おかずにも!おつまみにも!パスタにも!いろいろ使える青じそレシピ
2015/10/24
どんぐり3
いろいろな具材の入った筑前煮は和食の煮物の中でも人気のレシピです。人気の筑前煮レシピをマスターすることで和食上手への一歩を踏み出しましょう!人気レシピのコツ・ポイントを調べてプロセスごとにまとめて丁寧に解説してみました。
筑前煮とは福岡県の地方で好んでよく作られていた地方料理で、旧国名の「筑前」から名付けられました。筑前地方では地名で呼ばずに「がめ煮」と呼ばれているそうです。
定番の具材は鶏肉とごぼう・人参などですが、とくに決まりはありませんが、方言の「がめくりこむ(寄せ集める)」が由来だと言う説もあるくらいなので、たくさんの具材を使用します。筑前煮の特徴は、醤油と砂糖で甘辛く煮付ける前に具材を油で炒めること、これが他の煮物との一番の違いとなっています。
彩りよく華やかなことからも、おせちのお煮しめとしても人気があったり、お食い初めの一品にも並ぶことがあり、お祝いの席に重宝する煮物のひとつです。
もちろん普段の食卓のおかずでも人気のある筑前煮は、マスターしておいて損のない基本の和食のひとつです。
筑前煮はさまざまな具材たちから旨味やだしがでるので、具材によって味わいも変わってきます。旨味がたりないと思ったら根菜やきのこなど旨味の多い具材を追加してみましょう。
基本の鶏肉・ごぼう・人参の他に人気の具材は、れんこん・里芋・干し椎茸・こんにゃくです。彩りには絹さややインゲンが人気ですが、グリンピースを入れることもあったりと「我が家の筑前煮」があるのも筑前煮の人気のひとつかもしれませんね。
筑前煮における完成度は下ごしらえの丁寧さで左右されます。人気の筑前煮レシピはどれも下ごしらえをきちんとしています。ちょっとした手間をかけるだけで見た目も味もぐぐっとランクアップする下ごしらえの仕方を、人気レシピからまとめました。
鶏肉は下味をつけておく
筑前煮の鶏肉は他の具材と大きさをあわせて切り、醤油・酒で下味をつけておきます。
ごぼうは水にさらしてあくをぬく
泥をおとして皮をこそいだごぼうは斜めにそぎ切りか乱切りにし、水にはなしてあくをぬいておきます。れんこんを使う場合も同じように水にさらしておきましょう。
里芋は皮をむいて下ゆでをする
里芋の皮をむいて水気をきり、塩(200gにつき大さじ1程度)をもみ込みます。流水で里芋をこすりあわせ塩とぬめりを洗い流したら鍋に水とともに入れ、沸騰してから弱火で2~3分ゆで、ぬめりを流水でよく洗い流します。
こんにゃくは手かスプーンでちぎる
筑前煮に限らず多くの煮物のレシピでは、こんにゃくは切り分けるのではなくちぎるようにします。その後塩をもみ込んで臭みのもとの水分を出し、熱湯でさっとゆでておきます。
干し椎茸は戻しておく
筑前煮レシピで干し椎茸を使う時は、戻し汁を、煮込む際の水分として置き換えて使います。
絹さやは塩ゆで
彩り用の絹さやは、塩ゆでしておき、味が決まったあとに散らします。ゆでたあとに切り込みをいれる飾り切りも華やかさがアップするので人気です。
どの人気レシピにも共通のポイントは「材料の大きさを揃える」ことです。レシピ通り下ごしらえをしっかりし、大きさを揃えた具材にすることで、味の仕上がりにも見た目にもおいしい筑前煮になります。
筑前煮の人気レシピはどれも基本にのっとった手順のレシピです。下ごしらえさえ済んでしまえば、じっくりと炒めて煮合わせるだけ、と一見簡単なレシピですが、人気レシピ共通のコツを守ることでさらにおいしい筑前煮に仕上がります。
まず炒めるのは鶏肉から
鍋に油をひいて、鶏肉を皮を下にして炒めます。レシピのポイントは、半端に熱した状態で動かしてしまうとくずれてしまうので、表面がしっかり焼けるまで動かさないことです。きれいに鍋底から離れるようになったらへらで炒め始めましょう。
火の通りにくい順に炒めていく
鶏肉の色が変わったら、人参・ごぼう、こんにゃく・れんこん、と火の通りにくい順に鍋に入れて炒めていきます。
調味料を入れて煮込む
火の通りにくい具材に油がまわって、表面が透き通ってきたら、椎茸や里芋とともに椎茸の戻し汁や醤油、酒、砂糖などの調味料を加えます。
具材の下ごしらえ、炒め合わせが終わったらいよいよ味付けです。筑前煮の味付けは醤油・砂糖やみりん・酒で行います。人気レシピの分量をご紹介します。
美味しい筑前煮のレシピ
(5〜6人分)椎茸の戻し汁100ml(足りない場合は水をたす)
醤油大さじ6
酒大さじ5
みりん大さじ4
こちらの人気レシピでは炒め合わせたあと調味料と椎茸の戻し汁を全て入れ、落としぶたをして中火で煮込みます。何度か上下を変えながら全ての具材に火が通ったら、落としぶたを外して弱火で照りが出るまで煮詰めます。
ほっこり煮物*うちの筑前煮
(4人分)だし汁
砂糖大さじ2・酒大さじ2
醤油大さじ2
みりん 大さじ1
こちらの人気レシピでは、炒め合わせたあと、まずだし汁を入れ沸騰させてアクをとってから砂糖・酒を入れて落としぶたをして10分ほど煮ます。その後醤油を加えて具材が柔らかくなるまで煮、最後に絹さやとともにみりんを入れて照りを出しています。
どちらのレシピも落としぶたをして煮込むことで均一に味をつけて具材に火を通し、最後に照りをつけて見目よく仕上げています。
具材が自由な筑前煮は、いろいろなアレンジレシピがあります。その中でも特長ある人気のアレンジレシピを参考にご紹介します。食べる方の好みに合わせた筑前煮レシピを作って「我が家の人気筑前煮」を作ってくださいね。
さつまいもと鶏団子の筑前煮
甘みがおいしいさつまいもと旨味もアップ!の鶏団子の筑前煮です。子供にも人気の具材なので、行楽弁当などにも人気のレシピです。
洋風筑前煮
基本の作り方は同じで、具材にセロリやパプリカ・マッシュルームなどを入れ、少々コンソメを入れた変わり筑前煮です。歯ごたえにも香りにもメリハリがつくので、いつもの筑前煮にマンネリを感じている方に人気のレシピです。
筑前煮風ピリ辛煮
具材を炒める際にごま油と鷹の爪を使い、だし汁・砂糖大さじ1・みりん大さじ1・しょうゆ大さじ4と、辛めの味付けに仕上げた筑前煮も人気です。甘い煮物が苦手な方や、お酒のおつまみにも人気のレシピです。
ご紹介したレシピでの筑前煮ならお弁当からおもてなしまで大活躍まちがいなしです!ぜひレシピのコツをマスターして、おいしい筑前煮を作ってください。
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