おかずにも!おつまみにも!パスタにも!いろいろ使える青じそレシピ
2015/10/24
どんぐり3
2016/11/09 更新
パンを油で揚げた「揚げパン」。学校給食でもよく登場しましたよね。そんな懐かしの揚げパンをお家で簡単に作れるレシピを紹介します。中国やインド、ハワイなど、世界各国の色々な揚げパンレシピも紹介しています。ぜひ試してみてくださいね。
学校給食で人気の高かった物と言えば、カレーに次いで「揚げパン」が挙げられるのではないでしょうか。給食に出てくる揚げパンとは、コッペパンを油で揚げてきな粉などをまぶした甘い物でした。学校でお菓子を食べられるようで、好きだった人も多いでしょう。では、なぜ給食に揚げパンが登場するようになったのでしょうか。
公立小学校に勤務する調理師が昭和27年に揚げパンを作り、学校を欠席した子供の家に届けさせたことがきっかけだといわれています。学校給食コンクールでの優勝経験もあるこの調理師は、作ってから時間が経過して硬くなってしまったパンをおいしく食べられるようにと考え、揚げパンを作ったようです。
揚げパンは、学校を欠席した子がパンを美味しく食べられるためにと考えられたものだったのですね。調理師の優しさを感じます。きな粉や砂糖の優しい甘さは、その日1日をハッピーにしてくれたものです。
そんな優しさあふれる揚げパンですが、世界にはコッペパンを使っていない揚げパンもたくさんあります。油で揚げたパンは全て揚げパンですものね。今回は、色々な揚げパンのレシピを紹介していきます。
色々な揚げパンレシピ① 給食の揚げパン
やっぱり揚げパンと言えばこれ!懐かしの味をご家庭で。
コッペパン 2本
きな粉 20g
砂糖 10g
油 適量
【1】揚げる
160℃の揚げ油でコッペパンを揚げます。表10秒、裏10秒程度でOKです。
【2】きな粉をまぶす
バットにきな粉と砂糖を入れて混ぜておきます。揚げたコッペパンをバットに入れ、きな粉を全体にまぶしたら出来上がりです。
日本で揚げパンと言うと、これをイメージする人が大半ですね。言うなれば「揚げパン日本代表」です。砂糖を混ぜたきな粉の素朴な甘みが、あの頃の記憶をよみがえらせます。懐かしの味をぜひご家庭でも味わってくださいね。
色々な揚げパンレシピ② 中国の揚げパン
お近くの国、中国にも揚げパンがあります。中国の揚げパンは「油條(ヨウティアオ)」と言うそうです。
強力粉 150g
ベーキングパウダー 1g
重曹 1g
塩 3g
水 100㏄
油 適量
【1】こねる
ボウルに粉類を入れて混ぜ合わせます。水を加えてこねます。生地が手につかなくなったら、ひとまとめにし、ラップをかけて30分ほど寝かせます。
【2】一晩おく
寝かせた生地を少しこね、表面が滑らかになったら1㎝の厚さに伸ばします。その後、三つ折りにして、油を塗ったバットに置きます。ラップをかけて冷蔵庫で一晩おいておきます。
【3】切り分ける
生地を8等分に切り分け、2つを重ねます。真ん中を菜箸でグッと抑えて形をつけます。裏側も同様に形をつけましょう。
【4】揚げる
両端を引っ張りながらねじったら成形完了です。170℃の油でこまめに転がしながら揚げていきます。色よく揚がったら半分に切って完成です。
中国の揚げパンはおかゆや豆乳などと一緒に出てくることが多いそうです。サクサクの揚げパンは温かなおかゆとの相性が抜群なのです。生地はしっかりと寝かすのがこのレシピのポイントです。時間はかかりますが美味しいので試してみてくださいね。
色々な揚げパンレシピ③ インドの揚げパン
インドの揚げパンは「プーリー」と言います。インドカレーとの相性は間違いなしです。
全粒粉 1/2カップ
薄力粉 1/2カップ
塩 小さじ1/2
植物油 大さじ1
水 1/2カップ
油 適量
【1】こねる
粉類と塩をボウルに入れて混ぜ合わせます。植物油も混ぜたら、水を少量ずつ加えます。よくこねたら30分ほど寝かします。その後、ゴルフボール位の大きさに丸めていきます。
【2】揚げる
生地を薄く伸ばしていきます。熱した油で揚げます。生地がぷっくりと膨らんできます。両面が程よく色づいたら出来上がりです。
インドの揚げパン「プーリー」のレシピです。ぷっくりと膨らんだ形が愛らしいですね。プーリーは、チャパティやナンなどと同じく、カレーとの相性が抜群。ぜひ一緒に食べてもらいたいです。
色々な揚げパンレシピ④ ハワイの揚げパン
ハワイの揚げパンは「マラサダ」と言います。グラニュー糖をまぶしてめしあがれ。
強力粉 100g
薄力粉 45g
片栗粉 15g
コンデンスミルク 60g
卵黄 1個分
ぬるま湯 100cc
ドライイースト 3g
油 適量
グラニュー糖 適量
【1】混ぜる
コンデンスミルク、卵黄、ぬるま湯、ドライイーストを混ぜます。オーブンの発酵機能を使い、40℃で30分ほど発酵させます。ブツブツが出てくればOKです。
【2】こねる
粉類を合わせておきます。【1】と粉類を混ぜて15分ほどこねます。ひとまとめにしたらラップをかけ、40℃で40分ほど発酵させます。
【3】成形
生地が2倍程度に膨らんだら、手で押して空気を抜きます。5等分に切り分けて成形します。クッキングシートの上に乗せ、ラップをかけて40℃で30分発酵させます。
【4】揚げる
170℃の油で1分程度揚げます。きつね色になったらOKです。熱いうちにグラニュー糖をまぶして完成です。
マラサダは元々はポルトガルで生まれたお菓子で、移民によってハワイに伝えられたそうです。今ではハワイのローカルお菓子として人気の揚げパンになっています。日本でも食べられるお店が出てきているようですよ。
色々な揚げパンレシピ⑤ ロシアの揚げパン
こちらは有名なので知っている人が多いでしょう。ピロシキのレシピです。
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ2
塩 ひとつまみ
砂糖 20g
油 20cc
牛乳 90cc
お好みの具材 適量
【1】こねる
粉類をふるいにかけます。牛乳、油を入れて混ぜます。固まってきたら生地が滑らかになるまでこねて、ひとまとめにします。ラップをかけて冷蔵庫で1時間寝かせます。
【2】包む
打ち粉をして生地を細長く伸ばし、8等分に切り分けます。生地を丸く伸ばし、お好みの具材を包んでいきます。中身が出ないように端をくるくると巻いておきます。
【3】揚げる
170℃の油できつね色になるまで揚げたら完成です。
ロシアの揚げパン「ピロシキ」は、パン屋さんでも置いてあるところが多いですね。中の具材を好きに選べるので、おやつにも軽食にもぴったりです。
今回は色々な揚げパンレシピを紹介しました。懐かしの味から世界の味まで、揚げパンはバリエーション豊富です。お家で揚げたてを楽しみましょう。
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