2015/12/18
nadeshiko0103
2016/06/04 更新
日本ではあまりなじみのないルバーブジャムですが、ヨーロッパやアメリカではジャムの定番として親しまれています。ルバーブの栄養もさることながら、酸味のあるさわやかで良い香りのルバーブジャムは、お菓子作りに大活躍してくれます。
ルバーブは明治のころに日本に入ってきましたが、日本ではあまり広まることはありませんでした。
しかし特にヨーロッパではとてもとても人気があり、ジャムにしてお菓子にもよく使われています。
ルバーブはふきのような見た目をしており、赤くなった茎を食用にします。大きな葉はシュウ酸が多く含まれていますので、食用には適しません。
味は強い酸味があり、甘酸っぱい良い香りがします。
ルバーブには食物繊維とアントシアニンが豊富で、腸内環境を整え、活性酸素の働きを抑えたり、コレステロールを下げてくれる効果があります。
ルバーブは大きなスーパーでも手に入れることができますが、日本では冷涼な気候で良く育つため信州や北海道で栽培されることが多く、そのあたりに行くと野菜を扱っているところで買い求めることができます。
また最近はインターネットを利用して販売されていることも多くありますので、なかなか手に入りにくい場合にはネット販売を利用して購入するのが簡単です。
ルバーブジャムはそのままや、スコーンやタルトにも使われるほか、ルバーブジャムのパイとしてもよく利用されています。
ルバーブの茎の緑の部分から作ると緑色のジャムができ、赤い茎から作ると真っ赤なジャムができます。
緑の茎のほうが酸味の強い味がします。
強い酸味が苦手な方は、ルバーブを水に浸けておくことによって、酸味をやわらげることができます。
きれいに水洗いしたルバーブの茎は、しっかりと水を切っておきます。
ジャムを作るときは素材と砂糖の量が大切です。
砂糖をあまり少なくすると保存性も悪くなりますので、砂糖はルバーブの半量以上を用意します。砂糖をルバーブの同量まで増やせば、ルバーブジャムを長く楽しむことができます。
赤い茎を使うと、赤いジャムになります
ルバーブを1cmくらいに刻みます。
繊維がしっかりしていますが、皮を剥いたり筋を取る必要はありません。
刻んだルバーブはボウルか鍋に入れて、砂糖と混ぜ合わせます。
酸がありますのでステンレスかホーローの鍋を使います。
ラップをかけて、そのまま半日から一日置きます。
砂糖の働きで、ルバーブから水分がたくさん出てきたら、鍋を火にかけます。中火から弱火で、焦げ付かないように時々混ぜながら炊いていきましょう。
レモンを一緒に入れると、レモンの香りや酸味が加わってまたおいしいジャムになります。
レモンを使うときはお茶パックなどに種だけを入れて一緒に炊くと、取り出しやすく、レモンの種のペクチンが働き、とろみがつきやすくなります。
20分もするとルバーブが煮崩れて、とろっとしてきたらできあがりです。
すぐに使わないときは密閉容器に入れて冷蔵や冷凍で保存もできます。また煮沸消毒をした瓶で常温保存することもできます。
ヨーグルトのトッピングに
甘酸っぱい香りのルバーブジャムは、ヨーグルトにもよく合います。
緑のジャムでもかわいいですよ。
クラッカーに乗せて
クラッカーにクリームチーズと一緒に乗せると、簡単でおしゃれなおつまみになります。
マフィンの生地にルバーブジャム
マフィンの生地を混ぜたあとに、ルバーブジャムをさっくりと混ぜ合わせるだけですが、甘酸っぱい味がアクセントになって素敵なマフィンになります。
お手軽に冷凍パイシートを使って、定番のルバーブジャムのパイ
冷凍パイシートを伸ばした上に、ルバーブジャムを乗せます。
上から細長く切ったパイシートを格子状に乗せてオーブンで焼くだけ。
パイを切ると中からとろりとしたルバーブジャムがあらわれて、とてもおいしいパイです。
あまり見かけることのないルバーブジャムですが、最近では日本でも栽培農家が増え、市場にも出回るようになっています。
新鮮なルバーブが手に入ったら、ぜひルバーブジャムを作ってみてください。
朝食のヨーグルトやパンケーキに、おやつのマフィンやパイ、おつまみのカナッペなど、爽やかな酸味のルバーブジャムはいろんなお菓子によく合います。
いつものお菓子も、ちょっとおしゃれになりますね。
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