2015/10/30
az2az
みんなが大好きな卵と、お手軽便利に使える電子レンジ。卵と電子レンジには毎日必ずお世話になっている人も多いのでは?でも、電子レンジで卵を加熱すると危険だと聞いたことはありませんか?今回はそんな噂の真相と電子レンジを使った卵レシピについて探ってみました。
みなさんは卵、お好きですか?卵アレルギーの人はともかく、そうでない人なら「卵がキライ!」という人は少ないのではないでしょうか。小さいころから慣れ親しんでいる食材、卵。冷蔵庫の中にいつも入っていて、生でも加熱しても食べられる卵。栄養価も高く、手軽に良質なたんぱく質をとることができるので、忙しい朝にもぴったりですよね。
そしてもう一つ、今や日本の家庭のキッチンにはなくてはならない存在になった、電子レンジ。ボタン一つで食材を思い通りに加熱してくれる、とても便利な家電ですよね。冷凍食品の解凍や食材の下ごしらえのみならず、調理の過程すべてを電子レンジにまかせてしまうこともできる、まさに魔法の箱!
そんな卵と電子レンジを組み合わせたら、きっと最強の使い方ができるはず・・・!
でも、ちょっと待ってください。どちらも、扱い方にはコツがいるんです。そのふたつを組み合わせるのですから、そんなに安易にできるのでしょうか。。。
ゆで卵でも作ろうかな、でも1個だけのために鍋にお湯を沸かすのはもったいないし・・・と思って、軽い気持ちで殻のままの卵を電子レンジにかけてみたら、卵が爆発してやけどをしてしまった。こんな事故が後を絶たないそうです。電子レンジの取扱説明書には、加熱してはいけない食材として、殻や膜のついた食材(卵・ゆで卵を含む)が明記されていますが、なかなかそこまで読まなかったり、読んだとしても軽く流してしまったり。その結果、卵は飛び散ってグチャグチャ、後片付けも大変そう、大事な電子レンジも汚れるし、最悪の場合は怪我ややけどをしたり、電子レンジが故障してしまうこともあります。
電子レンジで卵を加熱すると、なぜ爆発してしまうのでしょうか。生卵は白身も黄身もそのほとんどが水分です。電子レンジにかけることによりこの水分が沸騰するわけですが、卵は殻や膜に覆われているため、沸騰しても水蒸気の逃げ場がなくなってしまいます。水蒸気が発生することで殻の内部の圧力が上がり、殻や膜がその圧に耐え切れなくなった時に爆発するというわけです。
また、電子レンジにかけている時には爆発しなくても、取り出す時や食べようとした時など、外部からの刺激が引き金になって爆発するケースもあります。いずれにしても危険であることには変わりませんね。
殻のついたままの卵を使って電子レンジでゆで卵を作ることができる、という便利なグッズも市販されています。ところが国民生活センターでは、そのような器具を使って電子レンジで加熱した場合、使い方によっては卵が破裂する危険がある、として注意を呼び掛けています。
1)加熱時間を長くしたり、出力を大きくしたり、水の量を少なくしたりすると卵が破
裂することがあるので、加熱の条件をよく確かめる
加熱時間を長くしたり、電子レンジの出力を上げると卵が破裂することがあるので、
使用する場合は表示をよく確かめる。
また、容器に入れる水が少なかったり、水を入れなかった場合にも破裂することが
あるので、容器には必ず水位線まで水を入れ加熱時間を守るなど最大限の注意をして
使用すること。
2)加熱直後の器具や卵、熱湯によるやけどに注意する
加熱直後は、器具や卵だけでなく、入れた水もかなりの高温になっているため、不
用意に素手で持ったりしないこと。また、加熱しすぎた卵は、衝撃を加えると破裂し
てやけどするおそれがあるので十分注意すること。
このように見てくると、殻や膜が付いたままの卵を電子レンジで加熱することは危険だということがわかりますね。また、加熱しすぎも破裂の原因になることがあるようです。逆に言えば、それらの点に気を付けることで、電子レンジを利用した卵料理も不可能ではないということがわかります。
