くまぶし、2のころもをからめ、高温(約180℃)に熱した揚げ油でカラリと揚げる。油をきり、器に盛る。
ゴーヤチップスも美味しいよ♪
「やっぱり分厚いのは苦手だなあ~」と抵抗がある人は、薄めに切って揚げ、軽く塩を振ってゴーヤチップスにしておやつやおつまみ感覚で食べるのもおすすめですよ♪
ゴーヤでごま和えもできちゃいますよ♪美味しさのポイントは『ゴマ油』の香ばしさと『生姜』の風味!!ごま油と生姜でゴーヤの苦味がマイルドになり、癖になる美味しさです。
材料
ゴーヤ:1本
いりゴマ:大さじ2
濃口醤油:小さじ2
砂糖:小さじ2
①いりゴマ大さじ2、濃口醤油小さじ2、砂糖小さじ2をすり鉢の中で合わせます。
※ごまは半ずりにしましょう!
②そこへ基本の下処理をしたゴーヤ1本分を入れ、針生姜もしくはおろし生姜を加えて和えます。
※針生姜なら箸で一つまみ、おろし生姜なら小さじ1/2程度。
③仕上げに、ごま油を小さじ1/2程度加え軽く混ぜ合わせて完成です。
今回はゴーヤの苦味とその取り方、苦味を美味しく食べるおすすめレシピを4つご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
栄養満点だけど、独特な苦味に抵抗がある、食べづらい・・・という方も下処理の仕方と調理次第で苦味も美味しく食べられると思います。ぜひレシピを参考にしていただき、美味しくゴーヤを食べて元気に夏を過ごしちゃいましょう♪
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