2016/02/27
にゃに
カフェオレやココア、スープなどに絶対必要な牛乳。料理にも使いますし、もちろんそのまま飲んでも美味しいですよね。そんな牛乳ですが、特にダイエットをしている人には太る飲み物なのかは気になりますよね。そこでここでは牛乳は太るのかという疑問から効能などをご紹介します!
今では当たり前に購入でき、飲まれている「牛乳」。そんな牛乳はいつから飲まれるようになったのでしょうか?
牛乳の文化の始まりは紀元前6500年頃、トルコなどで家畜として飼われていた牛が発祥と推定されています。その牛乳が日本に伝わり利用され始めたのは6世紀頃と言われ、当時牛乳と仏教は深い関係にあったため、仏教が日本に伝えられたのと同時に牛乳も日本に伝えられたのです。
日本に牛乳が伝えられてからしばらくは、乳製品は貴族の間でのみ取引され、滋養強壮剤として大切に利用されていました。奈良時代から平安時代にかけての三宮(天皇・皇后・皇太子)に供御した牛乳の量は1日約5.7リットルという記録もあり、この時代の天皇家ではかなりの量の牛乳が使われていました。ですが、平安末期になると牛乳は使われなくなり代わりに大豆で出来た納豆や味噌などが好まれはじめたのです。
再度牛乳が使われ始めたのは、徳川吉宗の時代でした。吉宗は馬術に興味を持ち、馬の医療用に牛乳やバターを使ったため、白牛雄雌3頭を購入し日本に輸入しました。
この時に輸入した牛が繁殖し、酪農の元祖ともいわれる嶺岡牧場ができたのです。この頃、牛乳は肺結核に効く妙薬と言われとても重宝されていました。妙薬として話題になるころには、一般庶民にも牛乳の効能が伝わり広まっていったと言われています。
普通牛乳の場合カロリーは、100gで約67kcal、200mlのパックだと重量は206gなのでカロリーは約138kcalとなります。
他のジュース類と比べてみると、コーラは200mlで約90kcal、カルピスは200mlで約96kcalなので牛乳は比較的高カロリーとも言える飲み物です。カロリーだけで見るとジュース類よりも牛乳は太る可能性が高そうで心配になりますよね。しかし、牛乳は必要栄養素であるカルシウムやビタミンB12などを手軽に摂取でき、そのうえ他の飲み物に比べて腹持ちも良いという素晴らしい特徴があります。
カロリーだけを見ると比較的牛乳は高カロリーな飲み物です。ですが牛乳は毎日飲むという人も多いですよね。そこで牛乳は太る飲み物なのかをご紹介します!
太るのを避けたい場合、まず考えることは「摂取カロリーを減らす」ことですよね。カロリーの高い食品は、エネルギーとして消費しきれず体内に脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、低カロリー食品やカロリーゼロの飲料などを選ぶようになり、カロリーが高めの食品は避けるようにしますよね。ここで迷うのが牛乳です。牛乳は栄養価も高いので摂り入れたい食品ではありますが、カロリーが高めなので太る、飲まない方がいいという考えが一般的でした。ですが最近の調査で、牛乳は太る飲み物ではないという調査結果が出たのです!
実は最近の調査で「牛乳は太る飲み物」は間違いであり、逆にダイエットを手助けしてくれる飲料であることがわかったのです!
太るのを避けるために一番大切なのは、食べ過ぎたり間食をしないことです。でも空腹を我慢するのはとっても辛いですよね。ここで牛乳が役に立つのです!牛乳には動物性タンパク質やカルシウムなど様々な栄養が含まれていて、これらが体内に入ると胃が膨らみ空腹感を和らげてくれるのです。また腹持ちもいいため、満腹感を得やすいという特徴もあるんですよ。小腹が空いた時に牛乳を飲めば、間食を抑えられ摂取カロリーも少なく済むので結果、太ることを抑制してくれるのです。
牛乳は腹持ちがよく、ダイエットにも使えるとご紹介しましたが他にも嬉しい効能が沢山あるのです!「最近太ってきた」「太るのは嫌」などと悩んでいる方にも役立つ効能ですよ。
牛乳には、良質のたんぱく質が豊富に含まれています。これらのたんぱく質が質の良い筋肉を作り、質のいい筋肉が増えることで身体の基礎代謝が上がり太るのを防いでくれます。基礎代謝が上がることで疲れにくい身体が作られ、より健康的な活動が可能になるのです!また、運動後に牛乳を飲むとより効果的です。運動後の身体はエネルギーを求めているのでそこに牛乳を補給してあげると筋肉が更に成長し、脂肪燃焼効果を発揮してくれます。
安眠効果
これは有名な効能ですが、牛乳には安眠効果が期待できます。安眠に対する効果を発揮する物質をセロトニンといいますが、牛乳にはこのセロトニンを生成するための「トリプトファン」をいう物質が多く含まれています。
このことがセロトニン生成に繋がり安眠効果発揮すると考えられています。さらに、牛乳にはカルシウムという成分も含まれていて、これは気持ちを静める効能があるため相乗効果されることでより安眠効果が期待できるのです。
牛乳は血行促進にも効果的とされています。特に温めた牛乳には血流量を増やし、免疫力を高める効果があります。病気にかかりやすい時期や病気をしがちな方は積極的に飲むとより効果的ですよ。
月経痛を和らげる
女性なら一度は経験がある辛い月経痛。特に近年では若い女が酷い月経痛で悩まされているという調査結果も出ています。
そんな辛い月経痛を牛乳が和らげてくれるという報告があるんです。牛乳にはa-ラクトアルブミンというタンパク質が含まれており、このたんぱく質には月経痛を緩和・改善させる効果があるという報告がされました。これは女性には嬉しい効能ですよね!試す際には一度に沢山飲むのではなく、少量ずつ飲んでいくのがお勧めですよ。
牛乳を飲むことは健康に良く、不足しがちな栄養も身体に摂り入れることができる嬉しい飲み物です。でもだからと言って飲み過ぎると不調の原因になってしまうので注意しましょう。
本来、日本人をはじめとしたアジア人は乳糖分解酵素をあまり持っていないため消化吸収されにくいと言われています。これを「乳糖不耐症」と呼び、分解酵素が体質的に分泌されにくい人のことを言います。牛乳を飲んでお腹を壊すという人は、牛乳に含まれている糖質を体内で吸収できていないのです。ですので、牛乳でお腹が痛くなる人は飲みたいときは温めて飲んだり、乳糖が少ない牛乳に切り替えましょう。普段は全く平気な人でも、その時の体調や飲んだ分量によってお腹を壊すこともあるので飲み過ぎには注意してくださいね。
高カロリーな牛乳は太ると思われていましたが、本当は太るのを抑制する効果があったのです!小腹がすいた時もお菓子を食べるよりは牛乳をコップ一杯飲んだ方がお腹は満たされ、カロリーも抑えられますよ。是非これを機に健康にいい牛乳を飲んでみてください!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局