2016/04/24
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小松菜はほうれん草よりも鉄分やカルシウムをたっぷり含む、栄養満点のお野菜です。そんな小松菜を美味しく食べる決め手は茹で時間!部位ごとに茹で時間を工夫すれば、プロ顔負けのシャキシャキとした食感が自宅でも再現できるんです。今回は小松菜料理の基本をご紹介します。
豊富な鉄分とカルシウムを含み、栄養価の高い野菜として知られる小松菜。味もとっても美味しくて食卓に彩りを添える名脇役として人気ですね。小松菜を上手に使えたら、ワンランク上の家庭料理になりますよ~♪
小松菜は冬に旬を迎え、その頃はほうれん草の約5倍のカルシウムを摂れる優れた野菜です。骨粗しょう症の予防にばっちりで、骨を丈夫にする働きがあるんです。
もちろん美味しいのは冬だけではありません。一年中を通して味わうことができるポピュラーな野菜で、茹でていただく食材として知られています。
ところが、実際に調理する時にどれくらい茹でればいいのかは意外と知らないものです。なんとなくクタクタになるまで茹でていたり、5分くらい茹でればいいと根拠もなく考えていたりしませんか? 今回はそんなお悩みを解消するため、小松菜を使ったことがないという方にも分かりやすく茹で時間を解説します☆
小松菜を美味しくいただくコツは、なんと言っても茹で時間です。どれくらいの茹で時間で小松菜を調理すれば良いか知っておくと、素材の魅力をもっと引き出すことができます。
茹で時間をきちんと意識せず、毎回なんとなく茹でて、茹で時間がバラバラに……これではなかなか小松菜料理が安定しません。ベストな茹で時間はなんとたった1分未満でいいんです。
まずは下ごしらえです。
茹でる前に、小松菜を流水でたんねんに洗いましょう。
根元に土がたまりやすいので、よく開いて、特に丁寧に洗うことをおすすめします。
小松菜の根元の、茎がバラバラにならないくらいのところを切り落とします。
根がついていたらそれも一緒に切ってしまって大丈夫です。
根元は火が通りにくいため、包丁を使って根の中心に浅く切り込みをいれましょう。
3mm程度でOKです。こうすることで火の通りがよくなります。
お湯はたっぷりと、よく沸騰させましょう。約2リットルのお湯に対し、小さじ1の塩を加えます。
葉を持って、根元からお湯に入れていきます。この時、小松菜の根元によく火が通るように、5~10秒ほど動かさずにお湯につけたままにするのがポイントです。
菜箸で小松菜をお湯に沈めていきます。葉の部分まで完全にお湯に浸かるようにしましょう。
ここでの茹で時間はほんの10~20秒程度。一度に茹でる量にもよりますが、基本的にはサッと茹でれば大丈夫。葉の色が鮮やかになれば十分です。
正しい茹で時間で茹でた小松菜は、最後に冷水に入れてしばらく冷まします。こうすることでシャキシャキした食感を強める効果と、えぐ味の原因となるシュウ酸をなくすことができます。
適度に覚めたら、冷水から取り出して水分をしっかり切りましょう。
それから食べやすいサイズにカットします。使い道によって異なりますのでレシピにあわせてちょうど良いサイズに包丁を入れてください。
茹で時間を守ってサッと茹でた小松菜は、冷蔵庫で保存することができます。2~3日間なら問題なくシャキシャキの食感を維持できるので安心です。
よく水気を切って、タッパーに入れて保存してください。タッパーの底にクッキングペーパーを敷いておくと余分な水気を吸ってくれるので、より清潔で美味しさも長持ちします。
短い茹で時間でサッと固く茹でた小松菜は、冷凍保存の下処理がばっちり済んでいる状態です。水気を十分に切ったら冷凍用の保存袋などにいれて冷凍庫で凍らせましょう。
小松菜を調理する際の茹で時間わずか1分未満の処理は、このブランチングに相当します。冷凍前に正しい茹で時間でブランチングをすることで、小松菜表面の微生物を殺菌したり、冷凍によってうけるダメージを最小限におさえることができます。
茹で時間を意識して下ごしらえした小松菜は、冷凍することでビタミンCが大幅に増加するという研究もなされています。保存期間はだいたい1ヶ月程度ありますので、冷蔵より冷凍のほうがおすすめです。
いかがでしたか?
小松菜の食感を左右するのは、サッと茹でる1分未満の茹で時間がコツなのです。根元と葉の茹で時間に差をつけるというのも大事なポイントでしたね。
これでなんとなく茹で時間を決めていた日々から卒業ですね☆ 短い茹で時間のほうが美味しいという意識を守って、シャキシャキの歯ごたえとみずみずしい葉の柔らかさが織りなすハーモニーをぜひご堪能ください♪
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