もう市販の味噌には戻れない!手作り味噌を使った家庭の味レシピ5選
2016/06/09
morizow
冬場になるとたべたくなる、甘い味噌ののった真っ白でみずみずしいふろふき大根。ふろふき大根はゆっくりと炊く料理なので、難しそうに思われがちですが、とっても簡単!味噌のアレンジをきかせれば、冬場に何度も炊きたくなるようなふろふき大根です。
大根を厚く切って出汁で煮たものに味噌をつけて食べる日本料理のことを、ふろふき大根と言います。
ふろふき大根のふろふきとは風呂吹きと書き、寒い冬場に漆器を乾かす漆風呂で、大根のゆで汁を漆器に吹きかけると早く乾くところから、ゆで汁を取るためにゆでた大根のことをこのように呼ぶようになりました。
ふろふき大根の語源には、風呂を吹く人のようにして熱い大根を食べることからきているという説もあります。
ふろふき大根に添える味噌は、甘みをつけてゆずの皮などで香りを良くしたものを使います。
ふろふき大根の主役である大根の旬は冬場になります。ほかの時期でも栽培されますが、冬場の大根は糖度が増して甘みが強くなっています。
ふろふき大根にする大根は、きめの細かいみずみずしいものがおいしいので、全体に皮に張りがあり、持った時に重いものを選んでください。
また表面のひげ根の毛穴が少なく、なめらかなものがおいしいです。
カットされた大根は、その断面のきめが細やかなものが、ふろふき大根に適しています。
1.ふろふき大根の大根は、厚めに切るとおいしいです。3cmくらいの厚さにそろえて切ります。
2.皮は厚くむきます。
3.炊いているうちに角が崩れないように、あらかじめ面取りをしておきます。
4.裏になる面に、包丁の先で十字に隠し包丁を入れます。
1.鍋に出し昆布を10㎝ほど入れ、大根を並べます。
2.水を大根がかぶるくらいまで入れたら、中火で加熱します。
3.沸騰直前で火を弱めたら、あとは沸騰しない程度の火加減に気をつけながら、30分くらい、大根に竹串がスッと通るまで静かに炊きます。
味噌だれの分量
味噌 大さじ41/2
砂糖 大さじ6~7
酒 大さじ3
みりん
大さじ11/2
味噌だれの作り方
1.鍋に味噌だれの材料を混ぜ合わせ、少し弱めの中火にかけます。
2.沸いたらヘラで鍋底を混ぜながら3~4分ほど煮詰めます。
3.とろっとしたとろみがついたらできあがり。炊き上がった大根に味噌だれを乗せていただきます。
☆POINT☆
基本的な練り味噌の作り方です。ふろふき大根には一般的に甘めの練り味噌がよく使われます。焦がさないようにしっかりと鍋底から練ることと、白味噌ではなく、赤味噌や合わせ味噌で作るレシピです。
≪材料≫
鶏ひき肉 60g
味噌 大さじ5強
砂糖 大さじ3
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうが汁 小さじ2/3
≪作り方≫
1.ひき肉と酒を小鍋に入れて中火にかけ、ひき肉に火が通るまで混ぜながらいり煮して取り出す。
2.鍋を洗い、味噌、砂糖、みりんを入れて弱火にかけ、木ベらなどで練る。
3.全体につやが出たらひき肉を戻し入れて混ぜ、再び肉が温まったら、しょうが汁を加えて混ぜる。
☆POINT☆
淡白なふろふき大根ですが、肉味噌をあわせるとボリュームが出て、ごはんのおかずとしてもおいしく食べられます。ふろふき大根は水分が多いので、味噌はしっかりとした味付けにしてください。
≪材料≫
大根 (太め) 12cm分
昆布 (5cm角) 1枚
青ねぎ 2~3本
赤味噌 40g
一味とうがらし 適量
みりん
≪作り方≫
1.青ねぎは小口切りにして半量をすり鉢ですりつぶし、分量の赤味噌、みりん適量を加えて混ぜる。
2.やわらかく炊いた大根を器に盛り、味噌をかけたら残りの青ねぎを添えて一味とうがらしをふる。
☆POINT☆
ふろふき大根の味噌にねぎや一味を加えることで、ピリッと味が引き締まります。
≪材料≫
味噌 80g
柚子の皮のみじん切り 1/2個分
酒、みりん 各大さじ2
砂糖 大さじ1+1/2
≪作り方≫
1.鍋に味噌、柚子の皮のみじん切り、酒、みりん、砂糖を合わせて弱火にかけ、もったりするまでヘラで練り合わせる。
☆POINT☆
こちらは合わせ味噌で作ったふろふき大根の味噌ですが、これらの味噌だれを白味噌で作る場合は、甘さが強くなりすぎないように、砂糖やみりんの分量を加減してください。ゆずのほかにも、木の芽や大葉など香りのよいものをあわせると、ふろふき大根が一層おいしくなります。
ふろふき大根は案外簡単に作ることができるうえに、ふろふき大根の乗った食卓はなんとなくほっこりとした雰囲気になって、いいものです。冬場の大根の出盛りの時には、味噌だれにアレンジをきかせて、ふろふき大根を食卓の常連さんにしてください。
大根は消化にも良いですし、体があったまります。何より旬のものを食べるというのは、体にも心にも、お財布にも優しいのです。
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