こんにゃく入りでボリュームUP!ヘルシーきんぴらごぼうのレシピ集
2016/03/18
abimi
寒い季節にうれしいおでん。地域や好みによって種もさまざまですが、その中でも今回はこんにゃくにスポットを当ててみました!家庭でおでんを作る際の「味がしみない」「硬くなる」などのこんにゃくの悩みの解消方法を調べました♪めざせお店のおでんのこんにゃく!
おでんは地域によって汁の味付けもさまざま、そして牛すじが入ったりちくわぶが入っていたり、みそだれに付けて食べたりと、同じ名前ながら地域色の豊かな料理です。
そんなおでんに全国で共通して入る具のひとつに、こんにゃくがあります。
もちろんおでんのこんにゃくが大好きな人も多数いると思います。しかし、家庭でおでんを作るときに、こんにゃくが上手く仕上がらないという悩みも多いようです。
悩みとしては「味がしみ込まない」「硬くなる」の二つが主だと思います。
そこで今回はおでんのこんにゃくをおいしく仕上げるための手順を詳しく調べてみました。
板前さんがお店で行う正統派と、手軽に仕上げる楽チンバージョン、どちらも他のこんにゃく料理にも応用が利くものなのでぜひ試してみてくださいね!
こんにゃくと練り物
だしがでるわけでもないこんにゃくですが、おでんに入ることで練り物がよりおいしくなることをご存知ですか?
こんにゃくに使われている凝固剤の石灰がタンパク質に働き、練り物のもちもちした食感をよくするのです。
ですのでさっと煮でおでんを作りたいときもこんにゃくの周りに練り物をいれると、より練り物の食感がよくなるのでおすすめです。
汁から浮いている部分はどんどん乾燥してしまいます
おでんにたっぷり種を入れたくなる気持ちはわかりますが、おでんの種はしっかり汁に浸して煮込んでください。余裕があるなら種が泳ぐくらいの汁で煮てください。
おでんの煮崩れや煮詰まり、種の風味が死んでしまう原因に、ぐらぐら煮立ててしまうことがあります。おでんは土鍋を使って極弱火で作ればゆっくりと火がはいるのでそういった失敗知らずでおいしく仕上がります。
長く煮込みすぎない・ぐらぐら沸騰させない作り方ならば大根の面取りも不要です
また、おでんは時間をかければかけるほどおいしいと思われがちですが、それぞれの種に火が入って味がしみたあとのそれ以上の煮込みは、逆に味が汁に逃げ出したり食感が悪くなったりします。火が入りにくい、味がしみにくい順に入れていき、練り物は最後に温め直すときに入れるくらいでちょうどいいのです。
おでんを作る際の正統派のこんにゃくの下ごしらえは、
1.大量の塩で塩揉みして5分ほどおく
2.そのままお湯にいれ3分ほどゆでて火を通す
3.ざるにいれて冷ます
その後、おでんの鍋に最初の方で入れます(味がしみにくい食材の1つです)
隠し包丁は浅く両面にいれるのがベストです
形も好きずきですが、大きめの場合は隠し包丁を入れることで味がしみやすく、食べやすくなります。こんにゃくで「味がしみにくい」と感じる原因は歯ごたえがあることで「味を感じにくい」ことも関係しているので、噛みやすくすることでさらに味を感じやすくもなります。
汁に浸けて半日おきましょう
根気よく火の番をする時間がない時はこの楽チンなこんにゃくの下ごしらえが役に立ちます♪こんにゃくを隠し包丁をいれて汁に浸けて半日おくだけ!おいしいこんにゃくならば火をいれずに下ごしらえが完了します。煮込む時間も必要ないのでおでんの鍋でも温まったら完成!加熱し過ぎて硬くなることも防げます。
こんにゃくの独特の臭みが気になる方は沸騰したお湯で軽く下ゆでして臭みをとってから汁に浸けます。こちらの方がこんにゃくに含まれる水分が抜けるので味もよくつきます。
小さなお子さんにも食べやすいこんにゃくになります
また、隠し包丁が面倒な方は、小さめに手かスプーンでちぎると味のなじみがよくなります。絵に描いたようなおでんのこんにゃくにはなりませんが、食べやすく味もしみやすいのでおすすめです。
練り物は一番最後に温める程度
火のはいりにくいものから順に入れて煮込んでいくことをポイントとしてご紹介しましたが、うまく均等に煮上がるようにできないこともありますね。とくにこんにゃくなど味がしみてほしい種がまだ煮足りない場合は、練り物を入れる前にしっかり煮込んであげてください。
また、種の火の通りは十分だけど味がしみていないという場合は煮込み続けず練り物を入れる前に冷ましてください。おでんは冷める工程で食材に味がしみ込んでいきます。時間のある方は一度冷ます工程をいれることでおでんの味がぐっと深まります。
こんにゃくはおでんの具の中でも、見た目と食感にアクセントを生み出す存在です。好きな方はもちろん、特に好きでなくてもおでんというと入れてしまう人も少なくないのではないでしょうか?
せっかく入れるならばおいしくいただきたいものです。ちょっとしたひと手間でほくほくでしっかり味のしみたこんにゃくが楽しめますので、次のおでんの機会にぜひ試してみてください♪
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局