レンジでだし巻き卵
卵、水、顆粒だしの素の3品だけで美味しいだし巻き卵が電子レンジで作れる便利なグッズ。加熱時間は、500ワット40秒を2回、最後に1分待つだけ。コツのいる卵を巻く作業がいらないのも嬉しいですね。
電子レンジ専用薄やきたまごメーカー
溶きほぐした卵を本体に薄くのばし広げ、電子レンジで加熱すると、きれいな薄焼き卵ができちゃうグッズ。薄焼き卵は、海苔巻きの海苔の代わりにしたり、錦糸卵としてトッピングに使ったりと、いろいろ使えますよね。加熱時間は500ワット1分20秒~1分30秒。
半熟たまごボール
ダイソーのグッズ。割り落とした卵の黄身部分に楊枝などで数か所穴をあけ、水を加えて電子レンジ加熱。ザル部分で水を切れば難しい半熟卵も簡単!温泉卵のように食べても美味しそうですね~。加熱時間は500ワットで50秒。
レンジで簡単バターエッグ
◆材料◆
・バター10g
・卵2個
・しょうゆ小1
◆作り方◆
1.ココット(耐熱皿)にバターを塗る。バターは塊が残りますがそのままでいいです。
2.卵を割り入れてしょうゆを入れる。他に具を入れるときはここで一緒に入れる。
3.黄身に爪楊枝で10ヶ所以上穴をあける。破裂防止。
4.軽くラップをして電子レンジにかける。600ワット1分から始めて、様子を見ながらお好みの固さになるまで20秒ずつ加熱する。
お手軽たまご雑炊
◆材料◆
・ご飯 茶碗軽く1杯くらい
・卵1個
・水150cc
・めんつゆ(2倍濃縮)大2
◆作り方◆
1.ご飯と水を混ぜる。ご飯がぱらぱらになるように。
2.めんつゆを入れてよく混ぜる。
3.電子レンジ600ワット2分加熱する。
4.3に卵を割り入れて、卵を崩すように混ぜる。混ぜすぎ注意!
5.電子レンジ600ワット1分加熱。取り出して軽くかき混ぜ、再び600ワット1分加熱。
マグカップDE電子レンジ茶碗蒸し
◆材料◆
・卵 1個
・水 適量
・ほんだし 小1/3
◆作り方◆
1.小さめのマグカップに卵を割り入れて、よくかき混ぜる。
2.ほんだしと水(カップ7分目くらい)を加えて、さらにかき混ぜる。
3.ラップをふんわりかけて、レンジ弱(150~200ワット)か解凍モードで6~7分加熱。
4.様子を見て30秒~2分くらい追加熱する。
油揚げの卵巾着
◆材料◆
・油揚げ 1枚
・卵 2個
・めんつゆ(3倍濃縮) 大2
・水 大4
◆作り方◆
1.油揚げを半分に切り、菜箸を寝かせてコロコロ押し付けるように転がしてはがしやすくし、穴が開かないように注意しつつ中を開いて袋状にする。
2.湯飲みなどの小さな器に袋状になった油揚げを立てて、その中に卵を割り入れる。
3.上から黄身に楊枝で数か所穴をあけ、油揚げの口を爪楊枝で留める。
4.深めの耐熱容器に巾着を入れ、めんつゆと水を回しかける。
5.軽くラップをかけ、電子レンジ500ワット3分加熱。様子を見ながら10~30秒ほど追加熱。
ゆで卵じゃない!レンジで作る簡単タマゴサンド
◆材料◆
・卵 1個
・牛乳 小1~2
・塩こしょう
・マヨネーズ
・マスタード
・サンドイッチ用食パン
◆作り方◆
1.耐熱容器に卵を割り入れて、牛乳、塩こしょうを加えてよく混ぜる。
2.電子レンジ600ワット30秒加熱。取り出してフォークで切り混ぜる。
3.もう一度600ワット30秒加熱。
4.マヨネーズ、マスタードなどお好みの味付けをして、サンドイッチ用パンにはさむ。
いかがでしたか?電子レンジの特徴と卵の特徴を知り、そのふたつを組み合わせた時に注意するべきポイントをきちんと押さえれば、電子レンジで卵の料理が簡単にできちゃうんですね。忙しい時の強い味方、電子レンジと卵。上手に活用して、時間がない時でも美味しく栄養のある食事をとるよう心がけたいですよね。
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