まさにイタリアンの組み合わせ!トマトとバジルのパスタレシピ特集!
2016/02/26
o-chandesu
ジューシーな食感と甘酸っぱい味わいが堪らない「トマト」。そのままはもちろん、炒めたり煮込んだりしても美味しいですよね。美味しいとつい何個も食べたくなるトマトですが、食べ過ぎは身体によくないと言われています。ここでは効能や食べ過ぎによる影響をご紹介します!
真っ赤な色が特徴のトマトですが、実はトマトはナス科の植物で、「ナス科トマト属」に分類されています。
原産地はアンデスの高地と言われており、16世紀になってジャガイモと共にヨーロッパに渡ってきました。トマトが伝わってきた当時は、毒を持った植物であると思われていたため食用ではなく観賞用として好まれていたのです!ですが19世紀になると食用として普及し、各地で栽培が盛んに行われました。現在では、スペインやイタリアなどの国は「トマトがなければ料理ができない」などと言われるまでになっているのです。
トマトは、βカロテンという成分を多く含んでいます。
これは、体内でビタミンAに変換されることで皮膚や粘膜の保護・強化に繋がり、ウイルスが侵入しやすい鼻や喉の粘膜を強化することで風邪を引きにくくしたり、インフルエンザに罹りにくくしてくれるのです。その他にも、肺などの呼吸器系統を守る作用があることも判明しています。
トマトには「リコピン」という成分が含まれていますが、これは強い抗酸化作用があることで知られています。
この強力な抗酸化作用は、生活習慣病の原因の一つと言われている「体内の活性酸素の増加」を抑える働きがあるのです。さらに、リコピンは悪玉コレステロールを分解する力も持っているので、コレステロールの酸化や活性酸素によって起こる「血栓」の分解に役立ってくれます!ある研究ではリコピンの血中濃度が高いと脳卒中のリスクが55%、脳梗塞のリスクが59%低下したという報告もあるんですよ。
トマトにはカリウムが含まれています。このカリウムという成分には、体内のナトリウムを排泄し血圧を下げる働きがあります。
またカリウムだけではなくトマトには「ルチン」という成分も含まれており、この成分も血圧を下げる効果があるため、高血圧の方におすすめの食材なのです。さらに、トマトの果汁には脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす「13-oxo-ODA」というリノール酸が含まれていることが発見されました。このリノール酸を摂取することで、肝臓で脂肪燃焼に働くタンパク質が多く作られ、血糖値が低下し脂肪を燃えやすくしてくれるのです。
驚くことにトマトには飲酒後のアルコール濃度を下げる効果があることが判明しました!
飲酒するときに、一緒にトマトを食べると血中アルコール濃度が3割ほど低下するという実験結果が出たのです。また、濃度が下がるだけでなく、アルコールが完全に分解される時間も速くなることも判明したのです。これは嬉しい効能ですよね。
旬の季節のはさらに甘くて美味しくなるトマト。好きな人はご飯や間食にと一日に何個も食べてしまいますよね。そんなトマトの食べ過ぎは身体に悪いのでしょうか?
実はトマトは漢方医学的に見ると体を冷やす「陰性」に分類されます。そのため食べ過ぎることで、内臓が冷えお腹を壊すことに繋がりやすいと言われています。ですが、生のトマトは体を冷やす陰性ですが、火を通すと体を温める「陽性」に変化するため、加熱したトマトを食べたほうが冷えるリスクを減らせるのです。また生のトマトを食べ過ぎると体が冷え、代謝が悪くなり太りやすくなると言われており、トマトの食べ過ぎは身体に良い影響を与えないと考えられます。
トマトを食べ過ぎると「肌が黄色くなる」という症状が出る場合があります。
この症状は特にトマトジュースを飲み過ぎた場合に起こりやすく、カロテノイドの過剰摂取で起こるとされています。食べたり飲むのをやめれば元の肌に戻るのですが、好ましくない症状ですので食べ過ぎには注意しましょう。
生のトマトは内臓を冷やす作用があり、食べ過ぎると下痢になる可能性があります。また、トマトは水分も多く含まれているのでこれも腹痛を起こし、お腹を壊す原因になると考えられるのです。沢山食べたい場合には、加熱したトマトを食べるようにしましょう。
トマトはカロリーでみれば、とても低カロリーな食品です。そのためダイエットをしている方などは食べ過ぎてしまうこともありますよね。
ですが、生のトマトは体を冷やす作用があり大量に食べると内臓が冷え、代謝が低下することが考えられます。代謝が下がる分太りやすい身体になってしまうので、食べ過ぎには注意しましょう。
カリウムの過剰摂取と言っても、健康な方は心配はありません。
一日のカリウムの摂取量は一般的に3500mg以内が良いとされていますが、これはトマトを8個ちょっとを食べる量に当たります。健康な方はこの数字をさほど気にする必要はありませんが、腎不全などの疾患を持ちカリウム制限がある方にはとても重要です。特定の疾患がある方は食べ過ぎにならないよう注意しましょう。
トマトにはシュウ酸という成分が含まれていますが、これが体内のカルシウムと結合するとシュウ酸カルシウムをいう物質が出来上がります。これは胆石の原因にもなる物質で胆石の他にも、尿管結石や腎臓結石になる可能性もあるのです。トマトの食べ過ぎは控えたほうが安全だと言えるでしょう。
瑞々しく甘酸っぱいトマトは、栄養価が高く身体に嬉しい効能がぎゅっと詰まった野菜です。ですが食べ過ぎてしまうと、太りやすくなったりとせっかくの効能を台無しにしてしまうのです。食べ過ぎに注意して美味しく頂ましょう!
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